2008年12月28日

漫画『自由人HERO』柴田亜美

竜人、人間、獣人、鳥人、花人、蟲人、海人の七つの種族からなる
七世界には、七人の王と七人の英雄が世界を統治していた。
9年前、七世界七種族が死闘を繰り広げた七世界戦争の勝者
竜人界の竜王は、一切の戦争を禁じた。戦争のきっかけとなった
「青い秘石・赤い秘石」と言われる強大な力を有する二つの石は
平和の象徴として、保管されていた。

自由人HERO(Freeman HERO)ヒーローは、6歳ながら
類稀なるパワーを有する怪力少年だ。
人間界の英雄であるパーパ(シンタロー)は風をはじめとした
自然界の力を使いこなす超人(但し鼻血が出るほどヒーローを溺愛)
獣人界の英雄タイガーは、強くてこどもにやさしいナイスガイ。
鳥人界の英雄バードは、成績も頭脳も優秀だが、本当モテない男。
恋愛に関する情熱や他者へのやっかみがすごい。料理が得意。
ヒーローは、3人の英雄と共にすくすくと成長していた。

物語は、ヒーローが6歳のミイちゃんと結婚した場所からはじまる。
平和な世の中とは言え、暴れ者やケンカや紛争は絶えない。
ヒーローは、パーパらと共に身近で起こるそういった問題を
その類稀な怪力によって解決していく。当初のストーリーは、
かわいい絵柄とすくすく成長していくヒーローや三人の英雄の活躍を
描いたほのぼの調であり、柴田亜美のギャグセンスの光る作品だった
しかし、海人界のクラーケンが竜王を暗殺し、秘石を盗んだことで
緊迫した格闘漫画のシリアス路線を強めていく。

セリフのおもしろさや、魅力的なキャラクターが数多く登場する。
キャラクター達が変身することが多く、人の持つ「変身願望」を
刺激する。例えばタイガーは、トラ(猫に見える)に変身する。
ヒーローは成長の度合に応じて、姿を変えていく点などおもしろい。
格闘に関しては、ワンパンチや戦闘中覚える新必殺技などによって
形勢が大逆転するなど正直あまり凝っていないのが特徴である。
この設定は当時の大人気ゲームである「ロマサガ2」をそのまま
連想させる。(七英雄、必殺技閃きなど)唐突に、年代ジャンプを
してしまうところも似ている。
また後半、「犠牲の上に成り立つ」成長や戦闘が多いのが気になる。

主人公のヒーローはパプワ、パーパはシンタローなど、同著作品の
キャラクターをそのまま用いていて、ファンにとって感情移入
しやすいと思う。「誰もが笑顔で今日を生きてゆけるように」
「人を守るために力を使う」「守りてえんだよホレタ女を」など
平和のために戦うという動機づけがぶれていないのもよい。
文庫版全8巻には、それぞれ数ページずつ文庫版用のギャグ要素の
強い番外編が収録されている。

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七英雄補足

サクラ 花人界英雄。
自分の美しさは、すべての野郎の犠牲の上に成り立つ!
というマインドを持っている。性格最悪、容姿端麗の女装家。
体内に植物や薬を貯蔵しているので、薬屋が開ける。

キリー 蟲人界英雄。
見た目ヤンキーだが、熱い心と不思議な能力を持った少年。
シンタローやバード、リュウ、サクラなどによる
理不尽ないじめや折檻に合うことが多い。
いじられキャラ&いじめられキャラ。

リュウ 竜人界英雄
最強と言われる竜人界の英雄。よっぱらい。裸になりたがる
必殺技は竜の降臨、自らも巨大な竜に変身できる。
次男との中が悪く、すぐに兄弟喧嘩に発展し、シンタローらをなぜか巻き込む。
見た目はかわいいが金に汚く野心の高い三男タツがいる。

クラーケン 海人界英雄?
過酷な少年時代をすごしたことで、残忍・冷酷な性格に。
「性格悪すぎて英雄になれなかった」という過去あり。
→あれ、花人(サクラ)は?と首をかしげる。
破壊願望が強く、最凶である。実はツンデレだ。    
posted by おすすめ漫画、漫画百選、漫画名言 at 07:42| Comment(0) | TrackBack(0) | ☆☆☆★のおすすめマンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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 最近だと近眼の白目
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