2016年06月25日

漫画『ショートゲーム〜あだち充が短編で繋ぐ高校野球〜』あだち充

あの夏の感動を忘れない。
あだち充が織りなすラブコメ野球漫画と
手抜きギャグテイストの短編をまとめて収録。

【リリーフ】
ごうまんなエース益山によって、球場に滝あゆみを
なんとか連れてくることに成功した浜。
自分のピッチングを見せればきっと俺にほれるはず。
益山の発言に首をかしげる浜。
かつて中学野球で名を馳せた浜は今では控え投手。
同級生だった益山をあごで使っていた4番のエース浜は
わがままな暴君だった。だが野球を続けられないひじと知り
苛立ちから暴力事件を起こし関東大会への話もなくなった。
チームメイトに迷惑をかけた浜は野球から離れていた。
だが益山の強引な勧誘によりベンチに入っていたのだ。
なぜか自分につらくあたる監督だったがそこには見えない
つながりがあった。ここまで読んだら嫌な話だが
意外すぎる読後感のよさと逆転劇はさすがあだち充。

P2016_0625_065744.JPG


【同球生】

あの夏のエラーにより俺たちの甲子園はなくなった。
甲子園で活躍してプロ野球選手になる。
高校球児のあこがれである青写真。
エース高峰の好投によりあと一歩となった
堀宮高校の甲子園行きの切符は安西のエラーでついえた。
その後、安西は大学で野球を続けプロ入り。
今では注目の選手となり試合で活躍していた。
時間が経ち、かつてのチームメイトたちは彼の活躍を
素直に祝福できるようになっていた。
控え選手だった田所や高峰ら、マネージャー中根は
居酒屋に集まり同窓会ならぬ同級会を開いていた。

【ギャグタッチ】

あの有名な『タッチ』をあえて手抜きで2ページだけ
ふざけて書く。そこにあだち充イズムが見事に出ている。

小学館ビッグコミックススペシャル
posted by おすすめ漫画、漫画百選、漫画名言 at 06:58| Comment(0) | TrackBack(0) | あだち充『タッチ、ラフ、H2』他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年05月01日

漫画『アイドルエース』あだち充

女性プロ野球選手誕生?
幼なじみで瓜二つの里中あずさ、平山圭太には
大きな秘密がある。140キロの球を投げる才能を
持っていたあずさ(女性)は同級生の圭太のフリを
圭太はあずさのフリをしながら生活してきた。
あずさはアイドルでもあるので、グラウンドで
彼女が快投を演じているとき、あずさの役は圭太が演じる。
圭太は優れた身体能力はないが形態模写は超一流であり
特に里中あずさを演じさせたら天才である。
ご都合主義なので周囲に正体はバレない。

P2015_0426_164425.JPG


高校の県大会でも決勝進出を果たした圭太は
ドラフトにかかりプロ入り、あずさは彼が入った球団の
マスコットガールに選ばれた。
あずさは圭太としてプロのマウンドに上がり好成績を、
圭太もあずさのアイドルという役を見事に演じる。
このような奇跡が生まれる原動力はもちろん愛に違いない。
違いないったら違いない。

また、サンデー50周年記念として、あだち先生・
高橋留美子先生による合作読切漫画を収録。
巨星がいかにして漫画家になったのかが描かれている。

ゲッサン少年サンデーコミックススペシャル
ラベル:あだち充
posted by おすすめ漫画、漫画百選、漫画名言 at 06:51| Comment(0) | TrackBack(0) | あだち充『タッチ、ラフ、H2』他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年12月09日

漫画『MIX−ミックス−』あだち充

明青学園中等部の野球部員立花投馬、走一郎兄弟と
その妹音美を中心としたあだち充待望の野球漫画新連載。
投馬の性格は今までのあだち先生の主人公像と同じで
裏表のない同性から支持されるタイプであり
走一郎はイケメンでかつ複数の恋人を有する女たらしである。

P2012_1208_160203.JPG


〜あらすじ〜

明星学園高等部はかつて甲子園に行ったことがあるほどの
名門野球部であるが、それも過去の栄光になりつつある。
(「タッチ」の上杉兄弟と浅倉南のあの高校である)
特に中等部においては野球部に寄付及び強いコネを持つ
社長の息子の二階堂が実力に見合わないエースとなり君臨し
暴君として振る舞っている。
おそらく高等部に進級しても、二階堂が親の影響力を持つことは
想像にかたくないので、既に暗雲が立ち込めている。
実際に投馬(あだち先生の描く主人公顔の方)は
二年だが誰もが認めるエース級のピッチャーであるが
不本意なことにサードを守っているのである。
ちなみに走一郎はキャッチャー。
二人はこの現状に不満を持ちながらも野球を続けている。
偶然同じ日に生まれたこの兄弟は双子でなく
実は血のつながりがない。
お互いの両親の内片方が亡くなっており、連れ子だった
二人は兄弟となった。また音美は走一郎の実の妹であり、
投馬とは一切血のつながりがないのでこれはもう既に
恋愛フラグが立っているようなものだね。
物語は、最近めきめきとかわいくなっているといわれる
音美が明青中学に入学した頃から語られる。
彼らの学園生活や野球部でのあれこれをコミカルに描く。
今の所、誰のものだかわからない(ということにしたい)
エースナンバーのユニフォームが出てきたのが
後の伏線になりそうな予感。

ゲッサン少年サンデーコミックス 11巻〜
 
posted by おすすめ漫画、漫画百選、漫画名言 at 06:28| Comment(0) | TrackBack(0) | あだち充『タッチ、ラフ、H2』他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年01月10日

