2015年01月01日

漫画『白暮のクロニクル』ゆうきまさみ

現代に舞い降りた吸血鬼との不思議な交流。

渋谷区保健所で働いている伏木あかりはある日
殺人事件の第一発見者になる。
そこにやってきたのは厚生労働省で大臣官房参事を
勤めるエリート竹之内。
知らぬこととはいえ、雲の上の存在である上司
竹之内にかみついてしまったあかりは
真っ白になるが、なぜか彼はあかりを大抜擢。
竹之内自ら『夜間衛生管理課』のへの配属を
言い渡される。やってきた課の久保園と共に
『殺人図書館』と揶揄される按察使文庫に赴く。

そこには御年88歳の見た目美少年雪村魁がいた。
彼はこの世界に存在する【オキナガ】と言われる
不思議生命体を解明するキーパーソンである。
なぜなら、彼自身もオキナガであり、
またあかりが発見した被害者久我井もオキナガだった。

【オキナガ】とは「息長」と呼ばれる表記され
日本に10万人程度いるとされる吸血鬼、
ちょうど人魚のような存在である。
歳をとらず、病気に滅法強く、長寿であり
数百歳という者もざら。見た目は人間と変わらない。
心臓を確実に破壊する特殊な「殺し方」をしないと
蘇生し、ケガを修復する能力も非常に高い。
日光に弱く、短時間でヤケド、長時間で死亡。

世間からは吸血鬼として恐れられているが
実際は血を飲まなくても生きていける。
大きなトラブルを起こすことはないが
偏見や干渉を嫌い住居を転々とする者が多い。
瀕死の者にオキナガの血を与えると
稀に蘇生する場合もあるがそのほとんどは死に至る。

P2014_1229_165624.JPG


心も身体もでかいあかりは、なぜか魁に気にいられ
彼が追いかけている羊殺し事件解決をすることに。
「羊殺し」とは12年ごとに若い女性を殺害し
内臓を抜き取っていくという猟奇的な殺人犯である。
魁はこの殺人犯をこの手で殺すと宣言するなど
並々ならぬ情熱を注いでいる。
また、魁とあかりを結ぶ不思議な因縁として
棗という女性の存在は切っても切れないであろう。

気の遠くなるような年月を生きることを強いられた
マイノリティオキナガと人間による年代記を
ヒット作を量産するゆうきまさみ先生の傑作。
人物描写、構成力、見せ方など流石の一言。
全11巻 ☆☆☆☆+ 愛称は『白クロ』
posted by おすすめ漫画、漫画百選、漫画名言 at 11:36| Comment(0) | TrackBack(0) | ☆☆☆☆のおすすめマンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック



すべての道は漫画道に通じる
漫画を読みながら
戦争はできない
漫画& 漫画と共に生きる
わが漫画ライフに
いっぺんの悔いなし!

【安寿(あんじゅ)】管理人
 自称「漫画のソムリエ」
 埼玉出身、趣味でブログを
 やっています。
 漫画以外だと
 生駒里奈さんと
 松井秀喜さんと
 ずんの飯尾さん、
 本と犬と猫、
 音楽鑑賞と昼寝、お笑い、
 風呂と温泉、旅行、
 本屋が好きです。
 
 幼少の頃から
 漫画が大好きだった私が
 まさか漫画家になるとは
 誰も予想しませんてした。
 そして実際なりません
 でした。