2008年09月22日

漫画『狼なんて怖くない!!』冨樫義博

狼男の拓狼は、身分を隠しながら新しい転校先で学園生活を
送っていた。拓狼は、同じく転校生であるさやかにひとめぼれし
彼女目当てで同じバスケ部に入部。練習中に高校の恥部である
漫画研究会が乱入。(同人誌を超高値で売りつけたり、気に入った
女の子をロリコンマンガのモデルにするという最悪の人間集団)
さやかにちょっかいを出した際に、さやかは拓狼に助けを求め
「この人とつきあってる」と言い出し、当然の様に目をつけられる。
拓狼は、狼男であることをバスケ合宿中にさやかに告白する決意を
するのだが……。表題作「狼なんて怖くない!!」

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作者の好きな「推理」と「オカルト」をミックスした作品。
「オカルト探偵団」は、女好きで強心臓のリーダー銭形レイジ、
本当は優しいスケ番霊能力者金田一幽子、幽霊博士川流河太郎、
大きな身体で小心者の白鳥ヒロミの四人のメンバーで展開される
ハートフルコメディーである。「幽白」初期の短編モノに似ている。
霊感の強い幽子が幽霊や人助けをする姿は、幽白の幽助そのもの。

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一週間ホラー映画を見続けるほどホラー好きの主人公の前に
現れたのは、「三つの願いをかなえてくれる」という妖精。
彼は高嶺の花と諦めていた女性にデートを申し込むのだが…。
悪人がひどい目に遭うと言う、典型的な勧善懲悪ものだが、
グロテスクな作品の中にも、救いがあるストーリーである。
「ホラーエンジェル」

殴られてばかりだが、打たれ強くて倒れないという不死身のテツ
は大の喧嘩好き。誕生日のお祝いとしてマッドサイエンティスト
である祖父の作った発明によって、ドラクエに酷似した仮想世界を
現実世界で体験するはめに。暴力団竜王会にさらわれた同級生の
姫を取り戻すために勇者となったテツは、モンスターと化した
竜王会の組員から攻撃を受けるが、それを無視して強引に
親分である魔王の下に進むという彼独自の攻略法をとる。
遂に魔王と対決。しかし、ゲームに不備が見つかって……。
冨樫作品にはゲームを主体にした話しが本当に多いと思う。
「とんだバースデイプレゼント」

ケンカ野球と管理野球の対決を描いたギャグストーリー。
協調性皆無、直情径行、投げるのは剛速球という喧嘩っ早い
主人公の轟と、管理野球に傾倒する変化球投手の瀬川は
犬猿の仲であり、意見の対立もあり毎日喧嘩を繰り返していた。
監督である那知(ナチ、≒幽白の岩本)は、轟を退部にする
目的で「紅白試合をして、負けた方は潔く部を辞める」ことを
提案する。那知は、部員とともに目の敵にしている轟を追い出す
ために出来レースを演出するのだが……。

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以上の物語を収録した短編集。冨樫義博作品として、期待しすぎ
なければ、結構楽しめる内容。冨樫ファンには特におすすめ。
ラベル:短編集 冨樫義博
posted by おすすめ漫画、漫画百選、漫画名言 at 07:31| Comment(1) | TrackBack(0) | 冨樫義博『幽白,ハンター』他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
お初です♪
共感できるブログ^□^
僕もくだらないブログかいてますが・・・
またみにきまぁす(^^)

>銀狼さんへ

共感できるブログ…うれしいです!
しぶとく更新をつづける所存です。
Posted by 銀狼 at 2008年09月24日 18:11
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【安寿(あんじゅ)】管理人
 自称「漫画のソムリエ」
 埼玉出身、趣味でブログを
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 幼少の頃から
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 まさか漫画家になるとは
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