2014年04月13日

マンガ『トーマの心臓』萩尾望都

学園のアイドルトーマが陸橋から転落死した。
学園を代表する優等生ユーリ(ユリスモール)は
生前彼から告白されたがそれを拒絶し、
冷たくあしらっていた。
トーマはユーリ宛てに遺書を残していた。
自らの愛の証として、自分の心臓(命)を差し出し、
永遠の愛を誓う。
またこのことでユーリの心の中で生き続ける…

トーマは事故ではなく、自殺だった。
トーマのこの命懸けの行為は、ユーリに罪悪感を抱かせ
トーマはいるはずのないユーリの影に怯えるように。
ユーリを心配し彼を見守っているオスカーだったが
その不安を取り除いてやることはできない。
ユーリはトーマの墓の前で遺書を破き、彼との決別を
宣言したが、その直後トーマの姿を目撃した。
しかしそれはこの学園(シュロッターベッツ)に
転入してきたエーリクだった。

P2014_0413_121041.JPG


学園の誰もがトーマを思い起こさせるエーリクは
強すぎるマザーコンプレックスを抱えたお金持ちの子。
勉強は家庭教師により教えられるもので、
今まで学校での集団生活をしたことがないため
よくトラブルを起こす。
エーリクを見るとトーマを連想し、罪悪感に苛まれるので
ユーリは彼を避けようとし、殺意すらも抱くように。
エーリクはユーリに対し強く反発心を起こしながら
次第に彼の持つ魅力にひかれていってしまう。

厳格で規制の多い寄宿生の男子校での
13〜15歳の多感な彼らが巻き起こす騒動と
彼らが抱える心の闇、精神の葛藤を巧みに描く。
一人の美少年の悲劇的な死によって、
浮き彫りになっていく登場人物たちの秘密や恋心。
彼らが悩み苦しみ出した答えとは?

小学館 ☆☆☆☆
posted by おすすめ漫画、漫画百選、漫画名言 at 12:12| Comment(0) | TrackBack(0) | ☆☆☆☆のおすすめマンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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