漫画『QあんどA キュー&エー』あだち充

6年ぶりに庵堂一家は思い出つまった家、
街に帰ってきた。

死んでしまった兄弟の兄久【キュー】は
彼らが帰ってくるのを待っていた。
とりあえず15歳になった弟の厚は
特に何に打ちこむこともなく頼りないまま。

学校の人気者。スポーツ万能。
頼れるケンカの強い兄だったキューは
頼りない弟の【厚】を守り続けるという
約束を果たす為に自縛霊になっていた。

しかしその姿は基本的に厚にしか見えない。
兄キューは厚の身体に入り身体を操ることが可能。
弟の身体でずば抜けた運動能力を発揮。
基本的に生物でない物を動かすことが可能で
日々いたずらに明け暮れている。

美少女として成長していた幼なじみ前沢遊歩。
スポーツ万能の彼女はキューの影響で陸上に
打ちこんで実力のあるランナーに成長。

乱暴者の陣野力は今でも腕力だけを自慢に
威張り散らしていた。
ちなみに小学校時代キューだけにはケンカで
勝てなかったので、弟でうさを晴らそう
と考えていた。厚は頭の足りなそうな陣野に
下手に出ることでトラブルを防ごうとするが
キューの小学生じみたいたずらによって破談。
かえって怒りを買うはめに。

千川高校(同著『H2』)そっくりな明華高校に
入学した厚と遊歩。
そこには厚を攻撃の対象として、
遊歩を恋愛の対象として待っていた陸上部部長
(暴力で部長になった)陣野が待ち構えていた。

遊歩目当てで殺到する陸上部男子を駆逐する
ために入部には過酷(というか無理難題)な
400m50秒以内という条件が出される。
しかし、なぜか挑戦者の中には超高校級の
小笠原一郎が混ざっていた。
陸上部になど入りたくなかった厚だったが
キューによって入部するはめに。
小笠原からはライバルとして認められることに。

キューの導きによって厚は兄が安心して
成仏できるような人間的成長を遂げるのか?
こうご期待。

4巻〜 小学館 ゲッサン少年サンデーコミックス
posted by おすすめ漫画、漫画百選、漫画名言 at 07:18| Comment(0) | TrackBack(0) | あだち充『タッチ、ラフ、H2』他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年12月19日

漫画『冒険少年』あだち充

冒険少年 (ビッグコミックススペシャル) [コミック] / あだち 充 (著); 小学館 (刊)大人になった主人公たちが、
自分の人生を大きく変えた
ターニングポイントとなった事件や思い出を
振り返り、検証、噛みしめていく短編集。

いつしか童心を忘れ、日々の生活に追われ、
摩耗していく想い出たち…。
でもひとたびきっかけさえあれば、顔を出す夢。
フラッシュバックやタイムスリップによって
顔を出す真実。少年の日の残像が描かれる。

大切な人に詐欺師を紹介してしまった男。
親友を事故で失い、事件現場にいた親友を
疑ってしまっている男たち。
大切な仲間・子分を裏切ってしまった男。
バッターボックスで
バットを振らせてもらえなかった悔しい思い出。
お人よしでまぬけな誘拐犯コンビ。
幸運のアイテムを盗んだことで怪盗になった男。
そして時が止まったままの喫茶店で男を待つ女。

ロマンチックで童心を失わないあだち先生が
放つ傑作短編集。いつしか思い出は宝物に。
小学館ビッグコミックススペシャル 
ラベル:あだち充
posted by おすすめ漫画、漫画百選、漫画名言 at 07:43| Comment(0) | TrackBack(0) | あだち充『タッチ、ラフ、H2』他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年12月13日

漫画『スローステップ』あだち充

ソフトボール部のピッチャー中里美夏が、
同級生でボクシング部の秋葉習、
さえないスケベ教師でコーチでもある山桜、
高校ボクシングチャンピオンの門松らに
モテまくるという青春ラブコメ。

美夏自体は、基本的に恋愛などどこ吹く風で
彼らに接するが、人のよさなのか、それとも
男を手玉に取りたいのか彼らを突き放せない。
また、男同士でも牽制があるため、
恋愛に関しては、題名通りスローな展開に。

ひょんなことからバッテリーを組むことに
なった沢村亜矢子は、なぜか山桜にご執心。

門松は、危険を回避するために美夏がかつらと
メガネで変装した須藤麻里亜に一目惚れ。
美夏は、麻里亜とは友人!としらばっくれたので
かえってめんどうな思いをすることに。門松は、
なぜ声で美夏だということに気づかないのか?
とツッコミは野暮なのでやめておこうか…
いや、やはりやめない。

やたら登場する通り魔、やや強引な急展開、
自分の作品のコマーシャル、だじゃれ多用と
あだち先生らしい作品に仕上がっている。
フラワーコミックス。全7巻。文庫版全4巻

スローステップ (1) (小学館文庫)

スローステップ (1) (小学館文庫)

  • 作者: あだち 充
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 1995/08
  • メディア: 文庫



posted by おすすめ漫画、漫画百選、漫画名言 at 07:15| Comment(1) | TrackBack(0) | あだち充『タッチ、ラフ、H2』他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月05日

漫画『じんべえ』あだち充

高梨陣平(じんべえ)は、妻の連れ子だった
美久と暮らす水族館勤務の愛情あふれる親父だ。
かつて高校時代にサッカーの名キーパーだった
彼は、ぬぼっとした風体からは想像できない
「ジンベイザメ」のような力強さも兼ね備えていた。

最近成長著しい高校生の美久を心配する陣平は
「父親」として美久を愛していた。
しかし、美久の方は「父親」ではなく、
ひとりの「男」としてじんべえを愛していた。

家族になるのって、難しいことじゃなくて
「大好きな人といっしょに暮らしたい」
って想いがあればいいんだよね。
小学館。ビッグコミックスペシャル。



ラベル:あだち充
posted by おすすめ漫画、漫画百選、漫画名言 at 07:21| Comment(0) | TrackBack(0) | あだち充『タッチ、ラフ、H2』他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月07日

