2010年01月11日

漫画『キャッツアイ』北条司

神出鬼没の怪盗美女三姉妹「キャッツアイ」と

それを追う刑事内海俊夫らの恋愛感情が絡んだ

戦いを描いたラブコメ。


世間をにぎわす怪盗「CAT'S EYE」は、

キャッツカードによって犯罪予告をする

絵画専門の窃盗団にして人々を魅了する恋泥棒。

変装の名手でもあり、俊夫ら知り合いにも

その正体を見破られない演技力を有する。


犯行現場にもご丁寧にカードを置いていく

という憎い演出をする。

(キャッツカードは、自動車のタイヤをパンク
 
 させられるほど鋭利で強力!)


レオタードに身を包んだ彼女たち

「泪」(るい)「瞳」、「愛」の来生三姉妹は

力を合わせてある画家の絵画を集めていた。

(20年近く失踪している父ハインツの絵画を

 集めながら、カードによって一縷の望みと共に

 父からの連絡を待っていた)。

神出鬼没にして、トリッキーな作戦や機械で

警察を翻弄し、次々と成果を収める彼女たち。

20100110104646.jpg


特に瞳は、高層ビルから綱渡りをしたり、

木から木へ跳び移ったりと

その神業的な身のこなしはまさに猫のようだ。


普段は、喫茶店「キャッツアイ」を経営している

彼女たちの情報源は瞳の恋人であり刑事の俊夫。

瞳は恋人をだましながら窃盗をすることに

罪悪感を抱きながら、内海との戦いを楽しんで

いるふしもある。(私を捕まえてごらんなさい。

言ったな〜 こいつ〜!的 無関係の周囲を

イラつかせる恋人心理の成せる業なのか?)。


捕まったら恋が終わってしまうという

スリリングな戦い、恋人に「秘密」を抱える

罪悪感などによって複雑な瞳。

そして、キャッツアイのときの瞳にも惹かれて

しまう俊夫の葛藤。キャッツの正体は、

瞳たちなのではないか?と疑いながらも

どこかでそれを期待しているかのような俊夫。

(考えてみると俊夫は作中、自転車の三人乗り、

 違法駐車、不法侵入、窃盗未遂、窃盗、

 痴漢にのぞき…と神奈川県警顔負けの悪事を

 繰り返している)


キャッツアイを捕まえんと発足された警察部隊

のメンバーは、俊夫と共に「始末書トリオ」と

揶揄される拳銃ぶっ放しプッツン野郎平野猛に

説教くさくてロリコンな武田鉄矢風の竹内。

想いこんだら一途だが、よくよく考えたら

こいつが一番多情だよなぁな女刑事浅谷光子

(極度の味覚音痴にして、料理の腕は悪魔的。

 無神経な始末書トリオ他が体調を崩すほど)

など問題児ばかり。

よく胃を痛めるまともな課長が不憫で仕方ない。


また、サファイアばかりを狙い、キャッツアイ

の正体を知るネズミこと神谷は、時に

キャッツアイを助けたりとちょこまかと動き回る。

このキャラが物語によいスパイスを与えている。


テンポの速い作品であり(恋愛展開は遅いが)

画力自体も安定していて読みやすい。

恋愛を絡めた冒険活劇としておすすめの漫画。

☆☆☆☆。全18巻。ワイド版全10巻。集英社。
posted by おすすめ漫画、漫画百選、漫画名言 at 08:00| Comment(1) | TrackBack(0) | ☆☆☆☆のおすすめマンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
意外と
ファミリーコンポ
が大好きです。

>読んでいませんね。
 略すとファミコンになりますね。
 どーでもいいですが…。
 『ホスト部』の環もファミコンなんですね。
Posted by ペコ at 2010年01月13日 23:31
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