2011年11月13日

漫画『最終フェイス』小林よしのり

そもそも美人とは何なのか?を問いかける問題作。
大女優一条麗子の自慢の娘であり人類が到達する
最終美「最終フェイス」(美の帰結点)
と信じて疑わない個性的な顔を持つかれんは
自らの美しさを信じて疑わないパワフルな変人。
大作家である父ですら生理的に受け付けず嫌う
かれんの顔は現在の日本の美の基準から見れば
究極のブスであり、多くの者は嘲笑と嫌悪を抱く。
しかし、一度見たら嫌でも忘れられないインパクトの
あるその顔は一部の者の間では圧倒的な支持を受ける。



自分の通う高校に一条麗子が自分を超える逸材だと
太鼓判を押す娘が転入するということを
テレビで知った苦労知らずのおぼっちゃん榎本健一は
かれんの顔も見ずにプレゼント攻勢を試みる。
かれんを見た榎本はその個性的すぎる顔におぞけるが、
強引にかれんにつきまとわれていくうちに
彼女の持つ不思議な魅力にとりつかれていく。

芸能界への進出を果たし、個性的な顔を要する
ちみみと共にアイドルデビュー。
話題作りのために自殺未遂を行い、
その後も不謹慎すぎるキャンペーンを決行する。

無個性に整っている美人たちの中で個性的な顔を持つ
二人は圧倒的な存在感を持ち、世間に絶対的な
インパクトを与え、認知されていく。
最終的に整形などによって作られたわけではない
かれんをはじめとした個性的な女性の本質的な
揺るがない美しさ、つまり自然美に
榎本や一部の世間の人々が気づかされていく。

徳間コミック文庫全1巻 ☆☆☆
posted by おすすめ漫画、漫画百選、漫画名言 at 07:11| Comment(0) | TrackBack(0) | ☆☆☆のおすすめコミック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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【安寿(あんじゅ)】管理人
 自称「漫画のソムリエ」
 埼玉出身、趣味でブログを
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 本屋が好きです。
 
 幼少の頃から
 漫画が大好きだった私が
 まさか漫画家になるとは
 誰も予想しませんてした。
 そして実際なりません
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