漫画『ショート・プログラム ガールズタイプ』あだち充

四人姉妹が営む「亀の湯」にやってきた
いかさまバクチの天才銀次。

長女洋子を頼ってやってきたのだが、
次女雅子・三女弘子に泥棒と勘違いされ
警察に連行される。誤解が完全に解けた
わけではなく、下着泥棒と雅子たちから
なじられるが、ボイラーマンが必要だと
洋子がとりなし、居候として住むことに。
末っ子セツは、銀次の性質を見抜き味方してくれる。

しかし、因縁をつけてきた「服部一家」と
もめごとを起こしたことや、チカン容疑、
下着泥棒容疑などによりいづらくなり、
亀の湯を出てしまう。しかし見えなかった
「真実」が後に次々と発覚して……。
あだち充得意のラブコメ「居候」シリーズ
全3作の1作目『居候よりひとこと』。

中学三年生の石橋哲治は、学年トップの
ガリ勉優等生。成績のことだけを考え
暮らしていたのだが、突如両親が海外に旅行
すると言い出し、いとこの南が来ることに。

かわいい南の出現により、ペース狂いっ放しの哲治は
集中力が切れてしまい南に当たってしまう。
小学校のときに、南に結婚したいと言った哲治は
「スポーツマンになり南を守る」ことを約束していた。
だが自分に運動の才能がないことを悟り、
ガリ勉になっていた。その約束を未だに信じていた南の
気持ちを知った哲治は……。
『結婚宣言』

甲子園に再びやってきたふたりのエース剣崎進と山野辺は、
野球でも恋でもライバル関係。
いろは旅館の娘涼子に惚れたふたりは、
火花を散らしお互いに意識しあいながら
勝ち上がっていくのだが……。
再会を夢見て、爽やかな春が過ぎていく。
『エースふたり』

小学校時代に、明男と初枝の結婚の証人になった健太は
転校してしまった明男に代わり
初枝に言い寄る男たちを蹴散らす
「ケンカの健太」になった。

中学生になった健太は、ボクシングシムに
通い身体を鍛えていた。また明男は、
ボクシング全国大会で優勝するほどの腕前。

そして、転校によって戻ってきた明男。
初枝へ恋心を持ちながら、明男との友情を固く
誓っていた健太だったが、勘違いから
二人はボクシングで戦うことに。
『気まぐれパンチ』



ラベル:あだち充
posted by おすすめ漫画、漫画百選、漫画名言 at 07:04| Comment(1) | TrackBack(0) | あだち充『タッチ、ラフ、H2』他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月28日

マンガ『クロスゲーム』あだち充

おまえがピッチャーで、おれがキャッチャー。
舞台は超満員の甲子園。
大好きだった女の子が見た夢を叶えるために…
せつなくていとしい四つ葉の青春ストーリー。

樹多村光(コウ)はキタムラスポーツ店の息子で小学生。
お隣りの月島家には、バッティングセンターと
喫茶店を営む父を持つ美人4姉妹がおりました。
次女の月島若葉とコウは相思相愛の関係。
同じ日に同じ病院で誕生した運命的な二人。
明るくてやさしい若葉は、人気者。
若葉に好意を抱く学年一ケンカの強い赤石も
その一人。コウには大きなプレッシャー。
若葉が大好きな三女の青葉も、若葉とコウが
仲よくしているのが気に入らずけんか腰。
「160キロのストレートが投げられる人」が
理想のタイプという野球大好き少女です。

コウに大きな期待と信頼を寄せる若葉は、
「コウならできる」が口癖。そして、
「コウを奪っちゃダメだよ」と青葉に宣言。
コウが本気を出せば160キロが投げられるはず
と本気で信じています。

たくさんの人に愛された月島若葉。
でも夏の日の事故により若葉は帰らぬ人に。

大好きな人を失ってしまったコウ・青葉・赤石
らは絶望的な喪失感を抱きながらも、
それぞれの想いを胸に成長していきます。

おまえがピッチャーで、おれがキャッチャー。
(コウがピッチャーで、赤石がキャッチャー)
舞台は超満員の甲子園。
最後の夢をうれしそうに語っていた若葉の夢を
叶えようと赤石は、コウが野球部のピッチャー
になるのを待っていました。青葉は青葉で
大好きな野球を誰にも負けない位練習していました。

でも、勝利至上主義&管理野球を掲げる
監督・教頭の方針で、彼らの夢は前途多難。
大好きな野球を続けるために集まった
野球少年と野球少女は甲子園に行けるのか?

そして、不器用でガンコで素直になれない
コウと青葉のよく似た二人の恋の行方は?

何か今までのあだち充作品で出てきた
いろんなエピソードも多く、あだち充ファンに
とって所々で懐かしさを感じる作品です。
「ラフ」の成田とかがチョイ役で出てきたり
犯罪者にボールをぶつけたり、主要人物が
亡くなったり、そっくりさんが登場したりと
あだち先生がもっとも得意とする野球漫画で
あり今までの集大成的な作品です。

作品のバランス自体はよく、☆☆☆★の
おすすめ漫画。サンデーコミックス 全17巻


posted by おすすめ漫画、漫画百選、漫画名言 at 07:16| Comment(0) | TrackBack(0) | あだち充『タッチ、ラフ、H2』他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年04月26日

漫画『KATSU カツ』あだち充

里山活樹は、美少女水谷香月に惚れ、
香月の父が運営するボクシング事務に入会。
しかし、香月はと言うとボクシングが大嫌い!と公言。
それもそのはず、元東洋チャンピオンの香月の父はギャンブル狂いで
酒を飲むと暴れる危険人物で香月と離れて暮らす存在。
また、プロボクシング男子で闘いたいと切望し
高いボクシングセンスを持った香月は、
性別の壁から自分の夢が叶わない絶望感から
あえてボクシングを遠ざけようとしていた。

