2008年12月23日

マンガ『虹色とうがらし』あだち充

江戸時代に酷似した世界観を描いた未来の活劇ファンタジー。

からくり長屋に兄弟たちを訪ねてやってきた凄腕火消し役の主人公
七味は、同じ長屋に住む自分の腹違いの兄弟たちと出会う。
落語家であり暴飲暴食を繰り返す兄弟一戦闘力の低い長男「胡麻」、
剣の達人であり絵にも才能がある風来坊の次男「麻」、
坊主のくせに女と酒と博打に目がない三男「芥子の坊」、
そしてバランス感覚にすぐれたやさしく軽快な四男「七味」、
兄弟たちの世話を焼くこのマンガのヒロイン長女の「菜種」、
ギャグマンガに欠かせない天才発明家である「陳皮」(ちんぴ)、
3歳ながら戦闘要員になりうる忍術の天才「山椒」(さんしょう)。
七人きょうだい、人呼んで「七色とうがらし」である。

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彼らは、自分たちのそれぞれのふるさとと母親の墓参りをしようと
いっしょに旅にでることにする。(麻のみ途中で合流する)
彼らの腹違いの父は、何を隠そう将軍であり(実は他にもこどもが)
将軍の子息ということで彼らの元に次々と魔の手が忍び寄る。

同時に、彼らを守ろうと甲賀の最強忍者半蔵や、
身分を隠して彼らの安否を確かめる彦六、
敵か味方か?凄腕剣士なども登場し、物語に活劇的要素が絡み合う。
また自称あめりか人と名乗る、いかにもうさんくさい謎の男たちや、
暗躍を企てる輩も登場する。

「時代考証に口出し無用」という立て札が度々登場し、
あくまで江戸風テイストだが、ファンタジーだと釘を刺す。
そのせいか、作風は自由でありおおらかなつくりとなっている。
物語には、「エコ」を観点にした科学への警鐘的側面もあるが、
基本的には冒険活劇とドタバタ劇を基調としたギャグ風テイストの
弱ラブコメというところか。ワイド版全6巻、コミックス版全11巻。
あだち先生らしくだじゃれが多い作品。
posted by おすすめ漫画、漫画百選、漫画名言 at 18:04| Comment(1) | TrackBack(0) | あだち充『タッチ、ラフ、H2』他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
あだち充さんの作品の中でこれも読んでいたことを忘れていました(´∀`;)

昔、市立図書館に行ったとき、全巻一気に読んだのを思い出しました。

最後は……やっぱりという感じでしたが、とても楽しめる作品でした(・∀・)

>格闘漫画にしては被害も少なく、たしかにいい感じに
 まとめられている作品です。でも結構思い入れのある
 キャラが死んでしまうので、ショックでもあります。

 市立図書館にあった!と言うのはうらやましいです。
Posted by three at 2008年12月23日 22:47
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