2008年05月19日

「ついでにとんち」

「このはしわたるべからず」とは、一休さんが
とんちを働かせる有名な話だ。そう、端でなく
まんなかを渡ればいい!というあれだ。

もし誰かが、いたずらでこんな看板を橋の前に
置いておいたらどうなるであろうか?

まぁ、一休さんのとんちの話を知っていようと
知らなかろうと大抵の人は渡らないはずだ。
だって、警戒するでしょう。怪しいし……。

中には、強引に渡ってしまう者もいるだろう。
勇気と無謀は、いつも紙一重だ。

いつだったか、6歳位のこどもを集めて、
冒頭のようなシチュエーションを用意したら
どういった行動を取るかをテレビで検証していた。
「トリビアの種」だ。

「まんなかを渡ればいい」

ということを理解した上で渡ったこどもも
小数いたものの、端っこの方を渡ってしまったり、
特に何も考えず渡ったり、親を呼びにきたり、
固まってしまったり、近くを通った人に聞いた
なんて子もいた。

まぁ、本当はこんなことが書いてあったら、
先にも述べたがお笑い芸人でもなければ
渡るべきではないのである。
むしろフリだと思って、率先して渡るべきだ。
お笑い芸人って、大変だなぁ。


さて、私たちの生活には、たくさんの看板が
あふれている。
「〜するな」という命令口調の警告的なものや、
「〜しないで下さい」という丁寧な警告文、
一休さんのようにとんちのきいたものもあったりする。
「泳ぐのに、安全でも適切でもありません」
とは、江国さんの小説の題名である。
海外でであったおもしろい言い回しであり、
江国さんは人生や恋愛もそういった面が
あると語っていたような気がする。

看板には、広告的なものもあり、おもしろい
言い回しやフレーズは人々の心に残り、
購買欲を刺激したり、減退させたりする。

出版業界においては、芸能人を起用して
過度の広告をする傾向が強いが、これは業界的に
「本が売れない」ことに大きく起因する。
とんちのきいたオビ(紹介文)がほしいなぁ。

高田純次さんが、本を出した時のオビが
私は大好きだ。ユーモアを感じる至言だ。

「読まなくてもいいよ。買ってくれれば」

しかし、最近の出版業界の文句は過剰すぎて、
「この先どんな煽り文句を作るのかな?」と
こちらが勝手に心配になるほど美辞麗句や
賛辞を並べている。まぁ、マンガも本も結局
自分がよいと思わなければ、世間がどんなに
認めようと無価値であり、時に有害だ。
posted by おすすめ漫画、漫画百選、漫画名言 at 20:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 安寿の加齢なる日常(日記) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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【安寿(あんじゅ)】管理人
 自称「漫画のソムリエ」
 埼玉出身、趣味でブログを
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 漫画以外だと
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 本と犬と猫、
 音楽鑑賞と昼寝、お笑い、
 風呂と温泉、旅行、
 本屋が好きです。
 
 幼少の頃から
 漫画が大好きだった私が
 まさか漫画家になるとは
 誰も予想しませんてした。
 そして実際なりません
 でした。