香月に近づきたい一心ではじめたボクシングだったが、
すぐに辞めたくなる活樹とお調子者の友人川上。
ジムの先輩たちの巧み?な作戦によってその気になるのだが……。

また、物語の序盤から度々登場する活樹の父親にまつわる秘密と
因縁の過去。徐々に才能の片鱗を見せる活樹に対して、
香月は段々と自分の果たせなかった「チャンピオン」への夢という
大きな期待をかけるようになる。
活樹自身も、自分に課せられた運命的な出会いや因縁から
本気でボクシングに打ち込むようになる。
香月への恋愛感情が絡んで次々と登場するライバルたち。

あだち充得意のだじゃれやサービスシーン、
ラブコメ要素満載の本格?ボクシングマンガであり、
テンポの良い作品だ。全16巻。
サンデーコミックス。

〜カツ 名言・迷言〜

上杉くん!
あ、ちがった、若松くん
…新見?
――あ、いや大和…
国見くん?
(あだち作品に詳しい方にはおもしろいボケです)

立ち上がった彼は
明日に向かってはじめの一歩を
がんばれ元気よく踏み出したのであったジョー
(ボクシング漫画に詳しければおもしろい)

好きな女の子を自分の力で幸せにするんだ。
posted by おすすめ漫画、漫画百選、漫画名言 at 08:30| Comment(0) | TrackBack(0) | あだち充『タッチ、ラフ、H2』他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月23日

マンガ『虹色とうがらし』あだち充

江戸時代に酷似した世界観を描いた未来の活劇ファンタジー。

からくり長屋に兄弟たちを訪ねてやってきた凄腕火消し役の主人公
七味は、同じ長屋に住む自分の腹違いの兄弟たちと出会う。
落語家であり暴飲暴食を繰り返す兄弟一戦闘力の低い長男「胡麻」、
剣の達人であり絵にも才能がある風来坊の次男「麻」、
坊主のくせに女と酒と博打に目がない三男「芥子の坊」、
そしてバランス感覚にすぐれたやさしく軽快な四男「七味」、
兄弟たちの世話を焼くこのマンガのヒロイン長女の「菜種」、
ギャグマンガに欠かせない天才発明家である「陳皮」(ちんぴ)、
3歳ながら戦闘要員になりうる忍術の天才「山椒」(さんしょう)。
七人きょうだい、人呼んで「七色とうがらし」である。

200812231632000.jpg


彼らは、自分たちのそれぞれのふるさとと母親の墓参りをしようと
いっしょに旅にでることにする。(麻のみ途中で合流する)
彼らの腹違いの父は、何を隠そう将軍であり(実は他にもこどもが)
将軍の子息ということで彼らの元に次々と魔の手が忍び寄る。

同時に、彼らを守ろうと甲賀の最強忍者半蔵や、
身分を隠して彼らの安否を確かめる彦六、
敵か味方か?凄腕剣士なども登場し、物語に活劇的要素が絡み合う。
また自称あめりか人と名乗る、いかにもうさんくさい謎の男たちや、
暗躍を企てる輩も登場する。

「時代考証に口出し無用」という立て札が度々登場し、
あくまで江戸風テイストだが、ファンタジーだと釘を刺す。
そのせいか、作風は自由でありおおらかなつくりとなっている。
物語には、「エコ」を観点にした科学への警鐘的側面もあるが、
基本的には冒険活劇とドタバタ劇を基調としたギャグ風テイストの
弱ラブコメというところか。ワイド版全6巻、コミックス版全11巻。
あだち先生らしくだじゃれが多い作品。
posted by おすすめ漫画、漫画百選、漫画名言 at 18:04| Comment(1) | TrackBack(0) | あだち充『タッチ、ラフ、H2』他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月28日

漫画『みゆき』あだち充

妹みゆきと、同級生のみゆき。魅力的なふたりの「みゆき」との
出会いによって、主人公若松真人は至福の時間を過ごしながら、
その一方で苦悶するというエッチな展開満載のラブコメディー。
ラブコメだが、ギャグの比重が多く、あだち充本人が登場したり、
街中を「あばれ馬」が暴走し、みゆきに襲い掛かるなどおバカな
展開が多い。

200809231102000.jpg


全12巻、ワイド版は全5巻。

〜あらすじ〜

別荘の見える渚に友人たちと「海の家」のバイトにやってきた真人。
お目当ては、同級生のみゆきちゃん。なりゆきで、みゆきの水着を
盗んでしまった真人は、そのことがバレてひっぱたかれる。
傷心の真人だったが、魅力的な女の子と仲良くなり会う約束をする。

ふたたびその女の子に出会った真人だったが、それは6年ぶりに
再会を果たした1つ年下の妹だった。真人はばつの悪さを抱えながら
みゆきといっしょにひとつ屋根の下で暮らすことになる。そして、
父の再婚によって、二度母を失った悲しい過去がある真人はみゆきが
血の繋がらぬ他人であることに気付き、複雑な思いを抱くのだった。

真人は、どうにか同級生の鹿島みゆきと仲良くなるのだが、
妹みゆきの妨害にあったり、真人自身の煮え切らない態度もあって、
なかなか恋は進展しない。また、妹みゆきは異様にモテるため、
みゆきに接近する変態三バカトリオらからみゆきを守るため、
心休まる時間がない。過剰に妹を守る兄と、なんだかんだで
兄にやさしい妹。その姿は、周囲からは仲のよい兄妹というよりも
恋人そのものなのだが「妹だから」と真人は自分に言い聞かせながら
下着のにおいを嗅ぐレベルにとどめる(十分変態行為だと思うがw)

物語は、二人が出会ってからの4年間をサービスシーン満載で描く。
感動的なラストだが、正直ラストの2〜3ページはない方がよい。

若松真人(わかまつまさと) 顔…「タッチ」の上杉達也と≒。
連載当初高校一年生。生まれて16年で、二人の母を亡くした
ことから「大切な人をなくす悲しさ」に敏感であり、映画などで
母の臨終シーンなどを観ると、人目を気にせず号泣してしまう。
性格は、怠惰で楽天的でスケベ。おっちょこちょいで頭も悪いが、
やさしくて妹思い。優柔不断で、煮え切らない態度をとるという
典型的なダメキャラであるが、ふたりのみゆきからは慕われる。

