2012年12月05日

漫画『ブルンガ1世』手塚治虫

悪魔が連れてきた不思議な生物ブルンガ。
託された人間の望む生物になるというこの生き物によって
巻き起こる一連の騒動とマイノリティとして生まれた
ある種族の生き物の悲運と人間の持つエゴを描く。

〜あらすじ〜

夜中に試験勉強をしていたジロ。
勝手に家に入ってきた関西弁のあやしげなじいさんに
得体のしれない不思議な生物ブルンガを託される。
自らを悪魔と名乗るそのじいさんは不思議な力を見せ、
このブルンガを育ててほしいと託す。
ちなみにブルンガは育てた者の望む形になるという。
しかし、ブルンガは卵の状態でありながら勝手に家を抜け
夜の街に飛び出す。
ブルンガは人を襲うがすんでの所で事なきを得る。
被害者の男片桐太郎はジロと共に廃屋にやってきた。
片桐はかつてこの廃屋に住んでいたおぼっちゃんだったが
幼少期に誘拐され、アメリカに放り出され孤児となった。
ゴロツキとなり、強盗団のリーダーとなり捕まるが脱獄し
日本に帰ってきたものの両親は既に亡くなっていた。
そのため社会、特に悪人に復讐しようという強い想いを
持っていた。ジロはかわいらしい友達のような生き物を、
太郎は強くどんな悪人を容赦なくやっつけてしまう生き物を
ブルンガに望んだ。

P2012_1128_064541.JPG


生まれてきたブルンガは一見かわいらしい生き物だったが
ひとたび本気を出すと圧倒的な戦闘能力を有する怪物だった。
言葉を解し、意思疎通をなんなくこなすが、
動物たちからは仲間と認められず迫害され、
しかも自分以外に種の存在しないマイノリティのこの生物は
いつも寂しい想いを抱えて生きていた。
太郎はブルンガを利用して、大きな事件を引き起こす。
ジロは太郎と決別し、ブルンガが暴れないように育てることに。

しかし、アメリカに訪れた悪魔はブルンガのつがいである
ブルンゴを殺人狂のガノモスに預けた。
人類を滅亡させたいと考えている悪魔の思惑通り
ブルンゴを使って次々と悪事を働くガノモス。
子供であろうと情け容赦なく殺してまわる悪行をとめるため
ブルンガは対決を挑むのだった。

秋田文庫 全1巻
ラベル:手塚治虫
posted by おすすめ漫画、漫画百選、漫画名言 at 06:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 手塚治虫 BJ、どろろ、ブッダ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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【安寿(あんじゅ)】管理人
 自称「漫画のソムリエ」
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 幼少の頃から
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 まさか漫画家になるとは
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 そして実際なりません
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