2016年10月08日

漫画『3月のライオン』羽海野チカ

高校生プロ棋士桐山零。
史上5人目となる中学生でプロの将棋指しになった天才少年。
しかし彼は将棋が嫌いだった。
生きるために、自分の居場所を得るために心に嘘をつき、
将棋の道を志した幼きあの日に道は決した。
「家族」を失ってしまったあの日から…。

高校生プロ棋士である零は一人暮らしをしている。
なんとなく好きな川を臨みながらの新生活。
一部では有名人だが、クラスメートはクラスに編入してきた
零がプロだと知らない。将棋好きの担任だけ認識している。
幼き日から知り合いである二海堂(トトロもどき)は
零を「永遠のライバル」と勝手に決めつけいつも心配している。
二人は将棋を通して、お互いを強く意識している。戦友だね。

零にとって大きな変化としては、川本家と知り合ったこと。
彼女たちと助け合い、支え合う関係を築けたことが
「ひとりぼっち」だった自分の世界を広げるきっかけになる。



どこか懐かしくてあたたかい…。
しあわせだったあの頃を思い出してしまうコタツのような家。
それが川本家だった。



しっかり者でフクフク好きのあかり、
喜怒哀楽の激しい中学生のひなた
そして愛らしい幼児モモの三姉妹によって
もっちりして(太って)しまった食い意地の張った猫たち。
おいしい物をお腹いっぱい食べられるしあわせ。
この漫画に出てくる食べ物や料理って本当おいしそうなんだよね。
居心地がよすぎて、やさしさに泣きそうになりながらすぎていく日々。

プロ棋士としての苦悩と充実した闘いの日々を
ときにコミカルに、ときに残酷に描く。

『ハチクロ』の作者が選んだこの新テーマを
かつて名人にもなっている先崎学8段(9段)が監修し、
将棋の魅力や奥深さをかわいい絵柄で余す所なく表現。
そこに描かれる人間ドラマやプロとして
「負けたくない」とあがき、もがく零や二海堂をはじめとした
魅力的で少年っぽいプロ棋士たちの対局や、人間ドラマ、世界観は
同著『ハチクロ』を思い出させる傑作として仕上がっている。
そして進展しないと思われた二人の恋もゆっくりと歩み始める。
☆☆☆☆☆  15巻〜

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「March comes in  like a lion」
白泉社 ジェッツコミックス。

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【一年中食欲の秋でおなかいっぱい】
posted by おすすめ漫画、漫画百選、漫画名言 at 06:35| Comment(0) | TrackBack(0) | ☆☆☆☆☆のおすすめ漫画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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 幼少の頃から
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 まさか漫画家になるとは
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 最近だと近眼の白目
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