2012年07月04日

漫画『MMR マガジンミステリー調査班』石垣ゆうき

超常現象の数々を科学的?に考察していく
キバヤシたち調査班の活躍を描いた
よい意味でも悪い意味でも伝説的なギャグ漫画である。

超常現象や社会現象などに対してIQ170の
ひらめきを持つキバヤシが飛躍的な発想(妄想)を展開。
読者の不安をあおり、翻弄してくる。
あらゆる事象に対して独自の理論を展開し最終的に
「人類が滅亡に向かっている!」という
読者を恐怖のずんどこに引き落とす仮説を次々と披露。
人々を知らず知らずのうちに洗脳、
支配しようともくろむ謎の集団も現れ、
ときにMMRに魔の手が迫る。

また調査班のメンバーがキバヤシの仮説に対して
「な、なんだって〜」、「なんですってー!?」
と驚きの追従表現をする!という定型(連携)パターンは
数多くのファンを持つ。
あまりにも秀逸すぎるこの表現は柴田亜美先生の
「PAPUWA」を筆頭に
数多くの漫画家がパロディーとして描いている。

P2012_0606_224722.JPG


当時多かれ少なかれ人々の心を侵食・魅了していた
ノストラダムスの大予言などの不安や不安定な世相を反映。
遺伝子組み換え問題、電磁波やコンピュータ・ドラッグなど
科学技術の発展に伴う自然破壊などの諸問題を危惧し、
人類滅亡のシナリオをちゃくちゃくと妄想し、
警鐘を鳴らしている。
その一貫とした姿勢にはただただ頭が下がるよ。ふぅ…

1990年代。20世紀の世紀末に描かれたこの作品は
1999年のノストラダムスをはじめとした末期思想や
人間が抱える(現代も抱える)いろいろな問題を提示
しているので、正直90年代に読んでいれば
より身近であり、一層おもしろかったはずである。

説明のつかない事象(超常現象)などに
何らかの理由をつける(それがこじつけであっても)、
考察をするということはそれだけで単純におもしろい。
恐怖マンガと思って読んだら秀逸なギャグマンガだった。

【MMR キバヤシの名言ランキング】参照
http://park10.wakwak.com/~seikimatu/meigen.html

☆☆☆★
ラベル:ギャグマンガ
posted by おすすめ漫画、漫画百選、漫画名言 at 06:32| Comment(0) | TrackBack(0) | ☆☆☆★のおすすめマンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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【安寿(あんじゅ)】管理人
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 幼少の頃から
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 まさか漫画家になるとは
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 そして実際なりません
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