2011年12月06日

漫画『Dr.コトー診療所』山田貴敏

鹿児島県の孤島古志木島を舞台に医者五島健助、
看護婦星野彩佳、漁師の原親子、
トラブルメーカーの漁労長しげをメインに
感動的なヒューマンドラマが展開される。
メインキャラの多くは、悲しい過去を有し、
大きなケガや難病に直面する事態に陥る。
それをドクターコトーこと五島健助や星野さん、
島民たちの愛、
はたまた島の持つ不思議な力によって治癒していく…
という物語が展開される有名な医療漫画。

基本的にコトーが難易度の高い外科手術を行い
神技ともいえる医療技術によって
多くの人々の命を救うという話が多い。
また、外部(本州)から体内(島)にやってきた
ウイルス(悪人)が島の持つ抗体、浄化作用によって
善人に治る(本質的に悪人だったヤクザは完治せず)
という見方もできる。



〜あらすじ〜

大病院の第一線で活躍していた五島健助だったが
医療ミス(本質的には判断ミス)によって
患者が亡くなってしまった。
コトーは糾弾され、病院を去った。
そして、舞台となる古志木島にやってきた。
この島は本土から船で6時間という絶海の孤島である。
漁師の多いこの島は1000人ほどの人々がいて
お年寄りが多い。コトーは小さな診療所で
看護婦の星野彩佳と共に患者を待つが、
ほとんど島民が来ない。
ほぼ開店休業状態という感じだ。彩佳によると、
この島には今までろくな医師が来てくれず、
またすぐにいなくなり代わってしまうので、
どっかの与党のようにすっかり信頼をなくしてしまい
島民の多くは体調が悪くなると本土の病院に
6時間以上かけて出かけるのだという。
島民の中には、よく知りもしない医者より
内さんという老婆が作る煎じ薬の方がよほど
頼りになると考える者も多い。

しかし、高い医療技術もそうだが、それよりも
更に高い信念を持つコトーは
ときに自らの危険を顧みずに手術に臨む。
一見頼りなさそうな男だが患者を安心させる笑顔と
飾らないその人柄によって島の人からも慕われ、
島に欠かすことのできないコトー先生として
多くの信頼を得ていく。



基本的にお人よしで、うわさに惑わされるものの
情に厚い人々の多い(一部例外あり)この島には
定期的に悪人が現れるが、島の人々は家族そのもの
という作中のセリフに象徴されるように一枚岩なので
あっさりはじき出されてしまう。

また、本作においては多くの医者が登場し、
その医者それぞれのスタンスの違いから、
コトーと対立したり、ときに切磋琢磨したり、
ときに人生を変えるような出会いがあったりする。
病気やケガに限らず人生においては
つらい局面に遭うことも多いが、
逃げずに立ち向かっていけば同じ景色も違って
見えることがあるかもしれない。
医者(癒者)であるコトーや島の人々によって
病んだ社会が少しでも治ることを祈ってやまない。

小学館ヤングサンデーコミックス 25巻〜
特別編【島の子供達】も発売中。



【コトー】カップラーメンが主食という医者の不養生を地で行く男。
乗り物酔いがひどく、暑さにも寒さにも弱い。
まさに貧弱ゥ。貧弱ゥな男の見本である。
高すぎる医療技術はまさに豪華一点主義。

【星野】ヒロインでありながら顔面に
ゲロを吐きかけられるかわいそうなナース。
苗字が示す通りドラゴンズファンである。
コトーに想いを寄せるもツンデレ。毒舌。

【原】医者の誤診によって妻を亡くしたので
医者のことを信用していない。
この人の発するセリフはまさにイケメン!

【タケヒロ】コトーに命を救われたことで医者を志す。
将来的には父である原を超える人物になる
ことを願ってやまない。

【三上】へたれ→悪人→小市民→医師→恩人
という高度なジョブチェンジをこなす。

【和田さん】全身からいいひとオーラが出ている。
猫屋敷の主。原同様内面的イケメン。
都会に出てきたら悪い奴の餌食になりそう。

【しげ】恩知らずにしてトラブルメイカー。
いつもの言動がひどいのでたまにいいことを
するとその印象が強くすごくいいことに見える
ジャイアン的キャラである。

【ミナチン】明るい笑顔に暗い過去。
独自の目線と感性で医療に携わるサイケな看護婦。

Dr.コトー診療所 (1) (ヤングサンデーコミックス) [コミック] / 山田 貴敏 (著); 小学館 (刊)
posted by おすすめ漫画、漫画百選、漫画名言 at 06:34| Comment(0) | TrackBack(0) | ☆☆☆☆★のおすすめ漫画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック



すべての道は漫画道に通じる
漫画を読みながら
戦争はできない
漫画& 漫画と共に生きる
わが漫画ライフに
いっぺんの悔いなし!

【安寿(あんじゅ)】管理人
 自称「漫画のソムリエ」
 埼玉出身、趣味でブログを
 やっています。
 漫画以外だと
 生駒里奈さんと
 松井秀喜さんと
 ずんの飯尾さん、
 本と犬と猫、
 音楽鑑賞と昼寝、お笑い、
 風呂と温泉、旅行、
 本屋が好きです。
 
 幼少の頃から
 漫画が大好きだった私が
 まさか漫画家になるとは
 誰も予想しませんてした。
 そして実際なりません
 でした。