若松みゆき 顔…「タッチ」の浅倉南他に似ている
連載当時15歳。海外生活が長く、英語に堪能。あだち作品に
登場する典型的な才色兼備の持ち主であり、活発的で竹を割った
ような性格、歯にきぬ着せぬ発言をし、性別問わず人気が高い。
周囲を夢中にさせる小悪魔タイプであり、真人も「みゆき病」
に発症したのはご愛嬌。

鹿島みゆき 顔…「H2」の雨宮ひかり≒
連載当時16歳。才色兼備で料理・裁縫なども得意なお嬢様風。
基本的に大人しめのキャラだが、激するとビンタを喰らわせるなど、
感情的になる場面もある。妹みゆきに劣らず人気があるが、
なぜか全然釣り合わない真人と恋人になるという暴挙に出る。
ひとりっこであり、「やさしくて妹思いの兄がほしかった」という
願望が強い。真人のためにムリしているシーンもあり、
「都合のいい女」っぽい薄幸の美少女。

真崎竜一 

連載当時17歳。ふけ顔。
喫茶店「ドラゴン」のマスター(作者がドラゴンズファンのため)。
海の家も経営している関係で、嘘情報満載のアルバイトを提示し、
同級生から信用できない人物として恐れられている。
真人を凌駕するスケベで、明るい性格、三バカトリオの筆頭として
みゆきをつけ狙うストーカーである。ケンカに強く厚かましい性格。
みゆきと同級生になるために、追試を受けずにわざと留年するなど
筋金入りのバカである。

鹿島安次郎

鹿島みゆきの父。自称「二枚刃の安次郎」。
警察官でありながら、職場中にナンパをしたり、職権濫用でタクシー
を使ったり、覗きや下着ドロボーもしているという神奈川県警並に
残念な警察官。勘だけは鋭い。
娘であるみゆきや、妻はすでに諦めているようだ。

中田虎夫

妹みゆきの中学の体育教師だが、みゆきを追って高校教師になった
イタイ人。30過ぎであるため、母親が熱心におみあいを勧めるが、
ずっと年下のみゆきにご執心であり、過剰なスキンシップを取る。
今だったら軽くクビになること請け合いのダメ教師である。
竜一とみゆきをめぐって火花を散らせることも多く、その姿は
まさに「竜虎相まみえる」様相を呈する。

200809231057000.jpg

「三バカトリオ 安次郎 竜一 虎夫」


200809231429000.jpg

「ビキニとかパンティー姿ばかりかいてる、変態マンガ家あだち充」
コメント欄に、最終回ネタバレありを載せました。

posted by おすすめ漫画、漫画百選、漫画名言 at 07:45| Comment(2) | TrackBack(0) | あだち充『タッチ、ラフ、H2』他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月02日

漫画『H2(エイチツー)』あだち充

最強の投手国見比呂と最強のバッター橘英雄が、野球と恋愛で対決。
流した涙と汗の分だけ感動がある。「タッチ」で描かれなかった
夢の甲子園対決を描いた傑作野球漫画。全34巻。
随所にあだち充作品特有のユーモアあふれるギャグや、
サービスショットが盛り込まれている。
「安易ですね」と、登場人物に言わせる所には余裕すら感じる。

〜あらすじ〜

中学地区大会優勝ピッチャーだった国見比呂は、恋女房である
キャッチャー野田と共に野球部のない千川高校に入学した。
比呂も野田も野球は好きだったし、比呂には高校から山ほど誘いが
きていたが、「野球を続けたら故障する!」と医者から宣告された
からだ。よって、比呂はサッカー部に、野田は水泳部に入部した。
入学した比呂は千川高校に野球愛好会があることを知り、
また愛好会のマネージャーをする古賀春華と知り合う。
春華は、比呂の父の勤める会社の社長の娘であり、
性格も顔もいい女の子だった。比呂は、春華に興味を抱く。

その後野球愛好会を目の敵にしていたサッカー部の木根や部長の
「恥をかかせてやろう」という悪意丸出しの「野球試合の提案」に
よって試合をすることになった。
試合はサッカー部のワンサイドゲームになったが、野球をなめた
行動を取り続けるサッカー部の態度に業を煮やした比呂が、
サッカー部を辞め、野田と共に野球愛好会チームに参戦、
一気に接戦に持ち込む。

久しぶりに野球を楽しんだ二人は、野球に対する情熱を思い出し、
後日、ドクターストップが藪医者の誤診だったことを知る。
名門校に編入という選択もあったが、二人は縁あって出会った
愛好会のメンバーと共に甲子園を目指すことにした。
千川高校の快進撃はここからはじまる。

さて、中学校時代比呂と野田とチームメイトだった天才打者橘英雄の
紹介をしよう。彼は、野球名門校「明和第一高校」に入学。
入学早々からフリーバッティングを許されるという特別待遇、
一年にして4番を任されるという「怪物」ぶりを発揮していた。
英雄と比呂は中学校で出会い、自分の才能にうぬぼれを持っていた
英雄はブカブカのユニフォームを着たチビの比呂の投げるものすごい
直球を三振したことで、野球に本気で取り組むようになった。
性格はまじめで、融通の利かない性格であり、ふまじめで
こどもっぽく、飄々とした比呂とは対照的である。
英雄は同時に、比呂の幼なじみである雨宮ひかりの恋人であり、
比呂は英雄に対してある種の複雑な思いを抱いていた。

