2008年05月31日

「自力休載の禁止」

日本は、民事における自力救済を禁止しています。

たとえば、あなたが友人にお金を5000円貸していて、
「返せよ」と言っているのに、友人がお金を返して
くれないとします。

その場合に、例えば友人の住居から友人の許可なく
5000円を黙って持っていった場合、あなたが「窃盗罪」
に抵触します。お金の貸し借りは、民事ですが(民法他)
窃盗は刑事事件なので(刑法他)が適用となり、
結構厄介なことになりかねないのです。(自力救済の禁止)

基本的に、返済期日の定めのない金の貸し借りは、
貸し手が「返してくれ」と言った時に返さなくては
いけませんが、相手がお金に困っている友人だったりすると
言えないのが人情ではないでしょうか?また、
借りた側も「返したいのは、やまやまだが……」と
いう場合もあるでしょう。

まぁ、基本的にこれからずっと仲良くしていきたいなぁと
いう人とは原則金の貸し借りをしない、返ってこなくても
問題ない程度の金額にするのがいいでしょう。

金の貸し借りで、ぎくしゃくしたり、友をなくすのは
悲しすぎます。金の貸し借りによって、殺人事件の加害者、
被害者になった犯人のニュースとか聞くと、

たかが金でねぇ……とは思いますが、切羽詰っていると
正常の判断が聞かなくなるものかもしれません。

大学1年生当時、地方裁判所の裁判傍聴体験がありましたが、
実際に手錠にかけられてうなだれている原告(犯人、被疑者)
とかを見ると、少なからず動揺します。原告は、
自動販売機の小銭を漁ったり、お惣菜を窃盗したりして、
罪を繰り返すというタイプのいわゆる「小悪党」でしたが
再犯(確か4回め)だったので、執行猶予がつかずに懲役刑に
処されていました。

大学当局としては、大学生たちにいろいろ考えてほしかったのだと
思いますが、私をはじめとした学生たちは、そこまで真剣には
考えず、裁判所初体験後のレポートの大半には、

≒「手錠をかけられた被疑者の姿が印象的でした。
  犯罪者にはなりたくないです」

的なことしか大抵の学生は書かなかったらしく、教授が嘆いて
いました。あとは、裁判官・検事・弁護士がかっこよかったとかの
意見があったらしく、

「有意義な仕事なので、めざしてください」

的な教授のため息まじりの、言葉で終わりました。


「カジュアルすぎる格好で、こないように」
という教授の訓戒に従って、スーツ・ジャケット・ドレスなど
シックな格好で東京にやってきた普段おしゃれしない面々に
とって、それはいつもと違う都内を散策できる催しであり、
ある学生にとっては、その後のショッピングや外食、遊びへの
前座でしかなかったのかもしれません。

某大学から司法試験に受かる存在は稀有なので「裁く側」に
なったり「弁護する側」になろうとした人は、ほぼ皆無だと
思っていいのでしょう。

法学部生ですらその程度の意識なのに、「陪審員制度」なんて
成り立つのかなぁ?と言うのが、私の本音ですね。
結構な日時、拘束されるようですし、でも実際は1年以内に
スタートする制度ですし、現実味のないまま、スタートラインに
立たされて、いきなり「パン」と鳴らされて戸惑う人たちが
見えるようです。まぁ、他人事ではないのですが。

「陪審員制度」を知りたい方用
http://www.nichibenren.or.jp/ja/citizen_judge/


自力休載の禁止」を胸に、5月更新頑張りました。
6月はわかりませんが、今後ともよろしくお願いします。
おかげ様で、5月の訪問者が5000人を突破しました。
ありがとうございます。

→「ハンターハンター」の冨樫先生
 できれば自力休載しないで下さい。
 本当にお願いします。
posted by おすすめ漫画、漫画百選、漫画名言 at 18:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 安寿の加齢なる日常(日記) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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【安寿(あんじゅ)】管理人
 自称「漫画のソムリエ」
 埼玉出身、趣味でブログを
 やっています。
 漫画以外だと
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 風呂と温泉、旅行、
 本屋が好きです。
 
 幼少の頃から
 漫画が大好きだった私が
 まさか漫画家になるとは
 誰も予想しませんてした。
 そして実際なりません
 でした。