2013年01月13日

漫画『暗殺教室』松井優征

月の七割を消滅させた犯人である超生物は
1年以内に地球を消滅させることを宣言。
なぜかこの犯人は中学校の先生になることを所望し、
期間内にこの生物を殺さなければ地球はジ・エンド。

「暗殺教室」はこの最速マッハ20で移動し、
知能も非常に高く、触手を有し、描くのが簡単な
(作者的にも優れた)超生命体の暗殺を目的とするクラス。
暗殺が成功すると地球滅亡の危機から免れるため
成功報酬は100億円である。
学校的には露骨な差別を受け、落ちこぼれとして
不当な扱いを受けていた生徒たちと妙な縁で先生になった
超生命体の不思議な関係を描いたギャグ漫画。
設定はぶっ飛んでいるが、
内容自体は久しぶりにジャンプに舞い降りた救世主的な
作品になりそうな勢いとおもしろさがある。
(後記…事実なった)

P2013_0112_163556.JPG


〜あらすじ〜

超生命体が突き付けた地球滅亡までのカウントダウンは1年。
ただしそれではつまらないからと、
超生命体は不思議な提案をした。
(おそらく、このクラスの元担任だった女教師から依頼された)
椚ヶ丘中学校の3年E組の担任となり、
生徒たちは隙あらば自分の命を暗殺しても構わないという。
ちなみに生徒たち自体には危害を加えないと約束している。

生徒たちは最初戸惑ったが、成功報酬が100億円という
こともあり俄然やる気(殺る気)になるが
なにしろこの超生命体、速い。速い。
生徒全員で一斉射撃をしてもダメージ一つ与えられない。
高速すぎて残像が出せるほどである。

暗殺教室の生徒である潮田渚や茅野カエデらは
なぜか生徒たちに対して不思議なやさしさと
生徒ひとりひとりの可能性や個性を引き出すような
温かい接し方をしてくるこの不思議な超生命体に
「殺せんせー」と親しみをこめて呼ぶことにした。
そして、クラスメイトと共にあの手この手で暗殺を試みる。

実はこの学校の3年E組は理事長の方針で
「えたひにん」的な露骨な差別を受けている。
E組最大の問題児である赤羽業(カルマ)は
この方針に真っ向から衝突し、担任に裏切られたことから
「先生」という存在に対して強い不信感を抱いていた。
カルマは殺せんせーに自らの命を賭して肉薄するが
殺せんせーから何かを学んだらしく彼を認めることに。

生徒の多くもこのどこかドジで憎めない「殺せんせー」に
感じるものがあるらしく、「生徒と先生」、
「暗殺者とターゲット」という不思議な関係は続いていく。
魅力的な生徒もどんどん登場し、成長していく姿を描き、
同時に理事長を筆頭ににイカれた悪役(強敵)たちが
彼らの前に立ちはだかる。
最凶にして最強の教師によって生徒たちが卒業を迎えるとき
そこにあったものとは?

おすすめ同著として「魔人探偵脳噛ネウロ」がある。
集英社少年ジャンプコミックス 全21巻 ☆☆☆☆★
posted by おすすめ漫画、漫画百選、漫画名言 at 07:27| Comment(1) | TrackBack(0) | ☆☆☆☆★のおすすめ漫画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
設定の斬新さが抜群ですよね。
普通の漫画家なら思いつかないし、仮に思いついたとしてもこんなブッ飛んだ設定で話が作れない(笑)
個人的に好きな話は2巻の『大人の時間』です。

>ながさきさんへ

 「ネウロ」という実績があるからこそ
 通った設定だと思います。
 過去にヒット作あっても結構その次の
 作品は…という漫画家さんも多いですが
 これは太鼓判を押せるレベルの作品だと思います。
 
 ビッチ先生がやりこめられた回ですね。
 殺せんせーが悪い大人の顔を見せたあの回ですね。
Posted by ながさき at 2013年01月13日 21:30
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【安寿(あんじゅ)】管理人
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 埼玉出身、趣味でブログを
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 幼少の頃から
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 まさか漫画家になるとは
 誰も予想しませんてした。
 そして実際なりません
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