沢田まこと(さわだまこと)
この物語の主人公。幼稚園児。
グブー。ゲリスピー。とぐろ虫。グワシ。サバラ。クワッ。
ゲッゲゲー。ゲー。アウッ。ズズズー。しゃーなだーなど
変わった口癖や擬音語を発することが多い。
「まことちゃんのグワシ 画像」
「のほほ笑い」「カラ笑い」など独特の笑い方をする。
語尾に「○○らー」「○○のら」をつけるのが特徴的。
家族のことは、「ママリン」のように語尾に「リン」をつける。
先生が「へんへー」になったり、会話の端々に濁点を入れる
という舌ったらずなしゃべり方をする。
鼻水をたらしていることも多いが、鼻水を跳ばしたり、
クモの巣状に張ったりして虫を捕るという嫌な特技を持つ。
ゴキブリを筆頭にいろんな虫を食べてしまう。
石器時代においてはゴキブリに高飛びをさせるという芸を
仕込んでいた。失敗した場合は、食べてしまうという
「恐怖政治」を断行。あなおそろしや。
「おおきんもち(大金持ち)になる」など野望は高く、
人気者になることや、めだつことが好きな性格である。
うんちや、おしっこなど汚いものが好き(汚れを気にしない)
ので、まことの靴にはゴキブリが入り込む。
→ゴキブリが人間っぽく描かれ、まことと対決する回もある。
作中2回も家族から「養子」に出されるはめになる。
誘拐された(自分の意思で)ことを筆頭に、事件に巻き込まれる
ことも多いが、時にまことの活躍で事件が解決することもある。
年下のおむつ軍団の面倒を見たり、悩みを解決することもある
親分肌であり、年下の兄弟がほしい願望があるらしく、
赤ちゃんを育てる回もある。一人でこっそりネコを育てたり、
工事現場で「危険が危ない」状況の鳥の卵を守り育てた回もある。
身体に、「まこと虫」(下記で紹介)を飼っている。
恋人になったり、好きになる女性は、同年代から年上まで幅広く、
主人公らしくよくモテる。(アイドルが恋人になる回もあった)
ちなみに初恋は、同年代の少女に対してだった。
「デバガメ」行為で捕まった前科や、寝たきり老人を助けに行き
逆に助けられるなどの汚点や、心中カップルをまことがきっかけで
救ったり、赤ん坊誘拐事件解決のキーパーソンになったことがあり
新聞に載ることや、命の恩人として感謝されることも多数。
「なんちゃっておじさん」と間違われたこともある。
流行歌や替え歌を歌っていることが多い。
好きな食べ物は、カレーとお菓子だが、
「ビチグソカレー」、「ビチグソキャンディー」などと呼ぶので、
お菓子屋のおばさんからは、「店の前でビチグソ言うな!」と
嫌われている。
→ワード変換したら「
美痴愚疎」と出てその変換センスに驚いた。
沢田美香
まことの姉。少女マンガのヒロインとは一線を画す小学生。
趣味は、のぞきであり、異性への興味が深々。
その対象は、同年代の少年から青年までであり美形好きである。
(母からの遺伝)また、まことに劣らず下品である。
また、将来の夢は「金貸し」であり、金に汚くてがめつい。
おしゃれにめざめたり、アイドルの話をするなど女の子らしい
一面もあるが、基本的にまこととどっこいどっこいのレベルであり
姉弟ケンカが絶えないが、意外に仲よく二人だけで出かけることも。
ある意味では、リアルな「女の子」(極端な描写も多いが)であり、
少女漫画特有の「清潔」な女の子とはキャラの濃さが違う。
いっしょにのぞきに出かける同年代の女友達もおり
美香だけの病理ではないという作品での描写もまたおもしろい。
危険な香り満点の「ほっさ」を起こすこともあり
その際には包丁などを振り回すという奇行に出る。
まことと並んで表情が多彩であり、かわいい顔をしているが
まことにトイレから手を出すオバケがいる……とだます時の
醜くゆがんだ顔や、怒りに我を忘れたときの顔など
インパクトの強い顔が印象に残る。
「
エイプリルフールって、6月1日じゃなかったの?」という
美香に対して、「
美香のいいかげんな性格が……こわい!!!」
と家族は恐れ戦く。
ちなみに名作「漂流教室」のヒロイン(咲っぺ、川田咲子)と
顔がそっくりだが、川田咲子はまともなキャラなので、
違和感を覚える。
まこと虫
まことの落書きから生まれた「まこと虫」は、人気があったらしく
まことの身体の中に住んでいる生物に格上げされ、物語の随所に
現われる。醜い姿をした、汚いものが好きという生物であり、
宿主であるまことを尊敬し「おやべん」(親分)と呼んで、
時に助言(悪知恵)をしたり、まことの身体の汚れた部分を
嘗め回す。故に、ピカピカのものや清潔なものが苦手であり
「
汚いはきれい、きれいは汚い」という美的感覚を持つようだ。
当初は、1種類だったが、まことが「初恋」を体験した回などでは、
「嘘なきまこと虫」を筆頭に数種類のまこと虫がまことの体内に
いることが判明。
まことの身体の中に突如現れた謎の「醜いまこと虫」によって、
その存在が明らかになる。ちなみに「醜いまこと虫」は、
「初恋まこと虫」であり、体内からウンチではなく花を咲かせる
ので、まこと虫たちからは「気持ちが悪い」「オェー」と罵られる。
マッチョメマン
「マッチョメ、マッチョメ!」
正義の味方。お菓子会社「松長製菓」の人気キャラクター。
ウルトラマン(うめず先生はウルトラマンの漫画を書いていた
ことも)をはじめとしたヒーローたちから頼りにされるヒーロー。
まことちゃんは彼が大好きらしく、「マッチョメマッチョメ」
と肩をグリグリと動かす独特のポーズを真似している。
夫婦喧嘩している怪獣を止めにやってきたマッチョメマンは、
「父怪獣と母怪獣の身体の模様から子供怪獣の模様になるのは
おかしい」という状況を見て、「
よその人とのうわきのこども」だと
身も蓋もないことを言う。再び喧嘩をはじめた怪獣を力で制圧すると
いう困ったHEROである。まことによく似た容姿をしている。
松長製菓の面接会場に現われたまことは「23歳」だと言い張り
面接を受ける。名前は「ひるたじゅん」と名乗り、
趣味は、浪曲、落語、小唄、じょうるり、おきょうだと発表し、
「我が社のお菓子について」→「甘すぎる」と鋭い指摘をする。
また、大好きなマッチョメマンのスーツを校長先生から
プレゼントされる回があるが、「ハンバーグにして食べられる」
という恐ろしい噂が園内に広まり、まことは食べられないために
おしりにからしなどを塗りたくり、自己防衛に走るのだった。
ウィキペディアの「まことちゃん」へ
かなり、私が携わっているので、よろしかったら観覧して下さい。
8月と9月11日に加筆訂正しています。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%BE%E3%81%93%E3%81%A8%E3%81%A1%E3%82%83%E3%82%93