2020年09月02日

漫画『名探偵コナン 犯人の犯沢さん』かんばまゆこ 原案青山剛昌

世界一の凶悪犯罪都市米花町にある男を殺す目的で
やってきた出雲育ちの黒いシルエットの犯沢さん。
この町で普通に起こる異常事態、行政、住宅事情、パリピ、
謎の怪盗キッドなどに強いカルチャーショックを受ける。

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殺人事件は日常茶飯事なので、警察は常にその捜査に追われ、
それ以外の行政サービスは停滞。住人はどんどん減少する。
だから米花町にやってくる者は正気を疑われ、新居者は
行政からは歓迎を受ける。
だが、転居したり(基本的に認められない)、
他県に外出する際には煩雑な手続きと阿漕な費用を要する。
そう、この場所では強力な外出制限がかかるのだ。

賃貸を探せば、都内なのに格安だが事故物件ばかり。
それを隠しもしないのでゲンナエの犯沢さん。
バイト仲間はみんな探偵。
お金に困ったら、阿笠博士のあやしげな実験(治験)で
報酬を得る。アガサ=マッドサイエンティスト…。
彼をメタボオヤジと罵り博士(奴隷)を支配する女王灰原。

そして、うさんくさい謎のメガネ少年(コナン)を筆頭に
いろんな探偵からマークされ、つけまわされる。
おしゃれを気にしだし、黒服を身にまとうと
なぜか執拗に警戒されてしまう。(黒ずくめだから)
そもそも、タイツ姿だからメチャクチャ目立ちあやしい…。

米花町にやってきた当初はすぐに殺意を抱く危険人物だったが、
徐々に危険思想は和らいでいき、生活に潤いを求めるように。
性別は不明。コナンや服部と風呂に入っているが、
銭湯には「混浴」の貼り紙があるので決定的ではない。

この作品で誰よりもキャラ立ちしているのは毛利蘭である。
度重なる殺人事件で神経がマヒし、感情を失ったサイボーグと
なった蘭は、本編よりも人間離れした強さを手に入れている。
『名探偵コナン』に登場するメインキャラ、チョイ役も
町を普通に歩いているなど遊び心満載。
本編のコナンもファンの間でツッコミ所満載であるが、
そこをブラックユーモアたっぷりにイジり倒そう!
という作品の意図がしっかりしていておもしろい。

コナンと金田一少年のどちらが死神(死を招き寄せる存在)
か迷うところだが、それも推理漫画と名探偵の宿命か。
犯沢一族はその本名を略すと犯人になる者ばかり。
親族間では和気藹々としているがそれは表の顔。
「やられたらやりかえす」裏の顔を持つ家系なのかもしれない。
主役の犯沢さんにいたっては「まことちゃん」で真犯人だし。
サキちゃんは殺気なのかな?

本格ラブコメ推理漫画の本家の影響か恋愛脳に陥り、本来の目的を
見失いがちの犯沢さんだが、ターゲットを見つけ重い腰を上げるのか。
そして、多分同じ理由で上京したサキちゃんの行動も気になるところ。
ブラックユーモアあふれるコナンのスピンオフギャグマンガ。
少年サンデーコミックス 5巻〜
posted by おすすめ漫画、漫画百選、漫画名言 at 06:56| Comment(0) | ☆☆☆☆のおすすめマンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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【安寿(あんじゅ)】管理人
 自称「漫画のソムリエ」
 埼玉出身、趣味でブログを
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 漫画以外だと
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 本屋が好きです。
 
 幼少の頃から
 漫画が大好きだった私が
 まさか漫画家になるとは
 誰も予想しませんてした。
 そして実際なりません
 でした。