2015年02月24日

漫画『磯部磯兵衛物語〜浮世はつらいよ〜』仲間りょう

浮世絵風の絵柄がインパクト大の
妙に味わい深いなんちゃってお江戸コメディー。

立派な武士になりたいけど
努力したり修行したくない。
趣味はだらだらすることと春画(エロ本)鑑賞、
想いを寄せる団子屋の看板娘に会うこと。
友人たちからは「煩悩のかたまり」と評される
磯兵衛(いそべえ)の日常を描いた脱力系ギャグマンガ。
設定は江戸時代だが、基本なんちゃって系である。

彼はとりあえず武士校に通っているのだが、
先生いわく何も彼に教えられていないし
本人は何も学んでいない。
実質的にニートと言ってさしつかえないであろう。

出オチ漫画かと思ったが好評につき少年ジャンプで
見事に絶賛連載中である。
日本には八百万の神がいると言われるが
「二度寝の神様」(寝ればいいさ)にはやられた。

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〜登場人物〜

磯兵衛の友達と言ったら眼鏡でツッコミ役、
本ばかり読んでいる中島である。
おい、磯野野球やろうぜ。中島か。のくだりから
生まれたであろう。親友らしく、磯兵衛のダメさを
よく知っているので辛辣な発言も多い。

磯兵衛の母上は超人である。磯兵衛への愛が強すぎる
モンスターペアレント(ヘリコプターペアレント)。
時に次元を超えたり、猛者とも凌ぎをけずる。

磯兵衛は将軍家とも知り合いである。
将軍は15人兄弟であり、すぐに「処す」(処刑する)
と言ったり、やたら暴れたがる吉宗、
動物特に犬を大切にしすぎる綱吉などもいるが
なぜか磯兵衛の意見に左右されてしまう。

生類憐みの令によって、お犬様は将軍に次ぐ偉さであり
大切にされすぎて自由がなく結果死んだ目をしている。
うれしいと目が輝き、結構いいことを言うこともある。

宮本武蔵は幽霊であり、磯兵衛の近くを漂っている。
不本意ながら、いそべーに力を貸すことも。

葛飾北斎は名画を残した偉大な画家であるが
磯兵衛的には「春画の大家」である。
神の領域を目指し、孫の身体をのっとり夢に邁進。
藤原佐為(『ヒカルノ碁』)のそれとは大きく異なる。
この作品においては多大なる貢献をしたのだが成仏。

平賀源内は江戸時代を代表するギャグ漫画には
欠かせない発明家。(発明ネタを使えるから)。
松尾芭蕉も登場したが磯兵衛ワールドではないがしろ。
妙に味わい深い新感覚ギャグ漫画である。

全16巻 ☆☆☆☆★
posted by おすすめ漫画、漫画百選、漫画名言 at 07:40| Comment(0) | TrackBack(0) | ☆☆☆☆★のおすすめ漫画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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【安寿(あんじゅ)】管理人
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 幼少の頃から
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 まさか漫画家になるとは
 誰も予想しませんてした。
 そして実際なりません
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