2008年03月25日

「絶対数が違う 数字のトリック」

たとえば、「今年観た一番好きな映画・ダメだった映画」の
アンケートをとることを例にあげる。

1位 ○○ 
2位 △△
・  ・
・  ・
・  ・

ってな感じに並ぶ。

しかし、である。
このアンケートどう考えてもおかしい。
例えば、大ヒット御礼の「全米が泣いた」映画と、
大不調で「製作者サイドと閑古鳥が泣いた(鳴いた)」映画とでは、
単純に「絶対数」が違う。

前者を1000(人)とするのなら、後者は10(人)程度かもしれない。
仮に、前者の映画を「おもしろい」と感じた人が1割だったとする。
指示数は、100人。
この場合、後者の映画が観た者全員に「おもしろい」と思わせても
指示数は10人にしかならないので、ランキングには入りえない。

これは、「ダメだった」にも同時に当てはまる。
つまり、1000人の内2%程度が「ダメだ!」と評価しても、20人。
10人の内全員が「ダメだ」と評価しても、10人。

数字の上では、ランキングはそういう結果になる。
最近、「満足度ランキング」なる項目で、テレビや派遣会社の
満足度なりを出しているのはそういった事情からなのだと思う。
満足度≒偏差値
いつだったか、「女子高生が嫌いな映画ランキング」で
なぜか「もののけ姫」が1位になっていた。ずいぶん昔の話だ。
理由が、「サンが口元から血を流すシーンがイヤ」とか他愛のない
ことが書かれていて、2位との差が歴然としていた。ちなみに、
2位の作品は全然知らない映画だった。
同様に、嫌いな番組1位が「笑っていいとも」だった。

これらのアンケートから言えることは、単純に観ている絶対数なりが
圧倒的に違うということである。参考にならないということである。

アニメやマンガをネタにする場合は「ドラえもん」と「サザエさん」
「ドラゴンボール」が主軸になるのは、こういった理由からである。

「大人しい・フツーのあの子がなぜ?」と、事件が起こると
コメンテーターなりが発言するが、そりゃあそうだろう。
「よいこ・わるいこ・ふつーなこ」を考えた場合
フツーの人間が断トツで多いのだから。絶対数が多いのだから。

「日本でクマによって殺される者よりも、ハチによって殺される者が
 多い」というのも、考えてみれば当たり前のことである
posted by おすすめ漫画、漫画百選、漫画名言 at 07:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 安寿の加齢なる日常(日記) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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