2019年05月31日

漫画『特公 TOKYO』藤沢とおる

食人鬼がはびこる東京で剣などを武器に
これに対抗する特公(警視庁の特殊公安部)。
382人もの被害者を出した中野団地での
未解決大量殺人事件の真相とは?
そして絶対的な強さを持つ食人鬼が増殖していく
絶望的な人類の結末は?
「東京喰種」よりも先に書かれながら、
あまり日の目を見なかった作品。
グールの方はキャラクターの心理描写がよく、
この作品は無慈悲なダークファンタジー色が強い。

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5年前に中野で起こった未解決事件の
数少ない生存者である申道兄妹は警視庁に入庁。
未だに見る悪夢とその夢に出てくる謎の女。
事件の謎を解き、殺された両親の仇を討つ。
捜査官になって気合いの入る彼は、
異色の経歴と存在感を放つ特殊公安部の面々と出会う。

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異例の出世で18歳で警部補になった鈴鹿、
そして夢に出てくる謎の女六条さくら。
彼女たちは大量殺人を行う食人鬼(悪魔とも)を
剣でぶった切るおっかない集団である。
食人鬼は人を素手でバラバラに引き裂き、
銃で倒せず、人を食えば食うほど強くなる種も存在する。
設定を間違えたと思えるほど敵側が強すぎるのである。
そして巨大な穴からやってきて、2年後には穴が開通する。
妖怪がやってくる「幽遊白書」のそれのように。
世界が破滅する前に奴らを殲滅しなくては。

申道は過去にさくらと出会っており、
彼女は町田事件の生存者の一人だった。
その事件をきっかけに特別な力を身につけた。
申道はその力がまだ発動していないが素質はある状態。
猫並みの好奇心を持つ申道は危険区域に立ち入り
身の危険が迫るがさくらによって助けられる。
力がほしいと望む彼に鈴鹿が荒療治的「儀式」を行う。
彼も力を発動させ戦力として数えられるようになったが
物語は未完のまま終わり、思わせぶりなセリフで終幕。

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中野事件の生存者である一斗、繭兄弟は
食人鬼を喰らうことで特殊能力を得る特異体質だ。
食人鬼自体も同様の能力を持つが、より強い方が勝つ、
シンプルな弱肉強食の世界を地で行く生活をしていた。
無慈悲なまでに残酷でシンプルでグロテスクな戦い。
救いのないダークファンタジーにどっぷり浸かりたい
人にはおすすめ。
小学館ヒーローズコミックス 上・下巻 ☆☆☆+
posted by おすすめ漫画、漫画百選、漫画名言 at 06:53| Comment(0) | ☆☆☆のおすすめコミック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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