2012年05月27日

漫画『天才バカボン』赤塚不二夫

ギャグマンガの先駆け的作品であり、
ギャグにおける数々の手法が駆使されている。
まさに金字塔的作品である。
また連載中に「少年マガジン」と「少年サンデー」を
他社を渡り歩いたという非常に珍しい漫画でもある。

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〜あらすじ〜

だまされやすいバカボンのパパとバカボン。
そしてしっかり者のママの三人家族に
新しい家族の「赤ちゃん」が産まれる!
という所から物語ははじまる。
さぁついに今日生まれるぞ……と引き…
しかし、「天丼」的手法で(同じことを繰り返し、
笑いを誘う笑いのパターン。最低でも3回はしよう!)
なかなか産まれてこない赤ちゃん。
業をにやしたバカボンはママのお腹に
電話の受話器を当てて赤ちゃんに話しかける。
そして生まれた「はじめちゃん」は超がつく天才児。
なんと2週間でしゃべりだした。
(ちなみにパパは生まれた瞬間にしゃべっている。)
親よりも赤子の方が賢く、物知りという
アンバランスなバカボン一家は
常識的なママ(パパと夫婦が続いている点で変人だが)と
常識の枠外のパパという絶妙な組み合わせによって
毎日おもしろおかしくすごしている。
そして「レレレのおじさん」や
「目玉のおまわりさん」(鉄砲のおわまりさん)、
「ウナギイヌ」や「ノラウマ」などの不思議生物
といった個性豊かなキャラクターたちや
かつてパパが卒業した早稲田大学…
の隣にあったバカ田大学の面々が次々と現れ、
読者の想像の遥かに上をいく物語が展開される。
(正直バカ田大学の面々は、本家同様
麻薬でもやっているのではないか…
といぶかしむほどの変人奇人ばかり。
しかし、残念ながらパパたちが卒業してすぐに
潰れてしまったのだ。)

ちなみに作風は初期はほのぼのとしているが
だんだんパパの性格が意地悪く残虐化していき、
ブラックユーモアあふれる内容に変化していく。
そのキレっぷりはすさまじく、
登場人物がダルマになったり、
神様のお告げを守るために素手でウンコを受けたり、
バカボンのパパが人を死に追い込んだり、
主人公であるバカボンのパパが死んだり!
とやりたい放題。(パパは何事もなかったように復活)

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またいろんなページを行ったりきたりして読む!
全く意味の異なるセリフを覚えさせてから
会話を成立させる。
わざと絵を下手に書く。
いきなり劇画調の絵を描く。
身内ネタに走る。
などという斬新な手法が用いられる回も多い。
なぜか同性愛者が多々登場する。

竹書房文庫版全21巻 

天才バカボン (1) (竹書房文庫) [文庫] / 赤塚 不二夫 (著); 竹書房 (刊)

〜これでいいのだ。〜

 「バカ田大学校歌」

(天才バカボン誕生40周年記念THE BEST参照)

 みやこの西北 ワセダのとなり。
 のさばる校舎は われらが母校。
 われらのノーミソ タリラリランよ。
 先生もドアホで 授業はパアでも
 社会はまねくよ われらが頭脳。
 かがやくわれらの バカぶりみろよ
 バカ田 バカ田 バカ田
 バカ田 バカ田 バカ田 バカ田〜

「ウナギイヌ出生の秘密」

泥棒犬が魚屋にいたメスのウナギにひとめぼれ。
周囲の反対を押し切って結婚し生まれたのが
世にも奇妙なウナギイヌ。
人語を解し、おまけにしゃべれるのである。
あっさり食べられてしまったこともある。
母であるウナギのために半分ほど沈没した
へんてこな家に住んでいる。

「バカボンのパパ」

生まれた瞬間から歴史的名言をしゃべったという
超天才のバカボンのパパは
なぜタリラリランになってしまったのか?
実はくしゃみをしたときに大きなネジが飛び出し
それ以降おかしくなってしまったのだ。
でもパパはしあわせそうだからこれでいいのだ。
ちなみに働いていないように見えるパパだが
屋台をひいていたり、会社勤めをしていたりする。
だが、入社直後に会社をつぶしたり、
とうがらしの味見をする仕事に就くが
すぐに辞めてしまったり…と長続きしない。

「バカボンのパパはバカボンが生まれる前は
何て呼ばれていたのか?」

いろいろあるが、バカ田大学時代は
キャロルと呼ばれていた。
また、「ノールス」と呼ばれていたことも。
posted by おすすめ漫画、漫画百選、漫画名言 at 06:50| Comment(0) | TrackBack(0) | ☆☆☆☆★のおすすめ漫画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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【安寿(あんじゅ)】管理人
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 幼少の頃から
 漫画が大好きだった私が
 まさか漫画家になるとは
 誰も予想しませんてした。
 そして実際なりません
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