2009年05月17日

漫画『狂乱 こわい本 楳図かずお恐怖文庫・8』

舞台は江戸時代。美しい娘たちが次々と神隠しに会う。
その前触れに大量の小判が放り込まれるのだが、
その後美しい娘は頭に傷の縫いあとのある死体となって発見される。
この怪事件を解明せんと十手の親分とたこ八が事件に乗り出すが、
親分は傷を負ってしまう。親分の娘ひとみは、父の残した「てんぐ」
といううわごとをヒントに、たこ八といっしょに事件真相に乗り出す
推理モノ。そこには、恐ろしい陰謀が隠されていた。
推理能力と実行力が伴ったヒロインひとみの活躍を描いた
3部作の1作目。

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企みにより後妻を殺した4人姉妹たちは、遺産を物色中に
美しいふりそでを見つける。美しいふりそでに見せられた四人は、
ふりそでを奪い合うのだが、持ち主が次々と変死を遂げる。
それは、殺された後妻による呪いなのか?
それとも、何者かによる仕業なのか?
ひとみとたこ八は、事件関係者たちから事情聴取を行い、
事件真相に乗り出す。後世にも伝わった「ふりそで火事」、
「ふりそで事件」をモチーフにした2作目。

人々を魅了する中村花之丞は、江戸を代表する美しい舞台俳優。
花之丞に想いを寄せる松坂屋の多恵に、花之丞も想いを寄せる。
いいなずけのいる多恵は、こっそりと逢瀬を重ねるのだが、
そこに醜い顔をしたあやしい男が多恵の前にたびたび現われる。
そして起こった悲劇。
ひとみの気転と頭脳が冴え渡る3作目。
「ふりそで小町捕物控」シリーズ。

お留守番をしている少女マミ。
雨が降ると知らないおばちゃん「雨女」が現われ
マミをさらおうとする。
不気味な笑い声をあげながら、マミをさらおうとする雨女だが
マミ以外には目撃者がなく、こどもの言うこととママは信じて
くれない。しかし、雨女はやってくる。
マミは「ヘンゼルとグレーテル」をヒントにさらわれたときの
ために頭を働かせるのだった。
「雨女」

他「ツンドラ」「手」「面」など、人の心にひそむ「狂乱」や
不気味さを描いた巨匠楳図かずおのホラー短編集。おすすめ漫画。
やや大人向きで、グロテスクな表現も多い。版元 朝日ソノラマ
posted by おすすめ漫画、漫画百選、漫画名言 at 09:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 楳図かずお(うめずかずお) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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【安寿(あんじゅ)】管理人
 自称「漫画のソムリエ」
 埼玉出身、趣味でブログを
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 音楽鑑賞と昼寝、お笑い、
 風呂と温泉、旅行、
 本屋が好きです。
 
 幼少の頃から
 漫画が大好きだった私が
 まさか漫画家になるとは
 誰も予想しませんてした。
 そして実際なりません
 でした。