2011年07月30日

漫画『NIGHT HEAD ナイトヘッド』立野真琴 原作飯田譲治

超能力を有する霧原兄弟は、
人からも超能力者たちからも疎まれるはぐれ者。

兄霧原直人はサイコキネシス(念動力)を有し、
感情が高ぶると抑制が利かずに物などを飛ばし
人に危害を加えてしまう。



弟霧原直也はリーディング能力を有し、
人に触れるとその人の考えていることがわかる。
また未来予知などを行うことができる。
ただし、基本的に兄に対する依存心が高く、
兄もまた弟に対し過保護な態度をとることが多い。

幼少時から不思議な力を持っていた霧原兄弟を
親は持てあまし、施設(研究所)に預けられた。
研究所では子供たちの超能力を開花・進化させる
実験が行われていた。
超能力者である岬老人、彼らの保護者として
憎まれ役も買っていた御厨らによって
二人は外の世界を知らずに育った。
(結界が張られていて外に出られなかった)

そして15年の歳月が流れた。
岬老人が亡くなったことで、結界が解け、
二人は施設から出て行くことに成功。
しかし、必ずしも善意ばかりが溢れていない
世界に飛び出した二人に安息の日々は訪れない。
美形の霧原兄弟は自らの希望と関係なく
人々の興味を惹くことや嫉妬に遭うことが多い。

感受性の強く無垢な弟直也は
人々の持つ欲望まみれの心や悪意に触れ
取り乱し、恐慌に陥ることが多い。
彼らをサポートするように現れる謎の存在
双海翔子。また彼らに不吉な影を落とす謎の男Y。



二人は基本的に【化け物】と罵倒され、
冷たい目で見られてしまう。
また、超能力者として高い潜在能力を秘めながら
他の超能力者たちとつるまない二人は
超能力者たちから敵視され、
たびたび攻撃の対象になってしまう。
「進化」した人間(超人)が必ずしも幸せに
なれるとは限らないという命題を掲げながら
それでも前に進んで行かなければならない
霧原兄弟の戦いの日々を描いたサイキックホラー。



マニアックな内容ながら霧原兄弟の持つ絆の強さや
魅力、ほぼ味方がいない血の道を突き進む
二人の孤独な戦いは読み手の心を打つ。

☆☆☆★ HMBホーム社漫画文庫全4巻

〜ナイトヘッド〜

人間の脳の大半は使用されていないとされる。
作中では、脳の実に7割は使用されていない
と提唱している。そしてその7割の中に人間は
不思議な能力(超能力)を秘めているとされる。
超能力に限らず、その7割の中に無限の可能性や
多様性、進化の謎などが秘められていると考えると
なんかこう胸が躍る。


NIGHT HEAD 1 (ホーム社漫画文庫) [文庫] / 立野 真琴 (著); 飯田 譲治 (原著); ホーム社 (刊)
posted by おすすめ漫画、漫画百選、漫画名言 at 07:10| Comment(0) | TrackBack(0) | ☆☆☆★のおすすめ漫画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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【安寿】管理人
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