2016年01月23日

漫画『弱虫ペダル』渡辺航

アキバ大好きのアニメオタク小野田坂道は自転車が縁で
最高の仲間、個性豊かな絶対王者ハコガクの面々、
そして京都の怪物御堂筋らと出会う。
坂道を筆頭に成長していく魅力的なキャラクターたちの姿を
描いた自転車レース漫画の最高峰作品。
常にギリギリを強いられ、大きな壁や逆境にぶつかり、
トラブルに見舞われる。
それでも前に進もうとするキャラのひたむきな姿に感動を覚える。
随所に笑いあり、涙ありの傑作である。

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千葉県総北高校入学を機にアニメ部で友達を作ろう
とはりきる坂道。夢は大好きなアニメやフィギュアを仲間と
熱く語り、いっしょにアキバ(秋葉原)に出かけること。
アニソンを口ずさみながらノリノリでチャリをこぐ坂道。
交通費を浮かすためにママチャリで毎週往復90キロの
アキバに行っていた坂道は自転車の回転数が半端ない。
自転車部の同級生今泉をアニメ部に勧誘した坂道。
負けたらアニメ部に入ってもいい
という今泉と自転車レースをすることに。

自分では気づいていなかったクライマーとして才能の片鱗を
見せた坂道。その後、アキバに来ていた関西の鳴子と出会う。
派手好きで赤髪のスプリンター鳴子と妙に気が合った坂道は、
アニメ部創設をあきらめ、鳴子と共に自転車部に入った。
しかしその日は1年生セレモニーレースの日。
急遽レースに参加することになった坂道はママチャリで大苦戦。
大差を付けられ途方に暮れていた坂道であったが、
勝利の女神寒咲さんが舞い降り、レースに復帰。
期待通り今泉、鳴子は善戦し、坂道も思わぬ活躍を見せる。

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金城、巻島、田所ら強力な三年生を有する総北。
今泉、坂道、鳴子らといった新戦力の一年生を直接指導し、
育てることにした。坂道で驚異的な追い上げを見せる坂道は
クライマー巻島にその才能を見込まれる。
素直でまっすぐな坂道はひたむきにその背中を追っていった。
負けず嫌いな凸凹コンビ今泉、鳴子と共に着実に成長を
遂げる坂道は戦力として見込まれる逸材だった。

インターハイ出場を果たした総北は絶対王者ハコガク(箱根学園)、
そして強力なライバルたちを制し優勝を成し遂げるため
4日間で1000キロ走る過酷な合宿を行う。
不思議な縁でハコガクのクライマー真波山岳に助けられた坂道は
預かった給水用のボトルをインターハイで返すことを約束。
合宿ということで張り切る坂道、今泉、鳴子。
だが自転車にそれぞれ負荷がかけられ思うように走れない。
苦しむ坂道に手を差し伸べたのはやはり巻島だった。

チーム戦であるインターハイは基本的に6人で一緒に走る。
コースに合わせて得意な走者がメンバーを牽引。
エースのジャージをゴールに一番に届けることが目的。
もちろんエース以外のメンバーがゴールしても構わない。
脱落する者を支え引っ張るか、切り捨てるかはそのチームの
考え方次第であり、その判断がどんな結果を生むかは未知数。
戦略や情、健康状態など複雑な要因が絡み合う。
200人以上が走る最高峰のこのレースは、
今回は箱根〜富士を走る。あの箱根駅伝のコースも通る。
よって急な坂も存在する。クライマーの見せ場も多い。
一秒を削り出す過酷なレースは3日間続く。

エースが6人いる、そして今年の箱根学園は史上最強と
自負するハコガク部長の福富。
どうやら総北の部長金城となんらかの因縁があるようだ。
絶対的な王者として大本命として注目されるハコガクに対し
京都伏見の異形の者御堂筋翔はハコガクをぶっ潰すと宣言。
得体のしれない鵺(ぬえ)的存在である御堂筋によって
初日から波乱の展開が予想されるインハイ。
総北は周囲の予想を覆す善戦をし、インハイを盛り上げる。
迫力満点のインターハイを読破するには27巻まで
用意しないといけない。老婆心でアドバイス。

そして、2年目のインターハイは日光いろは坂が舞台。
まさにクライマーが脚光を浴びる舞台で熱戦再び。
各校でインハイ出場という大きな夢をめざしチーム内でも
競争が激化。必死で走り抜ける青春に涙はつきもの。
狭き門を潜り抜け切符をつかむ者は?
そして新たな死闘が繰り広げられる。

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運動部とは無縁の小野田、病弱だった真波、
球技はからきしの御堂筋…
主人公級の三人は運動能力に長けているわけではない。
そこに自転車の魅力と奥深さがあるのかもしれない。
しかし坂道くんって、弱虫とはほど遠いチート主人公。
『スラムダンクの』桜木君を超える逸材だ。
弱虫と言えば、正直今泉くんだよな…。
メンタルの弱さは作中随一の残念なイケメンキャラ。
でもだからこそ今後成長するかもしれない。

少年チャンピオンコミックス 62巻〜 ☆☆☆☆★
posted by おすすめ漫画、漫画百選、漫画名言 at 06:54| Comment(0) | TrackBack(0) | ☆☆☆☆★のおすすめ漫画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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