2012年06月20日

漫画『ハチワンダイバー』柴田ヲクサル

将棋に人生を捧げた男菅田健太郎だったが
結局プロ棋士になれなかった。
彼は「真剣師」(賭け将棋師)となり、勝ち続けるが
「アキバの受け師」の異名を持つ中静そよと戦い完敗。
唯一の拠り所である将棋で負けた彼は絶望の淵へ。
  
心機一転、棋譜を改めて考察するために
部屋の掃除代行を呼んだ所、
なぜかそよがメイドさんの格好をして現れた。
再戦を臨み、見事に負けてしまった菅田は
そよに強い憎しみを持つが同時にそよに魅かれてしまう。
そよからの依頼で将棋の代打ちを頼まれた菅田は
徐々にそよが最終目標としている「将棋の鬼」こと
鬼将会のタニオの存在を知ることになる。
タニオは、そよの父と兄を将棋によって殺し、
母もまた行方不明となり家族すべてを奪われた。
そよは地下に潜伏している鬼将会の数少ない情報や
コンタクトを信じて「将棋に勝ち続ける」という
過酷な誓いを立て、将棋人生を歩んでいた。

将棋の勝ち負けで命のやり取りすらも行われる
鬼将会はプロの棋士になれなかったタニオが
日本に200人ほどしかいない頭脳エリートの
プロの棋士を打ち負かし、
最終的に世界中を将棋で席巻し、人類の共通認識とし、
人類を将棋で進化させることを目的としている。
バカげた計画だと一笑にふせないのは、
鬼将会はすでにメンバーが各界に進出し
日本の癌としてある一部の者からテロリストとして
認識されている。

そよに強いあこがれを抱いたスガタは、
そよにからまる強い鎖であるタニオ率いる鬼将会と
命を懸けた茨の道を覚悟をもって選択。
  
P2012_0617_115320.JPG

  
将棋を通して、二こ神、澄野、キリノ、文字山、
チッチを筆頭とした怒級の変態たちと知り合い、
菅野は9×9=81の盤上にダイブ(潜水)する
「ハチワンダイバー」(81 diver)
として急成長を遂げる。

いつしか深い信頼関係と愛情を寄せるようになった
菅田とそよは打倒鬼将会を掲げる心強い仲間たちと
共に最凶の将棋の鬼であるタニオらと戦うことに。

息をつく間を与えない将棋の熱戦もすごいが、
ダイナミックな格闘シーンや凝った演出が多いのも特徴。
わかりにくい将棋の世界を駒自体をキャラクターに
見立てたり、将棋を格闘に見立てる演出が心憎い。

集英社ヤングジャンプコミックス 全35巻
posted by おすすめ漫画、漫画百選、漫画名言 at 06:45| Comment(0) | TrackBack(0) | ☆☆☆☆☆のおすすめ漫画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック



すべての道は漫画道に通じる
漫画を読みながら
戦争はできない
漫画& 漫画と共に生きる
わが漫画ライフに
いっぺんの悔いなし!

【安寿(あんじゅ)】管理人
 自称「漫画のソムリエ」
 埼玉出身、趣味でブログを
 やっています。
 漫画以外だと
 生駒里奈さんと
 松井秀喜さんと
 ずんの飯尾さん、
 本と犬と猫、
 音楽鑑賞と昼寝、お笑い、
 風呂と温泉、旅行、
 本屋が好きです。
 
 幼少の頃から
 漫画が大好きだった私が
 まさか漫画家になるとは
 誰も予想しませんてした。
 そして実際なりません
 でした。