2010年01月23日

漫画『リボンの騎士』手塚治虫

天使のいたずらで、男の魂と女の魂両方を

持ってしまったサファイア王女の恋愛と闘いを

描いた恋と冒険の物語。50年代初頭に描かれ

優れたエピソードが多く、多くの手法がその後

の漫画にも踏襲されている名作漫画。


天使チンクのいたずら(勘違い)によって

生まれてくる女の子は、男女両方の魂を飲む。

それがよりにもよって、シルバーランド王国の

王女の赤ん坊だったからさぁ大変。

シルバーランドの王様になれるのは女性だけ

なのだが『ズーズー弁』をしゃべる博士のせいで

国中に『王子』が生まれたと誤解されてしまう。

(王〜ずさま〜と叫んだので、

 『王女』ではなく『王子』と誤解。奇抜w!)


王位を目論み、ゲジゲジ大公と忌み嫌われる

ジュラルミンは本当に生まれたのが王子なのか

と疑問を抱く。

もし、生まれてきたのが王女ならば、

自分の息子が王子となれる!と野望を持っていた。


王女サファイアは、王子として育てられ

本当は王女であることを一部の者しか知らない

門外不出の秘密だ。そして15年の歳月が流れた。


表向きは王子であるサファイアは、花や小鳥を

愛し、ドレスを着るのが大好きな心優しい少女に

成長していた。剣の腕前は一級品だ。


未だに息子を王子にしたいと目論む

ジュラルミンは、ずる賢いナイロンらと共に

サファイア失脚を目論んでいた。

また、天使チンクはサファイアに入ってしまった

女の心を回収するために地上に現れた。


そしてシルバーランドに現れた隣国の

フランツ・チャーミングに恋をしたサファイアは

亜麻色の髪の乙女に変装してダンスを踊る。


恋におちた二人だったが、ジュラルミンや

ナイロンらの謀略や

後に登場する魔女や美と愛の神ビーナスらの

企みや妨害に遭い、想いを遂げられない。


サポート要員としては天使のチンクや、

海賊として登場する魅力的なブラッド

(後に名作漫画として有名なブラックジャック

 になんとなく似ているキャラ)らが

配置されていて、物語に花を添える。


サファイアやフランツのために

己の命を惜しまずに闘うキャラクターたちや、

恋愛感情ゆえに足を引っ張る邪魔者や、

自分のこどものためになると盲心的に動く親

(その実、そのこどもたちはホント迷惑そうだ)

など、いろんな形の愛が描かれている。

手塚作品の長所であるテンポの早い展開。

エンターテイメント要素も多いおすすめの作品。

☆☆☆☆。講談社漫画文庫全2巻

リボンの騎士 (1) (講談社漫画文庫)

リボンの騎士 (1) (講談社漫画文庫)

  • 作者: 手塚 治虫
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 1999/10
  • メディア: 文庫



posted by おすすめ漫画、漫画百選、漫画名言 at 08:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 手塚治虫 BJ、どろろ、ブッダ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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