2008年03月15日

マンガ『ソムリエ』城アラキ 甲斐谷忍 堀賢一

「ワインの数だけドラマがある」。
天才ソムリエ佐竹城は、若くしてフランスのソムリエ大会で優勝するも
それを辞退し、各地を転々とする。
その後、パリのレストラン「MONCEAR」(モンソー)に
落ち着き、最高のサービスを提供。
飄々としていながら、知識・観察力・優れた五感などを有している
城は、時に嫌われることもあるが、人々を魅了する。

100万ドルを得るチャンスがありながら、あっさりそれを捨てる。
「ワインは金で買えてもソムリエのプライドは買えないぜ」に
集約される彼なりの美学を受け入れれば、物語を楽しめる。

ワインひとつとっても、飲み時はあるし、
誰と飲むかによっておいしくもまずくもなる。
おいしい物を食べた時、あの人にも食べてほしいと思い浮かぶ人は
何人いますか?
とりあえず、私は0ですね。w

城は、ホテルのオーナー木崎に惚れ込まれ、恋人?ミレイユを残し
日本に帰国。お台場のレストラン「LA MER」(ラ・メール)で
仕事をすることに。日本で育った城だが、父との確執によって
久しぶりに足を踏み入れた。そこには、どんな想いが去来するのか?

また、日本にはソムリエよりも知識だけはあるマニア田淵、
田淵と仲が悪い見習いソムリエ水谷、
ソムリエになるために恋人と別れた優秀なソムリエ森下聖子
などがいて、物語はコミカルに・感動的に描かれている。
ソムリエの持つ、「気取っている」イメージを払拭するタイプの
城のキャラクターや感動的なセリフ・ストーリーが好印象な作品。
おすすめ。恋愛を主題にした作品もクサすぎず楽しめる。

200803150628000.jpg

好きなシーン。

無謀にも城に勝負を挑んだ水谷。
飲むことも匂いも嗅がずに、ワインの銘柄を見事にあてた城。
それもそのはず。だって、大きく書いてあった。
ソムリエには、「観察力」も求められる。

また、このマンガ1巻がずば抜けてつまらないマンガである。
よって、1巻だけ読んで見切りをつけてしまった方も
多いのではないか?と思われる。ちなみに1巻の城は、
女性と関係を持ちまくる軽薄な男であり、キャラ設定上も
その後に描かれる人物像とに大きなギャップがあり、
「方向転換」が成功した好例のマンガと言えそう。
posted by おすすめ漫画、漫画百選、漫画名言 at 06:58| Comment(0) | TrackBack(0) | ☆☆☆☆のおすすめマンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック



すべての道は漫画道に通じる
漫画を読みながら
戦争はできない
漫画& 漫画と共に生きる
わが漫画ライフに
いっぺんの悔いなし!

【安寿(あんじゅ)】管理人
 自称「漫画のソムリエ」
 埼玉出身、趣味でブログを
 やっています。
 漫画以外だと
 生駒里奈さんと
 松井秀喜さんと
 ずんの飯尾さん、
 本と犬と猫、
 音楽鑑賞と昼寝、お笑い、
 風呂と温泉、旅行、
 本屋が好きです。
 
 幼少の頃から
 漫画が大好きだった私が
 まさか漫画家になるとは
 誰も予想しませんてした。
 そして実際なりません
 でした。