バカ係として採用された山根一。
優秀な人財山根はともかく、面接に遅刻し能力も低い
ポンコツK点超えバカの雪丸はなぜ採用されたのか?
その秘密を探りながら、テレビを通じて巻き起こる日々を
ユーモアを交じえ安定感のある構成で描く。
おすすめ同著として『動物のお医者さん』。
【小倉、雪丸、山根 ホシテレビのドリームチーム?】
北海道ホシテレビは北海道における民放のバカ枠。
手段を選ばず、他局への妨害活動をし、資金も人も豊富な
「ひぐまテレビ」と違い、視聴率が振るわないテレビ局だ。
困ったら「ラーメン特集」に走りオリジナリティは皆無。
だが、なぜか映像を観た人に与える影響「反響率」が高く
スポンサーの中にはホシテレビの価値に気付く者も多い。
ひぐまはそのことに気付いているのでホシテレビを
目の敵にしているのだが、ホシテレビの職員は気付いていない。
バカ正直で不器用なホシテレビ、高飛車なひぐまテレビの図式。
苦戦を強いられるホシテレビは劇薬として、久しぶりに
「バカ枠」による採用を行い、雪丸花子の入社が決まる。
過去、バカ枠での採用は3人いて、伝説のゲリラ番組を作った
小倉らバカ枠に恥じぬ常人では思いつかない功績を挙げ、
同時に現在進行形で周囲に多大なる迷惑をかけている。
おもしろいかどうかを追求する小倉は、面接に遅刻してきた雪丸に
問いかける。遅刻してきたいいわけはおもしろいのか。
雪丸が話したエピソードとは?
【サルを救出?】
奇跡的に入社が決まった雪丸はさっそくミラクルを起こし、
驚異的な視聴率をたたき出す。
面接時から奇妙な言動ばかりの雪丸に冷たい目を向けていた山根。
しかし、なぜか彼女は落ちることなく残り続け、同期入社に。
首をかしげる山根であったが、よからぬ話を聞いてしまう。
いわく、自分がバカ枠でポンコツの雪丸をフォロー、助ける係
「バカ係」(プチプチ…緩衝材)であることを。頭を抱える
山根であったが、バカ枠採用小倉、雪丸は次々と問題を起こし
周囲の人々を振り回す。
しかし残念ながら雪丸は自分がバカだという自覚無し。
作中、まるで成長していない。上司涙目。
周囲を唖然とさせる言動を繰り返し雪嵐(吹雪)を巻き起こす。
独自の発想、バカすぎる言動は取材対象の警戒心を解き、
ときどき逆転ホームラン的奇跡を起こすことも。
K点、ネギ、カバン、KY、やきいも、サル…同僚や上司に
罵倒されながら、まったくめげない元気だけがとりえの
天真爛漫な雪丸の活躍?は、ひぐまテレビを怒らせて…。
ピンチに陥ったホシテレビはドリームチームを結成。
起死回生なるか?星は消滅せず瞬けるのか?
未完の原石はダイヤモンドのように光るのか?
ビッグスピリッツコミックス 全6巻 ☆☆☆☆★
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