バッテリー以外は穴だらけの「千川高校」には、なぜか野球部設立
を認めない校長(単なる私怨、わだかまり)や校長の息子である
名手柳、サッカー部でありながら野球にも才能がある外野手木根、
英雄と幼なじみである佐川、千川高校の分裂を企む嶋・大竹などが
加わっていく。また監督は、偶然?が重なって春華の兄が勤める
ことになる。比呂は、野田と共に野球部を強化していきながら、
マネージャー春華と少しずつ恋愛を育んでいくが、
比呂の心の中にはひかりへの思いが依然残り続けていた。

名門校「明和第一高校」は、「怪物」橘英雄を主体とした
超高校級の打線を軸とした名監督率いる穴のないチームに成長。
比呂と英雄が三年になった最後の甲子園においては、文句なしの
優勝候補筆頭と言われる最強チームに成長していた。

〜作者のミス〜

当初「県内」の高校とあったが、東京「都内」に設定が変更され
両校とも甲子園に出場できるようになった。これによって、
甲子園での、比呂と英雄の最強対決が実現した。

比呂の誕生日の変更。二人の誕生日は、「1月16日」「11月6日」
であり、それぞれ「ひろ」「HERO」のもじりである。
また、英雄が「えいゆう」とも読めるという読者の指摘もあり、
作者はこれを見事に活用した。

〜ここに注目〜

「タッチ」と違った本格派野球漫画であり、甲子園での戦いが
たくさん描かれている。実はタッチは甲子園で戦っているシーンが
描かれていないのである。その消化不良をこの作品は補ってくれる。
比呂、英雄、ひかり、春華の4人の主役を軸に据え交錯する
人間ドラマに注目。完成度の高い・演出の優れたストーリー。

最強ピッチャー:国見比呂

比呂は中学校時代に「140キロフォーク」(ワンバウンドボール)
が投げられたという回想シーンがあるが、高校1年時で140キロ、
高校三年時には150キロを超える剛速球を投げている。
また、カーブやフォークだけでなく、最終的に「高速スライダー」
を投げられるようになっていて、制球力も高く、フィールディング
やピッチャー返しなどに対する反応速度も以上に高い。
ちなみに、春や秋よりも夏に強い!という体質の持ち主であり、
その能力のピークは夏真っ盛りの(ひかりの誕生日)頃である。
日常生活においては、ちゃらんぽらんなことも多いが、
こと野球に関しては練習を怠らない「野球少年」である。

最強バッター:橘英雄

1年で4番を打つ天才バッター。中学校時代に、比呂と野田と出会った
ことで「ヒット・ホームラン」にできるコースが広い。
1〜2個分のボール球は難なくヒットにしてくる。
類稀なバットスイングの持ち主であり、骨折しながらホームランを
打つなどの偉業を達成。
比呂いわく、絶好調なら場外ホームラン、不調ならすれすれの
ホームランを打つ天性のホームランバッターである。
明和第一のチームメイトからは、
「あいつが打っているのはゴルフのボールではないか?」と言われ
相手チームからは、
「彼が金属バットで打席に立つのはインチキだ」
と言われるほどのバッターである。
高卒でプロ入りし、打者の記録を次々と塗り替えるなどの
大きな夢を抱いて、日夜研鑽を怠らない。
実力的には、メジャーでも通用する逸材。
posted by おすすめ漫画、漫画百選、漫画名言 at 10:08| Comment(0) | TrackBack(0) | あだち充『タッチ、ラフ、H2』他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月27日

漫画『泣き虫甲子園』絵 あだち充 原作 やまざき十三

部員9人。監督は女子高生?
前代未聞だらけのストーリーと同著「タッチ」のあの名場面を
思い出す(ネタばれとなるので言わないが尋ねられたら書く)
ストーリー展開などがおもしろい青春野球漫画。ワイド版全2巻。

園田夏子は、高校野球が大嫌い。夏子は、剣道部の豪快な本郷と
友達以上恋人未満な関係だったが、邪魔な妹の存在もあり、
恋の進展はなかった。高校野球狂いの父を持つ、夏子は遠征試合に
出かけていて母の臨終に遅れてやってきた父を許せずに
頑なに野球を拒んで生きてきた。部員が足りない進学校で監督を
している父は、見込みのある野球生徒を12人も下宿させてきた。

そして、13人目の下宿生大友旭がやってきた。
旭を待っていた野球部員や夏子・チカラの前で、
その実力をみせた旭は野球部員やチカラから歓迎されるが、
夏子はそれでも長年の野球を許せずにいた。

そして自称超高校生級のピッチャー旭は、夏子や妹チカラと
共に生活を送るようになる。

軽薄で、自意識過剰な旭と野球を毛嫌いする同じく自意識過剰な夏子
だったが、旭や父、野球部員の野球に対する真摯な想いや、
両親が白球を通じて強い絆で結ばれていた過去などを知り、
次第に野球を愛するようになっていく。

一見軽薄に見えた旭だったが、本郷に負けない快男児であることを
少しずつ理解していった夏子は、いつしか心惹かれるものを感じる。
そして、夏の甲子園予選が始まった。
父が重い病気だと知った夏子は前例のない女子高生監督として
ベンチに入り、十人一丸となって戦うのであった。

泣き虫だが芯の強い夏子は、甲子園めざして戦う泣き虫だが心優しい
登場人物たちと共に、勝って涙を流せるのであろうか?
そして、恋の行方は?優れたラストシーン。
悪人が登場しないので気持ちよく読める。
迷言 旭
「ぼろぼろ涙をこぼしちゃって見送ってくれた
 淳子や百恵 みどりに奈々ちゃん 
ミーちゃんケイちゃんになんて言ったらいいんだ」
(注 この作品は1977年度の作品です)

