2009年11月08日

漫画『魔人探偵脳噛ネウロ』松井優征

謎を喰らう魔人ネウロと悪食&大食い女子高生
桂木弥子のコンビが繰り広げる新感覚推理漫画

推理モノと言うよりもギャグ要素の多い作品。
小ネタ、パロディーネタ、ブラックユーモアを
ふんだんに盛り込み、細部の笑いにまで貪欲で
ありギャグマンガとしても三つ星の一級品。
人類崩壊の危険や、特に後半においては派手な
アクションシーンそれに立ち向かう人類の結束
など見所も多く、ストーリー漫画としても
破綻がなく見事に描き切られている。
変にラブコメに走らなかったのが成功の鍵だ。
全23巻。ジャンプコミックス。

最終巻23巻に特別読切『離婚調停』収録
☆☆☆☆☆

人間を遥かに凌駕する力と頭脳を併せ持つ
魔界の謎を喰い尽した魔人ネウロがその空腹を
満たすためにやってきたのが地上の日本。
そこには、彼が食料としている悪意をはらむ
「謎」(犯罪)が所々に蔓延っていた。
ネウロは事件を解決するとお腹が膨れるのだ。

はじまりは、弥子の父が殺害された事件に
端を発する。突如現れた魔人ネウロは自分の
正体を公にしないために、弥子を媒体にして
事件を解決。ネウロは弥子を「探偵」役に
任命し、自分は「助手」という立場に収まり
「探偵事務所」を創設。自らの食料を安定的
に確保するために、弥子に恐怖政治を断行。

物理的・外側からの攻撃を得意とするネウロ
精神的・内面からのフォローやアフターケアを
得意とする弥子の名(迷)コンビは
数々の犯罪者たちの悪意を打ち破っていく。

社会に溶け込みながら、不気味な欲望や思想
を持った「フツー」の犯罪者や著名人、
世界を恐怖のどん底にたたき落とす
怪物サイ(X.i)や「新しい血族」シックスら
との闘いを通じて進化していく弥子の成長と
最終的に登場人物たちが「信頼」で結ばれて
いくストーリーが心地よい。
おそらく作者は漫画太郎先生と岩明均先生、
原哲夫先生が好きなんだろうなと思った。

【脳噛ネウロ のうがみねうろ】 

弥子は、ドレイ扱いの「ミドリムシ」扱い。
暴力に拷問、精神的攻撃に言葉による暴力
など多岐にわたってイジメ抜く……。
トラップをしかけるのが異常にうまい。
そんなダウンタウンの浜ちゃん以上のドS。
絶大な威力を誇る魔界道具や必殺技を
自らの魔力と引き換えに発動できる。
魔界の謎をすべて解き明かした悪魔的頭脳と
悪魔的性格、悪魔的体力を併せ持つ。
人前では謙遜でカムフラージュした弥子への
皮肉たっぷりの暴言はウィットに富んでいる
名前の由来は、「神経細胞」を意味する
ニューロン(neuron)から。

【桂木弥子】

この物語のヒロイン。…なのにドレイ扱い。
ネウロの数々の虐待や悪意満々の犯罪者たちの
毒にも負けないタフな精神力と、物理的に
ありえない宇宙的胃丈夫であり胃袋を持つ。
かつ丼を35杯以上食べたり、スープバーで
「101回目のおかわり」に行ったり、
回転寿司屋のレーンから寿司を駆逐したり
120キロ分の魚をたいらげるなど
「物理的にありえない」大食い伝説を持つ。
ゲテモノだろうと何だろうと口に入れば
ぶっちゃけ「土」でもいいのだから
その性質は基本的に「ドクタースランプ」
のガッちゃんと変わらない。

【特に印象に残った爆笑エピソード】

「ブラックジャックネタ」(7巻参照)
「横暴なアメリカ軍ネタ」(9巻参照)
「宮崎駿夫ネタ」(12巻参照) 
「七光ネタ」(12巻参照)
「セレブネタ」(16巻参照)
「金八ネタ」(16巻参照)
「タバコの警告文ネタ」(20巻参照)
「ストUネタ」(22巻参照)
「くにお君ごうだの頭突きネタ」(23巻参照)
「桃鉄の雪隠(せっちん)詰めネタ」
「ウノのドロ2及びドロ4ハメネタ」

魔人探偵脳噛ネウロ (1) (ジャンプ・コミックス)

魔人探偵脳噛ネウロ (1) (ジャンプ・コミックス)

  • 作者: 松井 優征
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2005/07/04
  • メディア: コミック





【細かすぎて伝わらないネタ 
ネウロ足が逆!逆!】
posted by おすすめ漫画、漫画百選、漫画名言 at 08:00| Comment(1) | TrackBack(0) | ☆☆☆☆☆のおすすめ漫画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ネウロはマイ鬼畜ランキングベスト5には入ります。
25巻で終わったのも◎
アニメはアニメで面白かったな。

>あれ?23巻じゃ?それともアニメの方ですか?
 アイシールド21のヒル魔もそうでしたが、
 鬼畜系はやっているんですかね?
Posted by ペコ at 2009年11月10日 00:12
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