2011年01月20日

漫画『魔法陣グルグル』衛藤ヒロユキ

おとぼけ勇者ニケと
謎だらけの魔法グルグルを使う少女ククリ。
濃いオヤジたちやふんどし姿の妖精たちに
助けられたり、邪魔をされたりしながら
魔王ギリを倒すために世界を冒険する
というファンタジー風ギャグマンガ。

全16巻。ガンガンコミックス ☆☆☆☆★



独特の世界観を持ち、シリアスな展開でも
随所にギャグを散りばめるという演出が心憎い。

また登場人物(妖精や王も含めて)の
ほとんどがギャグ要因である。
ヒロインククリ自身も天然キャラである。
また勇者ニケはボケだけでなく、
天性のツッコミの才能を開花し、
際限なく登場するボケキャラや展開に対し
ガンガンとツッコミを入れてくる。

ニケは火・土・水・風の王たちから
【火の剣】【土の剣】【水の剣】【風の剣】
の使用を認められ、【勇者の剣】を扱える
ようになる。(が、やはりギャグがついて回る)
ククリは、杖で魔法陣を描き魔法を使えるが
失敗も多い。また作中の世界では、魔法は
光魔法・闇魔法に大別されるが、
グルグルはどちらにも属さない変な魔法なので
その効果は未知数。
強力な力を発揮する可能性を持つ一方で
天使にも悪魔にもなりうる危険もはらんでいる。
修行などでパワーアップすると、
魔法陣を空中で書いたり、杖なしで描ける。



〜あらすじ〜

ジミナ村出身のニケは
勇者になりたかったが肝心の魔王がいなかったので、
息子を勇者にしよう。
と張り切る父によって強制的に勇者修行を
させられて育った。

300年前に倒され、封印されていた魔王ギリが
復活したということで、コーダイ王国で
倒した者に金5万リン&王子にする
というお触れ書きを見た父は大喜び。
母親と共にニケを猛説得し、
半ば強引にニケは旅に出かけるはめに。
冒険に出かける際には、魔法オババの家に
あいさつにでかけるように言われる。
オババの家でオバケを見た
というイヤな情報が耳に入り、
余計行きたくなくなるニケ。
ニケはいやいや魔法オババの家に出かけ、
杖を持つ少女ククリと出会う。
グルグルという謎多き魔法を使えるという
ククリといっしょに冒険に出かけることに。
ククリは、実は300年前に魔王ギリを
封印したとされるミグミグ族の生き残り。
その絶大な力が期待できる一方で、
魔法オババいわく、失敗ばかりで物覚えも悪い
という世間知らずの女の子だ。
不安を抱えながらも二人の冒険ははじまる。

ニケとククリは城内で、なぜか王様に認められ
勇者と認定される。いわゆる軍資金を与えられ
(死ぬかもしれないリスクを金で解決する
という王の方針から)
キタの町に出発。モンスターをなんとか倒し、
たどり着いた町では、「キタキタ踊り」という
珍妙な踊りを後世に伝えようと後継者を探す
濃いオヤジ『キタキタオヤジ』に遭遇。

モンスターに捕まってしまったククリや
町の少女とキタキタオヤジを救出するために
町の少年トマ、ザザと共にダンジョン
ノコギリ山に出かける。
そこには恐ろしいワナや笑えるモンスター
などが待ち受けていた。

冒険や修行をしながら、どんどんニケに恋心を
募らせていくククリ。
グルグルは恋(ハート)の力に大きく作用する。
ちなみにハートの揺れ幅が大きいとされる
こどもの時(思春期くらいか?)しか使えない。
二人がラブコメ的いいムードになっても、
クサいセリフやクサイ雰囲気、クサイ心情を
勝手に読み取るふんどし妖精ギップルや、
全く空気を読まないキタキタオヤジなどが
登場し、台無しにしてしまう。





結果ククリは周囲には丸わかりのニケへの
好意を告白できないまま最終巻になだれ込む。
魔王ギリを倒すカギは、もちろんグルグル。
どうなる?

〜昔こどもだった大人たち〜

物語には昔こどもだった大人たちも数多く登場。
ダンジョンや物語内で、伝承されている伝説
などに登場する『人物』にはちゃんとモデルが
いる場合が多い。
些細なことで恋人を封印してしまった
ミグミグ族の者や、
ダンジョンを攻略できなかった者。
彼らの想いがムダになるか
というとそうではない。
結果的にニケ・ククリに関わってくるのである。
また、二人の冒険を支える大人の存在も
見逃せない。やはり大人へのあこがれが
少年・少女を成長させるカギを握っている。
posted by おすすめ漫画、漫画百選、漫画名言 at 07:26| Comment(0) | TrackBack(0) | ☆☆☆☆★のおすすめ漫画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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【安寿(あんじゅ)】管理人
 自称「漫画のソムリエ」
 埼玉出身、趣味でブログを
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 漫画以外だと
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 本屋が好きです。
 
 幼少の頃から
 漫画が大好きだった私が
 まさか漫画家になるとは
 誰も予想しませんてした。
 そして実際なりません
 でした。