2008年10月23日

漫画『ジェリーインザメリィゴーラウンド』安野モヨコ

女子高生ミリは、生き別れの双子の姉モモと、
モデルの男三人組と廃屋でいっしょに住むことになった。

実は父が極道の親分だったミリは、お嬢様学校に通いながら
ともだちもできず退屈な日々を送り、漠然と男の子になりたい!
と願っていた。
性同一性障害というより家庭の事情(オカマの母3人との暮らし)
の中で自然とおしゃれ好きの女性になっていたモモは、
本気で女性になりたい!と願っていた。

しかし、父が麻薬・武器などを所持していた関係で豪邸は
差し押さえとなり、廃屋だけが残る。突然現れたそっくりな
「見た目は女、中身は男、迷男性モモ」と共に廃屋にお引越し。
でも、ミリは新しい何かがはじまる予感に苦境に対して
むしろワクワクしていた。

廃屋には、勝手に住んでいたモデルの三人ヒカル・ヒデキ
カツヤがいて、なぜかいっしょに暮らすことになる。

200810230719000.jpg

「左からカツヤ、ヒデキ、モモ、ミリ、ヒカル」


カツヤはギャグキャラ、ヒデキは自分探しキャラ、ヒカルは二枚目
キャラだが、臨機応変にコントを始める。モモはツッコミ役になる
ことが多く、ミリはややギャグキャラ寄り。
ヒカルたちは勝手に家の改装や色塗りなどをし、
自分たちの空間を演出して遊んでいた。
五人は、ひとつ屋根の下でいっしょに住むことになる。

ミリはスカウトされモデルになるのだが、
モデル事務所の中村さんの謀略で「ミリオ」つまり男として
デビュー。CM起用によってなぜか、人気を博す。
羨ましくて悔しくてしょうがないモモは、自分もモデルに
なるのだと野望を抱くようになる。

だがミリは、なんとなく人にやらされていると感じる
モデルではなく、自分が心底楽しめるコーディネーター的
仕事に興味を抱くようになり、モデルを辞める決心をする。

物語は、ミリの初恋の相手との恋愛、ヒカルとの恋愛、
モモとヒデキの恋愛をからめて、コント仕立てで、
ハイテンションで展開される。かつてのCMソングが
突如登場したり、キャラクターたちが水戸黄門に扮したり、
コントを始めたりと暴走する展開が多く、全く続きが読めない
作品である。
「あと3回か4回でこのマンガが連載終了?」とキャラに
言わせたり、打ち合わせ中にはっきり回数が提示されたのに
作者が度忘れしたと潔く?白状したりする開き直り発言などもあり、
肩の力が抜けていておもしろい。

迷言・名言が飛び出すことも多い掘り出し物的作品。
大判と文庫版があり共に全3巻。ウィキの紹介文は
私が書きましたが(10月21日に)、こちらの方が詳しく
書いておきました。ちなみに、文庫版と大判とでは、
巻数ごとの収録話数がずれるので、混合して買わない
ことをおすすめします。異様に長いタイトルの弊害で、
「ジェリーインザメリーゴーラウンド」や
「ジェリーインザメリィゴーランド」などのタイトル間違いが
多いことも特徴です。あと、ミリを見るたびに木村カエラさんに
似ているなぁと思います。
posted by おすすめ漫画、漫画百選、漫画名言 at 07:34| Comment(0) | TrackBack(0) | ☆☆☆★のおすすめ漫画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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【安寿】管理人
 自称「漫画のソムリエ」
 埼玉出身、趣味でブログ
 をやっています。
 漫画以外だと
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 風呂と温泉、旅行、
 本屋が好きです。
 
 幼少の頃から
 漫画が大好きだった私が
 まさか漫画家になるとは
 誰も予想しませんでした
 そして、
 実際なりませんでした。