2018年09月15日

漫画『エンジェル伝説』八木教広

天使の心と悪魔の顔を持つ北野誠一郎は
誤解や勘違い、先入観や偏見、思い込みにより
苦労をするが、いつしか仲間を増やしていく。
世紀末に舞い降りた天使が残した伝説とは?
不良格闘漫画ならぬ異彩を放つ傑作ギャグマンガ。

色白で白目がちで眉毛のない小峠さんを
更に怖くした凶悪な外見の北野誠一郎。
その容貌から逃げられたり泣かれ悪魔と罵られる。
不良からはビビられ一方的にからまれる。
校長からは恐怖新聞のような奴だと恐れられる。
しかしその中身は、素敵な両親の影響なのか
純粋無垢でお人好しな博愛主義者。
基本的にどんなに殴られたり罵声を浴びせられても
無抵抗を貫き、怒らない器の大きな男である。
北野君の周りには強い者が集まるが、
仲間を守るときは伝説的な強さを発揮する。
本人はいたってまじめで含むところがないのに
勝手に勘違いされてしまう姿が笑いを誘う。
全力疾走時はなぜかグリコのあのポーズだ。

DSC_0029.jpg

【怖すぎる家族写真】

碧空町に家族と共にやってきた誠一郎は碧空高校の
転校生として、周囲を恐怖のずんどこに突き落とす。
教師を殴り停学になっていた学校一の不良竹久や
バカ番長黒田らを意図せず倒し番長(裏番)に。
しかし本人にその自覚は全くなく自分は普通の生徒だ
と思い込んでいる。周囲からはムダに恐れられている。

古武術道場の娘小磯良子は勘違いと偏見から
誠一郎を大嫌いな不良と思い込み勝負を挑んでくる。
彼の真心に触れた良子は誠一郎に対して
誤解を持たない学校で唯一の理解者になる。
二人は両思いであることが校内で公になる。
だが道化バカ番長黒田は一方的に小磯良子に惚れ、
これに嫉妬し、とち狂ったように邪魔をする。
自分にとって都合のよいストーカー的思考に陥り
良子からの鉄拳制裁で撃退されながらもつきまとう。

外見だけで人を判断してしまう愚かな校長、
生活指導員は誠一郎を退学させたい。
だが物語の都合上そんな悪事は成就しない。
こりない校長は特別生活指導員を招集。
熊殺しやら熊殺し殺しが現れ猛威を振るう。
化け物のように強い白瀧親娘(父、いくの)が現れ
学園内で凶行に及び被害者が拡大してしまう。

物語は安定しておもしろいがヤクザと見まごう
北野、小磯、白瀧ら三人の親が三つ巴の戦い
(北野父は巻き込まれた)8巻が印象深い。
仲間内以外からは北野ファミリー(マフィアみたい)
と呼ばれ恐れられる面々が北野誠一郎という
魅力的な人物によって救われていく姿は圧巻。
まじめで裏表のない彼の誤解がなくなり、
受け入れられていく過程を爆笑しながら楽しめる。
定期的に新キャラが登場し、北野誠一郎と遭遇し
肝をつぶされるが大体彼に魅了され味方になる。
そして伝説が生まれた。
少年ジャンプコミックス 全15巻 ☆☆☆☆★
posted by おすすめ漫画、漫画百選、漫画名言 at 07:08| Comment(0) | ☆☆☆☆★のおすすめ漫画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:




すべての道は漫画道に通じる
漫画を読みながら
戦争はできない
漫画& 漫画と共に生きる
わが漫画ライフに
いっぺんの悔いなし!
などを信条とするブログ

2943871(にくしみはない)
11028349(ひとにやさしく)

【安寿(あんじゅ)】管理人
 自称「漫画のソムリエ」
 埼玉出身、趣味でブログを
 やっています。
 漫画以外だと
 生駒里奈さんと
 松井秀喜さんと
 本と犬と猫、
 音楽鑑賞と野球観戦と
 カラオケ、 昼寝、お笑い、
 風呂と温泉、シャワー、
 旅行、本屋が好きです。
 
 幼少の頃から
 漫画が大好きだった私が
 まさか漫画家になるとは
 誰も予想してません。そして
 実際なりませんでした。
 スピッツとミスチルを
 よく聴いています。