2009年01月08日

「中庸」

競争を煽る社会もイヤだが、みんな同じがいいという社会もイヤだ。


他人を押しのけて、出し抜いて、時に他人の足元をすくい、

時に寝首をかかれる……そんな殺伐とした世界はイヤだ。


でも徒競走で、みんな手をつないでゴールするこどもの姿を見て

大人がそれを見守る……というような地獄絵図そのものの

ような社会もイヤなのだ。なんか大人のエゴと言うか、

薄っぺらい押し付け理想主義の権化みたいな発想がイヤだ。

いやだ、いやだ。いや、ダイヤだ。


「ダーリンコラム」へ。
http://www.1101.com/darling_column/archive/2007-01-22.html


ここでたとえ話をひとつ。

人間が究極的に「進化」して、

たとえばわかりやすい「完成形」みたいな姿になる。

男も女も、みんな完成形で、みんな同じ容姿で、同じ能力で、

同じ思考で、同じ生殖能力とかを持つ。

みんな同一規格で能力は同じ。

競争のない社会だ。

考えていることが同じで、ほしいものも同じなので効率がよい。

国策は立てやすいであろうし、争いも少ないだろう。

別に意図しなくても、みんなが同じ能力なので

ヨーイドンで走り出したらみんな同じタイミングでゴールする。

そうある意味で「完璧」の世界だ。パーフェクトワールドだ。

……自己嫌悪に陥ることも多いだろうな。


……考えていたら気持ち悪くなってきた。

人類の歴史において、「殺人」が行われかった日なんておそらく

ないのだと思うけど(マンガ「不思議な少年」でそんな話を題材に

していました)、もしそれが実現するとしたら、ほとんど人類が

壊滅的な状態になったときだけなんだろうなぁ。

昔読んだ手塚作品で、地球上に敵同士のふたりきりになったら

はじめて仲良く手を握れた作品みないなね。

映画の「アイ・アム・レジェンド」みたいなね。

ドラえもんの秘密道具で、みんなの能力が同じになる

(のび太を基準にしたから、問題が次々と巻き起こった)

というのがあったけど、それはそれで退屈なんだろうなぁ。


今以上をほしがりながら、変わらないでもいたい!と思ってしまう

のは人間の持つ究極的な悲劇的性格なのかもしれない。


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タグ:コラム
posted by マンガのソムリエ、おすすめ漫画、漫画百選 at 05:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 安寿の加齢なる日常V | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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