200807261854000.jpg


「青春一直線」

夢の甲子園出場を果たした南海高校は、地元の期待を一心に背負い
いざ甲子園に。しかし、自分たちの力を出し切れず30−0の惨敗。
地元の人々から掌を返された3年生の野球部員たちは、グレてしまい
監督もアル中になる始末。
そんな中、一年生部員である間宮は急造のメンバー9人で甲子園を
めざすというムチャなことを言い出す。柔道部、陸上部、茶道部、
珠算部、帰宅部など広範囲のメンバーを揃え、猛烈に練習を重ね、
奇跡の快進撃を続ける。そしてついに決勝に進出した彼らの熱意は、
3年生部員を動かす。展開にムチャな面も多いが、
読後感のよいいい話である。
posted by おすすめ漫画、漫画百選、漫画名言 at 09:06| Comment(1) | TrackBack(0) | あだち充『タッチ、ラフ、H2』他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月17日

漫画『ナイン』あだち充

「あの娘の笑顔が見たいんだ」

中学陸上界最強のスプリンターである新見は、ひとめぼれした
野球部マネージャー百合のために弱小野球部に入ることを決意。

おい、陸上部に入れよ! ( ・д・)/−−=≡(((卍 シュッ!!


〜あらすじ〜

勉強は名門だが、野球はからっきし……という青秀高校の入学が
決まっていた新見と唐沢は、電車内で痴漢を発見。県大会柔道
チャンピオンだった唐沢は、とっちめてやろうとするが、痴漢
されていた美少女が目で痴漢相手を撃退。二人は、痴漢していた
のが全国中学野球投手倉橋だと気付くが、そこにはエースとして
輝いていた倉橋の面影はまるでなかった。

その後、二人は青秀高校の野球を球場で観るのだが、そこには
あの美少女もいた。彼女は、青秀高校の監督の娘であり、
チームの勝利を願っていたが試合は惨敗。涙する彼女をみた
二人は、彼女の笑顔がみたいと願い、野球部入部を決める。

弱小野球部に入った二人は、父との約束で野球をやれないという
倉橋家の問題に直球勝負でぶつかり、彼をまんまと野球部にいれる
ことに成功。青秀高校の快進撃が始まる。

物語は、文庫版で3巻と短く、野球と恋愛に的がしぼられた凝縮
された内容と言える。「どうしても甲子園に行くんだ!」という
ような情熱的な野球漫画ではなく、のびのびと野球を楽しんでいる
主人公たちの姿が生き生きと描かれている。主人公を俊足1番の
センターに据えているというのが特徴的であり、イチローを
連想させる。物語においても、この俊足は遺憾なく発揮される。

また、新見と百合の恋愛をはじめとした、数々の恋愛が交錯し、
そちらもなかなか楽しめる内容となっている。

青秀高校の同地区には、甲子園優勝校のエースであり、百合の
おさななじみである新見のライバル?的なのもいて、新見との
対決も目が離せない。基本的に、絵のタッチは「タッチ」に似て
いる。また、人物の絶妙な配置もその後の「タッチ」「H2」を
ほうふつとさせるものがあり、あだち充作品の中でも評価が高い。
余談だが2016年の高校野球大会に全中短距離の覇者が
高校では野球部に入り甲子園をめざしているらしい。
現実の世界でも新見のような子は案外いるのかもしれない。
posted by おすすめ漫画、漫画百選、漫画名言 at 11:04| Comment(0) | TrackBack(0) | あだち充『タッチ、ラフ、H2』他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月16日

マンガ『がむしゃら』あだち充 原作やまさき十三



あだち充とやまさき十三の合作。下記の3編を収録。
あだち充は、やまさき氏の原作で作画を担当。
二人の合作は、「夕陽よ昇れ!!」「泣き虫甲子園」「初恋甲子園」
などがある。

やまさき十三……「釣りバカ日誌」など


「がむしゃら」

主人公の高田アキラは、定時制に編入してきた。

無鉄砲で、がむしゃらなアキラは、元々全日制の高校に通って
いたが、喧嘩が原因で学校を辞めた。そして働きながら学校に
通うという「定時制」に心機一転をはかりやってきたが、
学校には覇気が全く感じられなかった。

アキラは、全日制で甲子園をめざす野球部とグラウンド使用権を
かけて乱闘。「俺たちにもグラウンドを使う権利がある」と主張。

アキラはもう一つの甲子園「全国高校定時制通信制軟式野球大会」
をめざして、チームメイトを募集。喧嘩を通じて、仲良くなった
クラスメイトたちと野球練習に明け暮れる。

朝に働き、夜に勉学に励む彼らは貴重な時間を削って練習。

その負担たるや目を瞠るものがある。また、作品では夜中しか
練習できない彼らなりの「弱点」や「苦労」も描かれる。

「覇気がない」と感じられた彼らだったが、アキラの熱意と
がむしゃらに突き進む姿勢に刺激を受けたのか、元々情熱を
胸に秘めていたのかたくましく、がむしゃらに突き進む。

200801161125000.jpg


「命のマウンド」

チーム外の生徒の引き起こした不祥事によって、春の選抜を
辞退した南城高校。レギュラーメンバーの心はすさみ、
残ったのは怪我によってマネージャーに転向した天兵と
新しく入部した一年生のみ。天兵は、ドクターストップの
かかった身体を酷使して、エースとなり地方予選決勝を迎える。

命をかけてでも、チームメイトに伝えたかった想いがあった。

「蓮華は、夏だって咲く」。そう信じれられれば。


「もうひとつの甲子園」

彼らは、強かった。必死で練習に明け暮れた。マネージャーで
ある僕も彼らを支えた。そして、ついに予選大会決勝を迎えた。

僕たちは、夜学に通う高校生。だが、同じ高校の全日制の
甲子園出場が決まり、学校側から「たとえ、神宮行きが決まっても
予算は出せない」という冷たい通知を言い渡される。

エースの怪我と、この冷遇が重なるが僕たちは決勝に臨む。

マネージャーである僕も、なぜか試合に出場するはめに……。

僕たちに明日はあるのか?
posted by おすすめ漫画、漫画百選、漫画名言 at 07:43| Comment(0) | TrackBack(0) | あだち充『タッチ、ラフ、H2』他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年12月02日

