2015年06月14日

漫画『ハイキュー!!』古舘春一

宮城県烏野高校の小さな巨人に魅せられた日向翔陽は
数あるスポーツの中からバレー(排球)を選んだ。
しかし、入学した中学では部員は一人。
なんとか同級生の友達に練習につきあってもらう。
冬の時代は三年まで続き、はじめて新入生が三人入り
同級生を巻き込んではじめて公式試合に参加できた。

だがよりによって対戦相手は優勝候補の筆頭校。
体格に恵まれない日向だったが、類まれな運動神経は
相手校の主力セッター影山飛雄も一目置く。
しかし、力の差は歴然。恵まれた才能を持ちながら
今まで何をやってきたんだ。と影山に罵られた日向は
自分の能力を高めるために女バレーやママさんバレー
などの練習にも参加し、高校での影山リベンジを誓う。
少しでも長くコートに立ち続けていたい日向は
一人での練習に限界を感じバレー漬けの日々を送った。

あこがれの小さな巨人の母校烏野高校にやってきた
日向はそこで影山に出会う。影山は県内屈指の強豪校
白鳥沢学園に落ちたので、烏野高校を全国に導いた
烏飼監督の下で全国をめざしたのだった。
実力的に県内最高クラスの選手の影山だったが
試合中に暴君的ふるまいをして
大事な決勝戦でメンバーを外され優勝を逃していた。
影山の発言から性格に難ありと見抜いた澤村主将。
影山と日向が協力し3人対3人のミニゲームをし
負けたら影山はセッターから外すと宣告された。

P2015_0513_175429.JPG


反目しあう二人であったが、ずば抜けた日向の能力を
最大限引き出せるのは影山である。
こいつにだけは練習量でも何でも負けたくない。
単純バカの二人は競うように猛練習。
一言も二言も多く口も悪い影山は自覚がないので
日向は腹が立ってしようがない。
影山の正確なパス、コートを最速で駆け回る日向により
周囲を驚かす変人速攻を編み出す。
二人は認められ、一年生は長身のひねくれ月島、
ごめんモブだと思ってたよ山口の計4人が入部。

クセはあるが期待の新戦力が加入したことで三年の
澤村、菅原副主将、清水マネージャーらは奮起。
練習に参加していなかった三年のエース東峰、
二年のリベロ西谷も加わりタレントは揃った。
烏野高校の強みは優秀なセッターが二人いることと
澤村を土台とした精神的支柱がいること。
あと美人マネージャーがいる。
挙動不審ネガティブマネージャーでてこ入れだ。
(この後からキャラをいれる手法はチーム内の
人間関係とか元々いたキャラが浮き立つからいいよね)

雌伏の時は過ぎた。落ちたカラスたちは飛翔する。
大雑把で雑食の烏合の衆。ラフで弱点も多いが
それはある意味のびしろがあり更に進化できる。
勝利に対して貪欲であれ。
県内屈指の強豪校、全国に行ったことでなじみのある
東京屈指の音駒高校らの強力なライバルたちが
立ちはだかることで進化は早まる。

P2015_0513_175546.JPG


努力の結果、チームプレイの大切さ、選手の可能性、
それを見守り支える人たちをバランスよく描いている。
なにより作品に流れる爽やかなアツさや人間味が心地よい。
熱血漢や体育会系だけでなく、一見クールに見える奴や、
弱ような奴、後悔したことがあるキャラが見せる意地もいい。
正直バレーになじみないけどこのマンガおもしろいよ。
多種多様な魅力的なキャラクターを表現する意欲がすごい。
試合模様を様々な構図で描き読者を飽きさせない工夫もよい。
「アイシールド21」以来のジャンプスポ根漫画の傑作。
読み返して、評価を1段階上げることにした。
43巻〜 ☆☆☆☆☆
posted by おすすめ漫画、漫画百選、漫画名言 at 07:52| Comment(0) | TrackBack(0) | ☆☆☆☆☆のおすすめ漫画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック



すべての道は漫画道に通じる
漫画を読みながら
戦争はできない
漫画& 漫画と共に生きる
わが漫画ライフに
いっぺんの悔いなし!
などを信条とするブログ

2943871(にくしみはない)
11028349(ひとにやさしく)

【安寿(あんじゅ)】管理人
 自称「漫画のソムリエ」
 埼玉出身、趣味でブログを
 やっています。
 漫画以外だと
 生駒里奈さんと
 松井秀喜さんと
 ずんの飯尾さん、
 本と犬と猫、
 音楽鑑賞とカラオケ、
  昼寝、お笑い、
 風呂と温泉、シャワー、
 旅行、本屋が好きです。
 
 幼少の頃から
 漫画が大好きだった私が
 まさか漫画家になるとは
 誰も予想してません。そして
 実際なりませんでした。
 スピッツとミスチル
 バンプと米津玄師と
 back number
 をよく聴いています。
 最近だと近眼の白目
 (King Gnuの白日)
 に鳥肌たちました。