2011年12月10日

漫画『こわい本 影』楳図かずお

【鏡】

おやしきのお嬢様花野絵美の家には大きな鏡があった。
年頃になった絵美は恋をし姿を映すようになった。
元タレントの母を持つ絵美の美しさは際立ち、
人々の羨望を集めるほどだった。
高校三年生になった絵美は、仲の良かった貢と
ケンカ別れしてしまう。その頃からだった。
何か自分に向けられる突き刺すような不気味な
視線を感じるようになったのは。
絵美は導かれるようにその視線を探して回る。
彼女が感じるままに歩いた先にはあの鏡があった。
そして現れた自分とそっくりな姿をした鏡の中の
もう一人の自分…。



「かげ」と名付けたもう一人の自分は人格を有し、
ついには絵美の住む世界にも現れ、
我が物顔で自らが本物の絵美であると主張。
次々と絵美の大切なものを奪い取っていく。
いつしか絵美は自信を失い、
精神的に追い詰められていく。

【復讐鬼人】

城主宇田文武の世継ぎの若君光忠による
息子正吾への非道な振る舞いに業を煮やした
剣の達人近藤無双は若君を衝動的に突き飛ばし、
光忠を盲目にしてしまう。
文武はこの恨みから近藤親子を苦しめこうと企て
非常な仕打ちをはじめる。
無双の両腕を切り捨てた文武は、
無双に苦役を負わせ、罪人として彼を扱う。
光忠がケガをしたら、同じ痛みを正吾に味あわせる。
たとえそれが光忠の過失であっても、例外ではなく
正吾も同じ痛みを与えるという罰を押しつけた。
そんな折、光忠が敵によって命を落としたという
情報が入る。文武は、正吾を殺し、その首を
牢屋にいる無双の前に投げ出したのだった。
怒りに打ち震える無双は、光忠の戦死は誤りで
あったことを知り、この理不尽すぎる仕打ちに
復讐心を燃やすのだった。
posted by おすすめ漫画、漫画百選、漫画名言 at 06:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 楳図かずお(うめずかずお) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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【安寿(あんじゅ)】管理人
 自称「漫画のソムリエ」
 埼玉出身、趣味でブログを
 やっています。
 漫画以外だと
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 本と犬と猫、
 音楽鑑賞と昼寝、お笑い、
 風呂と温泉、旅行、
 本屋が好きです。
 
 幼少の頃から
 漫画が大好きだった私が
 まさか漫画家になるとは
 誰も予想しませんてした。
 そして実際なりません
 でした。