2013年02月24日

漫画『王女アレキサンドラ』美内すずえ

【王女アレキサンドラ】

ラストニアの王女として生まれたアレキサンドラだったが
王位継承問題に端を発するジリアールの謀略により
8歳の時に失明をしてしまう。失意に沈むアレキサンドラ。
だが、母の人の善意を愛を信じなさいという言葉を胸に
生きてきた。
15歳になったアレキサンドラは立派に成長し、母は他界していた。
王である父はギルギッドと再婚をしたが、二人の間に子供はできず
そしてギルギッドは世継ぎを産めない身体となる。
王位継承者として該当するのは王の血をひくアレキサンドラだけ。
ギルギッドは自分の子供ライラスを王にしたいと切望し、
アレキサンドラを逆恨みする。王の身体も弱りだし、
いよいよアレキサンドラが王位を継承することになるのだが
ギルギッドは次々とアレキサンドラを陥れる目的で付き人や
従医などを代えてしまう。
特に従医であるアルバートは国王により命を落としたこともあり
王家に対し強い憎しみを持っていた。
プロイセンに亡命し、後押しを受けているジリアールや
ギルギッドの謀略などにより次々と窮地に追い込まれる
アレキサンドラだったが人を信じるという母の教えを守り
健気にしなやかに生き続ける。

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いつしかアルバートは純粋なまでのその姿に心を打たれ
彼女の支えとなるように。誠意によってことにあたるしかない
という彼の助言を受けたアレキサンドラは、直面する難題に
真っ向から立ち向かうのだった。
目が見えていたら一発で悪い奴だとわかる悪役たちと
あくまで純粋に生き続けるアレキサンドラとの対比がすごい。

【帰らざる氷河】

サルビアのエリナは世界的な歌姫の子供だった。
そして同時に父は国王であった。
王妃はこれを許さず、エリナと母アンナの暗殺を企てた。
アンナは命を落とし、サルビアに戻れば命を失うことになる。
とエリナに言い残していった。
5歳だったエリナは飲わず食わずの悲惨な日々を過ごすが
その母譲りの奇跡の歌声によってなんとか生き続ける。
サルビア王家の醜聞を暴露することで恨みを晴らす。
エリナは鍵盤の端から端までの音を出すことができるという才能を
見出され人々を魅了し、17年の時を経て
サルビアの地に舞い戻る。

【炎のマリア】

母親の無理心中に巻き込まれ、捨てられた少女ジェーンは
捨て犬同然の生活を強いられ、誰にも愛されず生きてきた。
そして10年後、ジェーンはその実の母であるスノードン夫人に
よって引き取られた。夫人は身分を隠し、ジェーンに人間らしい
生活を与えるが、人を信じられず厳しいしつけを強いる夫人に
心を開かない。ジェーンはなぐさめで与えられたあなたの母は
聖母マリアにそっくりだったという嘘を信じてしまい
それを理想のまぶたの母として生きてきた。
そんなジェーンの家庭教師になったマレー先生はマリアに
そっくりだったため、ジェーンはマリアに深く魅かれる。

【真夏の世の夢】

ロリータは世界的科学者と世界的文学者の間に生まれ、
そのことから強い強迫観念によって高い教育を受けてきた。
よってロリータは合理性と学術を研究する学徒となり
結果少女らしさが皆無の存在となってしまった。
両親はそのことに気付き、なんとか彼女に人間らしい感性を
持たせたいと別荘で治療を施そうと試みた。

白泉社文庫
ラベル:美内すずえ
posted by おすすめ漫画、漫画百選、漫画名言 at 07:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 漫画短編集・傑作選・傑作集 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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【安寿(あんじゅ)】管理人
 自称「漫画のソムリエ」
 埼玉出身、趣味でブログを
 やっています。
 漫画以外だと
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 本と犬と猫、
 音楽鑑賞と昼寝、お笑い、
 風呂と温泉、旅行、
 本屋が好きです。
 
 幼少の頃から
 漫画が大好きだった私が
 まさか漫画家になるとは
 誰も予想しませんてした。
 そして実際なりません
 でした。