2012年12月26日

漫画『ぼくのわたしの勇者学』麻生周一

高校に突如現れた鋼野剣は自称勇者、伝説の教師。
勇気・強さ・優しさを学ぶという勇者学を生徒に伝えるために
RPGの勇者のような格好で日常をすごす変態。
勇者とは名ばかりで、強い者には媚びへつらい、
弱い者には容赦がないというクズ野郎でどちらかというと魔王。
クラスの生徒である河野盾は「かわのたて」とも読める
ことに気付いた彼はやたらと彼にからんでくる。
一応まともな河野は鋼野と距離をとろうと頑張るが
生来のツッコミ気質が災いして「ギロチンのまさゆき」を
筆頭とした次々と現れる変人奇人キャラに
ツッコミを入れ続けるという大役を任されることに。
そして、毎回のように振り回されることに…

P2012_1224_182055.JPG


しかもRPG(とりわけクソゲー)が大好きな鋼野は
ゲーム部面々と共に「勇者部」(と言ってもほとんど
ゲームばかりしていて、鋼野のきまぐれに付き合わされる)
を立ち上げ、享楽の日々を送ることに。
実は魔王であり鋼野を連れてきた校長や
鋼野を学校から排除しようとしているムチコ、
魔法というよりも力技で奇跡を起こす自称賢者槍崎も登場し、
ボケの飽和状態の中、
わかりやすいギャグやシュールなギャグが展開される。
ギャグネタには爆笑してしまう「会心の一撃」がある一方で
完全な空振りもあり、またサド丸出しの鋼野や守銭奴火野木、
後半の委員長の性格が悪すぎる点や小野イジメが多いのが難。

また漫画そのものはおもしろいのだが、勇者、魔王、賢者…
という設定を生かしきれていない点とイラスト送ってくる
ファンの方が絵がうまいという画力のなさが残念である。
定期的にゲームネタ(クソゲーをプレイする)があり、
これは素直におもしろい。
ジャンプコミックス 全6巻 ☆☆☆★
posted by おすすめ漫画、漫画百選、漫画名言 at 06:44| Comment(1) | TrackBack(0) | ☆☆☆★のおすすめマンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ギャグ漫画なので作品ごとのムラがあるのは仕方ないですが、この作者は結構好きですね。
個人的には現在ジャンプで連載中の斉木楠雄のΨ難の方が好みですね。画力も構成力も上達してて、良い意味で安定感があります。

>ながさきさんへ

 その作品はまだ読んでいないので楽しみです。
 今年は石黒正数先生の作品をいっぺんに読みました。
 ながさきさんおすすめの「外天楼」。
 ラストが切なくてよかったですね。
Posted by ながさき at 2012年12月27日 20:57
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【安寿(あんじゅ)】管理人
 自称「漫画のソムリエ」
 埼玉出身、趣味でブログを
 やっています。
 漫画以外だと
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 音楽鑑賞と昼寝、お笑い、
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 本屋が好きです。
 
 幼少の頃から
 漫画が大好きだった私が
 まさか漫画家になるとは
 誰も予想しませんてした。
 そして実際なりません
 でした。