2020年09月09日

漫画『アクタージュ』宇佐崎しろ

女優夜凪景が映画監督、演出家、俳優、恵まれた役と出会い、
天性の才能を開花させ観客を魅了していくサクセスストーリー。
つらい過去を乗り越え決別し世界に羽ばたいてく物語である。
原作者が逮捕され、作品を読むことは困難になったが
『ガラスの仮面』に対するオマージュ、挑戦、再試行、
アクタージュの世界を模したオーディション計画など
スケールの大きい物語が頓挫したのは誠に残念である。

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女子高生夜凪景は3万人が応募したスターズ候補生に残り、
逸材として審査員たちから高い評価を得るが、なぜか落選。
そこには元大女優のスターズ社長星アリサの意向があった。

双子の弟妹、ルイとレイと共に軽く落ち込んでいた景だったが、
審査員の一人だった黒山墨字から誘いを受ける。
あやしいヒゲに警戒感を持った景はこれを断るが、
「水曜日のダウンタウン」スタッフに車で連行された
お笑い芸人のようにスタジオ大黒天に連れてこられる。
映像制作担当の柊雪と二人しかいない極小事務所かと
思われたが、実は黒山世界3大映画祭に入賞した凄腕監督。
挑発された景は黒山にペースを握られ、仕事をこなす。
(基本的に黒山は景を言葉で煽り、操縦するのがうまい。)

メソッド演技(過去の自己体験を演じる)を駆使する景は
黒山の指導もあり急成長を遂げる。若手トップ女優として
君臨するスターズの天使こと百代千代子と映画で共演。
「千代子ちゃんの仮面を外してあげたい」と景は奮闘。
主役である千代子(天使なんかじゃないと自覚している)
を喰いそうな勢いだった景は、
役にのめり込むあまりあわや大ケガを追う事態に。

千代子ら役者仲間(生涯皆無だったともだち)ができた景は、
演技界の重鎮巌裕次郎にその才能を高く認められる。
カメレオン俳優明神阿良也らと共に舞台『銀河鉄道の夜』を
演じた景は急成長し、更に評価を高める。
オファーが相次ぐが、役と一体化することを危険視した
黒山によってそれらの仕事はすべて断ってしまう。
高校で友達でも作れと言われた景は、映画部に入れば演技の
勉強になり一石二鳥だと考えたが、いろんな壁にぶつかる。

人間的に成長した景は黒山と共に渋谷駅構内でPVを作成し
youtubeにアップ。これがハリウッドで活躍する日本が誇る
スーパースター王賀美陸の目にとまった。
大規模な舞台『羅刹女』(山野上花子著、西遊記が雛形)
はダブルキャスト方式で講演されることが決まる。
主演女優として景、千代子、
助演男優は、王賀美、明神。
脇を固めるバイブレーヤーたちも発表され、
大々的に行われ世間から高い注目を集める。

役作りに没頭し、見事羅刹女を憑依させたかのような景だったが
演出家花子の爆弾発言によって、波乱の幕開けとなった。
強い葛藤と迷い、自らの過去に真っ向から立ち向かう景、
そして彼女と共に舞台を作り上げる凄腕の共演者たち。
これに対抗する千代子たちとの戦いの行方は…。
12巻まで刊行されているが出版は無期限停止状態。
ネット配信停止。

ジャンプでは大河ドラマの主役に抜擢された景が
年代の違う主役の面々と大役を探っていく姿が描かれた。
が、原作者逮捕のため尻切れトンボ状態で最終回を迎えた。
いろいろ加味した結果、評価は☆☆☆☆。
こういう結果でなければもっと高かった気がする。
ラベル:漫画 ヒロイン
posted by おすすめ漫画、漫画百選、漫画名言 at 07:00| Comment(0) | ☆☆☆☆のおすすめマンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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【安寿(あんじゅ)】管理人
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 幼少の頃から
 漫画が大好きだった私が
 まさか漫画家になるとは
 誰も予想しませんてした。
 そして実際なりません
 でした。