2013年04月21日

漫画『どろろ』手塚治虫

すべては、一人の男の欲望から始まった。
醍醐景光は、自らの天下取りの野望を叶えるために、
生まれたばかりの息子の身体を
48体の鬼(妖怪)たちに差し出した。

鬼たちはそのあさましい願いを聞き入れた。
そしてあかごは醍醐よって捨てられた。
捨てられたあかごは、医者によって拾われ、
「百鬼丸」と名づけられ
テレパシーによって自らの考えや想いを伝えてきた。
鬼をもってしてもあかごが生きる意志までは奪えなかった。

医者は百鬼丸に義足や義手をつくり、
せめて風貌だけでも人間らしくしてやり、
又、百鬼丸は血のにじむような努力の末
常人並みの運動ができるまでにたくましく成長した。
しかし、彼らの身の回りで
たびたび奇怪な現象が起こるようになった。
百鬼丸に吸い寄せられるように妖怪変化どもが現われ、
安心した生活をおくれなくなってしまった。

元凶は自分にある。百鬼丸は、旅に出ることにした。
自らの身体を付け狙う48の妖怪(鬼)が彼に襲い掛かる。
百鬼丸は、自分の身体を奪った妖怪を倒すごとに
腕や目といった身体を取り戻すことができ
本来の自分に近づいていくことができる。

ある日、百鬼丸は大人たちに袋叩きされているこどもの
「どろろ」と出会った。
盗みを繰り返し、全く反省の色を見せないどろろは、
疫病神とののしられ、彼らの手によって殺されそうだった。
百鬼丸は、なりゆきでどろろを助けることになり、
どろろは百鬼丸にくっついてくるようになる。
百鬼丸は、当初どろろを厄介に感じ煙に巻こうとしていたが
途中から新たな目的が生まれ、
自らの意思でどろろと行動を共にするようになる。

P2013_0421_070641.JPG


不幸な生い立ちと、つらい運命を背負った二人は
妖怪や妖怪のような人間たちと戦いながら旅を続ける。
百鬼丸だけでなくどろろにも隠している秘密があった。

スピード感溢れる、手塚マンガでも人気の高い作品。
妖怪の造詣や、ストーリーのおもしろさは流石の一言。

圧倒的な強さとカリスマ性を持つ百鬼丸と、
コミカルでガッツ溢れるどろろの名コンビの活躍から
目が離せないおすすめマンガである。

秋田文庫 全3巻。 ☆☆☆☆★
posted by おすすめ漫画、漫画百選、漫画名言 at 07:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 手塚治虫 BJ、どろろ、ブッダ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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【安寿(あんじゅ)】管理人
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 幼少の頃から
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 まさか漫画家になるとは
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 そして実際なりません
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