2008年03月05日

漫画『ナニワ金融道』青木雄二

「ナニワ一の金融屋」になる。
小さな印刷所で働いていた主人公灰原は、印刷所が倒産したことを
転機に、金融屋になることを志す。勉強した灰原は、まともな金融屋
の面接に望み、試験で満点を取るも、過去に借金をしていたことから
不合格と言われてしまう。(金融屋にはそういう機械がある)

その後、灰原は面接する会社でことごとく不合格を告げられ、
どうみても「闇金融」チックな「帝国金融」に訪れる。
灰原は社長から「追い込み」(借金取立て)と面接を兼ねた提示を受け
パンチパーマの高山、桑田らといっしょに追い込みに出かける
のであった。

闇金融の実態と、金に汚い連中、借金によってどんな悲惨なことに
なるのかを描いた傑作マンガ。90年頃から始まったので、法定金利
をはじめとした法律は大幅に改正されているが、本質的な意味で
なかなか勉強になる作品である。「連帯保証人」の恐怖、「地上げ」
の実態、借金苦、「金」に対するけじめなどを下品に、ユーモラスな
内容も交えて描く。

また、主人公たちが悪い奴らということもないが、登場人物たちは
一癖も二癖もある奴らばかりである。
特徴としては、ストーリーはよいが、画力はない。社名、店名、
人物名などの細かい所で、爆笑するタイプのマンガである。

きわどい下ネタがものすごく多い。キャラが対話をしていて
相手の会話をはしょり、その言葉を受けた発言が成されることも多く
展開も早いので、読んでいて結構疲れる。経済・金融・法律と
専門的な話しも多いので、そういう話が好きな方には特におすすめ。

当時の世相をあらわしてか、作者の主張なのか役所・政治家・銀行、
国家公務員、警察官などをちくちくと皮肉った内容には興味深い
ものがある。

しかし、「阪神50連勝」って(笑)。
あと著者の自画像が載ってたのですが、すごくうさんくさい(笑)
文庫版全10巻。旧版全19巻。通称「ナニ金」。
関連「新ナニワ金融道」。
posted by おすすめ漫画、漫画百選、漫画名言 at 07:06| Comment(0) | TrackBack(0) | ☆☆☆☆のおすすめマンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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