2019年05月10日

漫画『恋文 山本崇一朗短編集』山本崇一朗

「恋文」

同級生の岡本にラブレターを渡せない神山は
彼女から屋上に呼び出され恋文を渡される。
そして中井君に渡してほしいと告げられる。
中井はいい奴だ、でもイヤだ。
中井に恋文を渡した神山は自分の恋文を焼却炉で
燃やそうとするがそこを岡本に見られてしまう。
『からかい上手の高木さん』のプロトタイプ。
見た目は似ているけど中身は全然違う。

「まちにまったおとなりさん」

田舎に住むケンジは同級生の女の子が
隣に引っ越してくると楽しみにしていた。
同い年のキョーコちゃんはかわいい。大当たりだ。
喜ぶケンジだったがなんか怪力だし目つきが怖い。
脅えるケンジに自分はキョンシーと告げるキョーコ。
仲良くしたいと言っていたが真意がわからない。
『ふだつきのキョーコちゃん』のプロトタイプ。
ヒロインはそのまんまな感じでケンジは大きく変化。

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「ネコのオッサン」

一緒に帰る夏乃に告白できぬまま家路についた
カズキの家にネコのオッサンが拾われていた。

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オッサンはカズキだけには筋肉質のオッサンに
見えてしゃべることができる。オッサンは
周囲からネコに見られるようになった特性を活かし
(悪用し)他人の家に寄生する外道だ。
しかし他の人からはかわいいネコにしか見えないので
オッサンだと主張するカズキが変だと言われる。
オッサンはよりによって夏乃が好きになったと
ロリ宣言をしカズキに宣戦布告。秀逸なギャグ。

「ササに願いを★」

いきなり最終回ならぬ、いきなり百話目を描く
企画によって描かれた短編。世界観やキャラクターが
全くつかめないまま描かれるシュールさが面白い。

「怪獣のトカゲ」

トカゲ人間に出会ったがなんか妙にかわいい。
私は怪獣だ!!トカゲなんかといっしょにすんな。
と主張する3日前に生まれたばかりの彼女を
家に「ウチ来る?」と誘ったらついてきた。
さみしかったらしい。会話にセンスを感じる。

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「松本エーコは普通の子」

どこにでもいる十把一絡げの普通の能力の
普通の女の子松本エーコ。
勉強嫌いのIQ200のイチカ、大金持ちでテンポの遅い
お嬢様マリアという個性的な友を持つ普通の子?
同級生の大谷君に恋心を抱くが、男子同士の会話から
松本は普通すぎて恋愛感情はないと聞いてしまう。
どうすれば普通と言われなくなるの?
親友に助言を求めるエーコだったが答えが出ない。
普通と言われないためには自分の秘密を言うしかない。
実は私は超能力者…、エーコは普通の子じゃなかった。

「みならいウィッチ」

玄関開けたら魔女のコハルと名乗る女の子がいた。
メイドをしたいというので黙ってドアを閉めた。
姉に応対を頼んだら家に入れてしまった。
なんか面白そうだから、
この子変な子なんだよ。何入れてんの!?
親の旅行中にやってきたネコのおっさんならぬ
魔女を家にいれてしまうおおらか過ぎる姉ヨーコ、
妹マキ、そして魔女の見習いコハル。
自分はきっと役に立つのでぜひ家においてほしい!
とアピールするコハルは魔法を見せるのだが。
ドジッ子でポンコツな魔法使いという
一部に高い需要を持つ作品。
山本崇一朗先生の作品はキャラクターのよさと
会話の流れがうまいんだなぁと改めて感じる短編集。
小学館ゲッサンサンデーコミックススペシャル
posted by おすすめ漫画、漫画百選、漫画名言 at 06:53| Comment(0) | 漫画短編集・傑作選・傑作集 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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【安寿(あんじゅ)】管理人
 自称「漫画のソムリエ」
 埼玉出身、趣味でブログを
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 漫画以外だと
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 松井秀喜さんと
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 カラオケ、 昼寝、お笑い、
 風呂と温泉、シャワー、
 旅行、本屋が好きです。
 
 幼少の頃から
 漫画が大好きだった私が
 まさか漫画家になるとは
 誰も予想してません。そして
 実際なりませんでした。
 スピッツとミスチルを
 よく聴いています。