2008年07月16日

「解説 詐欺の手口」

結論 絶対数が多いと確率が低いことも起こりうる。
〜例〜

ある日のことだった。株に興味があるAさんに電話があった。
つまり、ある特定の株が値上がりするのでAさんに買うように
勧めるものだった。Aさんは相手にしなかった。

次の日、Aさんがいつものように新聞で株をチェックした。
昨日、値上がりすると言われた株が値上がりしていた。
その日も、Aさんの所に電話がかかってきて、また特定の
株が値上がりすると伝えた。Aさんは、株を購入するか迷った。

次の日になり、Aさんは自然と昨日値上がりすると告げられた
株を見た。値上がりしていた。そんなことが何日か続いた。
ある日、いつものように電話にでたAさんは、
なぜ値上がりする株がわかるのか相手に尋ねた。
「プロですから……」と自嘲気味にしゃべる相手。
Aさんは、「これは上がるかなぁ?」とある会社の株の名前を
出した。相手は、教えるのにはお金がかかり、また株が上がったら
一定の成功報酬をいただくとAさんに告げた。Aさんは、
安くはない情報提供料を払い、値上がりするという言葉を信じ、
株を購入した。

次の日、株は値下がりしていた。
そして、それ以来あの電話がかかってくることはなかった。
Aさんは、電話の相手がプロはプロでも詐欺のプロだと気付いた。

このカラクリを解く。
Aさんに電話を掛けてきていた相手は、Aさん以外にもものすごい
数の電話をかけている。仮に、株が値上がりする確率と値下がりする
確率がそれぞれ50%とすると、電話の主が株の値上がりを的中させる
確率は50%である。(横ばいは考えないものとする)

これをたとえば1000人の人間にすればどうなるか?
確率的には、500人の人間に対して自分の予想が当たったと
錯覚させることができる。間違った予想をした相手にはもちろん
電話をしない。残った500人に同様のことを行う。
250人に対して予想が当たったと錯覚させられる。

これを繰り返すと、中には騙されてお金を振り込む者も出てくる
かもしれない。先のAさんの例であるが、Aさんに言った
株の値上がりがたまたま当たっていたら、またAさんから金を
要求すればよい。そして、かける電話の相手(絶対数)が多いほど
騙される人間も増える。ありえなそうなことであっても、
絶対数を増やしていけば、一定の確率で起こりうるのである。

8人
 →4人 値上がり 
 →4人 値下がり     4人残る  

4人
 →2人 値上がり
 →2人 値下がり     2人残る

2人
 →1人 値上がり
 →1人 値下がり     3連続で当たる期待値 0.125
              (但し、横ばいは考慮しない)        

最近のトレンディな?詐欺は「還付金詐欺」です。ご注意を。
posted by おすすめ漫画、漫画百選、漫画名言 at 18:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 安寿の加齢なる日常U | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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【安寿(あんじゅ)】管理人
 自称「漫画のソムリエ」
 埼玉出身、趣味でブログを
 やっています。
 漫画以外だと
 生駒里奈さんと
 松井秀喜さんと
 ずんの飯尾さん、
 本と犬と猫、
 音楽鑑賞と昼寝、お笑い、
 風呂と温泉、旅行、
 本屋が好きです。
 
 幼少の頃から
 漫画が大好きだった私が
 まさか漫画家になるとは
 誰も予想しませんてした。
 そして実際なりません
 でした。