2017年09月02日

漫画『竜の学校は山の上』九井諒子

【帰郷】
魔王を倒し帰郷した勇者。しかし、今度は
人間同士の争いが勃発。行き場をなくした
雑魚モンスターたちは度々現れ魔物被害が頻発。
平和になったはずの世界のその後の問題を描く。

【魔王城問題】
魔王を倒したことで魔王城が手に入った。
領主はこの巨大な城を利用しようとす。
だが、荒野の先にあり元々難攻不落の城。
罠が張り巡らされており、近くには独の沼地が。
よって人間に対して健康被害も及ぼす。
勇者としてモンスターと戦い仲間を亡くし、
やさぐれていた男は助言を求められた。

【支配】
高い文明を所有する知的生命体は、過酷な環境で
原始生活を行う星のヒトに文明の椀飯振舞をした。
自動的に食糧を生み出す製造機を与えた。
これが向上心を奪い、製造機の前でエサを待つヒトが殺到。
不健全な行動に頭を抱える知的生命体。
ヒトが製造機に近寄れぬよう攻撃性を与え、防御策を講じた。
さてヒトはどうしたのか?

【現代神話】
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猿人(ヒト)と馬人(ケンタウロス)が共存する現代社会。
基本的に怠け者のヒトと、
まじめでワーカーホリック気味で体力も半端ない馬人。
彼らは労働に関する考えが大きく異なる。
馬人は働きすぎだと「馬人労働規制法案」が議論される。
時にその生態や能力の違いからジレンマを抱える両者。
だが夫婦として生活を営む者も多くその悲喜交々も描く。

【竜の学校は山の上】
日本唯一の「竜学部」がある宇の山大学に入学したアズマ。
期待に胸を膨らませるアズマだったが「竜研究会」が乱入。
現在、無用の長物と化した竜に需要はない。
よって学生たちの就職先も未来もないと宣言されてしまう。
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交通、運搬、食用、農耕などに用いられていた竜。
しかし、現在日本にいる300種の竜をコスト的観点で
捉えた場合有効活用できない。実際アズマは運搬業で
飛竜を使用する想定をするが確実に赤字になる結論に。
竜研究会のカノハシらと共に、竜の活用方法を議論しても
その結論は芳しくない。将来的に役に立つ可能性を
秘めているものを探求していく姿は学問の本質だ。

などを収録した『ダンジョン飯』の作者による短編集。
ドラゴン、神様、ケンタウロス、天使、勇者、魔王、
…とファンタジー色強い作品集。イースト・プレス
ラベル:九井諒子 短編集
posted by おすすめ漫画、漫画百選、漫画名言 at 06:39| Comment(0) | 漫画短編集・傑作選・傑作集 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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