2009年06月07日

マンガ『かってに改蔵』久米田康治

サブカルチャーにやたら詳しい作者が描いたバイオレンスあり、
不思議な感動あり、パロディーあり、下ネタあり、
アシスタントや担当を揶揄した身内ネタや自虐ネタあり、
サービスカットありのギャグマンガ&学園ラブコメ?

漫画・アニメ・ガンダム・ドラマ・芸能・ゲーム・時事ネタなど
「わかる人にしかわからない」「その時にしかわからない」ネタを
がんがんかましてくる。
読んでいて、元ネタがわからず「?」になることも多い。
その作風は、少年マガジンで連載中の「さよなら絶望先生」にも
踏襲されている。また、この作品内において絶望先生の口癖で
ある「絶望した ○○に絶望した」のくだりは既に改蔵が発している。
メールの擬音語を「めるめる」と表現して、「著作権はフリー」
と発表したのもこの作品である。

好き嫌いがわかれそうだけど、私はこの作品好きだ。
最終巻で語られる不思議な舞台設定や妙に温かい感じも好きだ。
19巻から巻末に描かれる作者の反省文などもおもしろい。

〜あらすじ〜

勝改蔵は、かつて近所で「神童」と呼ばれる超天才だった。
しかし幼なじみのバイオレンス羽美に背中を蹴られたことによって、
UMAなどの変なものを推奨するディープな人格になってしまう。
(「蹴りたい背中」が生んだ悲劇はやがて「切りたい背中」に!)

その後成長した改蔵は幼なじみの羽美と共に高校に通うのだが、
ある日自分が改造人間になってしまったと思い込む。
しれっと平気で嘘と下ネタを吐く科特部の才園すず部長の
冗談を真に受けた改蔵は、いないはずの悪人を探し回る。
そうすると類は友を呼ぶのことわざ通り
「天才塾」と名乗る変人たちが次々と現われ改蔵に戦いを挑む。
(味方の場合もあるが、基本的にトラブルの種になることが多い)
途中からはパタリと現われなくなるのだが……。

自由勝手に振舞う変態&天才の改蔵、ツッコミ役で猟奇的すぎる
彼女?羽美、鉄道マニアで永遠の下っぱのダメ人間地丹。
そして彼らの暴走を助長する学園の実質的ドンである部長すずに
よって次々と巻き起こされる事件。
学園・ご近所に次々と迷惑をかける厄介村の厄介さんたちの活躍?
が描かれる。

前半暴走役は改蔵なのだが、途中から羽美のバイオレンスっぷり、
残虐性・サイコの度合に磨きがかかる。代表例「ひな壇に肉を〜」
また地丹の人間としてのダメダメっぷりが激しくなり、
改蔵が軌道修正にかかる役割に。代表例「下っぱの惑星」
全26巻。小学館サンデーコミックス。
posted by おすすめ漫画、漫画百選、漫画名言 at 12:17| Comment(0) | TrackBack(1) | ☆☆☆☆★のおすすめ漫画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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