漫画『ラフ』あだち充

中学生水泳自由形3位の大和圭介、美少女二ノ宮亜美は高校で出会う。
いきなり、亜美から圭介に投げつけられる「人殺し」の言葉。

「人殺し」と二ノ宮亜美の名前に見覚えがあった彼は、帰省した際に
和菓子屋の商売敵である、二ノ宮家との因縁深い歴史を母から聞く。

大和家と二ノ宮家の因縁に、二人は終止符を打てるのか。
未完成な高校生たちが、恋にスポーツに打ち込む感動青春物語。

熱血水泳漫画でありながら、やっぱり野球を主軸とした回がある。
流石あだち充作品!
個性豊かなキャラクターたちと、秀逸なストーリー、ラストも
大好きな作品。おすすめマンガ。ワイド版全6巻。
posted by おすすめ漫画、漫画百選、漫画名言 at 08:44| Comment(0) | TrackBack(0) | あだち充『タッチ、ラフ、H2』他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年12月01日

漫画『タッチ』あだち充

日本を代表する、高校野球漫画。青春、恋愛、野球、
揺れる感情を軽く、確かなタッチで描く。

お隣同士の幼馴染、兄達也と弟和也、美少女南。
南の夢は、「甲子園に連れて行ってもらうこと」
和也の夢は、「南を甲子園に連れて行くこと」、
「好きな人のお嫁さんになること」、達也の夢は……。

しかし和也が不幸な事故にあい、夢は達也に任された。
そんな大変な仕事をバトンタッチされてしまった達也。
怠惰な生活をしてきたしまった達也は、南の大きすぎる
期待に応えられるかなぁ……。

達也、南の成長が面白い青春野球漫画。

主人公達也の魅力 
 淡々としていながら、南に対する確かな想い、それでいて
 和也に南を譲ってしまいかねない優しさを併せ持つ。
 (優しいのか、脆いのかわからないが)
 和也を秀才タイプとするなら、達也は文句無く天才タイプ。
 男には人気があり、周りに集まってくる。ほどよくスケベ。
 努力を始める前から、足はとても速かったし、野球センスも
 非常に高かった。野球素人に関わらず、ネットにボールが
 突き刺さったり、和也の剛速球をホームランにしたりしている。

南の魅力 
 達也の最大の理解者。南は、秀才であり、天才でもあった。
 人を惹きつけるオーラあり。さんまさんの理想のタイプ。
 しっかり者でありながら、重圧に押しつぶされ、
 泣いてしまう18歳の女の子らしい一面も持つ。

名脇役:原田君 
 達也に、ボクシング部入部を半強制的に勧める。超高校生級の
 強さを持ち、究極的に我慢強い。精神年齢が異常に高い(笑)。
 南に恋心を抱いているが、諦めの境地に達し静観している。
 ストーリーを盛り上げるいぶし銀の名脇役!元巨人軍、
 現中日コーチの川相さんをほうふつとさせる。いいやつである。
 「舞台に上がれ!上杉」など、達也を南と共に鼓舞させてくれる。

完全版12冊。文庫版(小学館文庫)は 全14冊

posted by おすすめ漫画、漫画百選、漫画名言 at 11:50| Comment(0) | TrackBack(0) | あだち充『タッチ、ラフ、H2』他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

短編集『ショート・プログラム』あだち充

あだち充と言えば、「タッチ」、「H2」(エイチツー」
「ナイン」、連載中の「クロスゲーム」(未読)などの
野球マンガが有名ですが、ラブコメディーの「みゆき」、
私のイチオシの水泳マンガ「ラフ」、
SFコメディー「虹色とうがらし」、「いつも美空」、
ボクシングマンガ「KATSU カツ」など実に幅広い
ジャンルを描いています。

今回御紹介するショート・プログラムは、あだち充の
傑作短編作品集。20年以上前の作品も含まれていて、
いかに息の長いマンガ家かということがわかります。

短編集には、恋愛をテーマとした名作が多いです。

「エースをつぶせ!」という作品は、「小学○年生」
シリーズですごい昔に読んだ記憶があります。

当時最強だった「西部ライオンズ」をもじったと
「西風キャッツ」の運命を握る二人の男の物語です。

連続25年Aクラス入りという、輝かしい記録に終止符が
打たれた今年。作品とリンクする部分もあり、感慨深い
です。管理人は埼玉県出身なのですが、当時、小学生の
間では、地元で、しかも毎年のように優勝・日本一に
輝いていた西部は巨人と並んで人気がありました。
ラベル:あだち充
posted by おすすめ漫画、漫画百選、漫画名言 at 08:14| Comment(0) | TrackBack(0) | あだち充『タッチ、ラフ、H2』他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする



すべての道は漫画道に通じる
漫画を読みながら
戦争はできない
漫画& 漫画と共に生きる
わが漫画ライフに
いっぺんの悔いなし!
などを信条とするブログ

2943871(にくしみはない)
11028349(ひとにやさしく)

【安寿(あんじゅ)】管理人
 自称「漫画のソムリエ」
 主な生息地 埼玉
 漫画以外だと本と犬と猫、
 音楽鑑賞とカラオケ、
 昼寝、お笑い、風呂と
 本屋巡りが好き。
 幼少の頃から
 漫画が大好きだった私が
 まさか漫画家になるとは
 誰も予想しなかった。
 そして、実際にならなかった
 ふっかちゃんの中の人
 ではない…けっして…。
スピッツ
 オアシス
 ミスチル
 back number
 ボンジョヴィ
 ガンズアンドローゼス
 ヴァンヘイレン
 KISS
 バンプ
 coldplay
 中島みゆき
 サラブライトマン
 マルーン5 
 The Wanted
 を聴いたりうなったり
 脳内で響かせている。