2015年03月29日

漫画『あさひなぐ』こざき亜衣

少年漫画的性格の女子高生たちが毒舌をかましながら
苦難に立ち向かい成長していく姿が感動的。
ギャグも散りばめられていて何回も楽しめる。
今、最も注目すべき激アツスポ根学園ラブコメ。
作品のクオリティと売り上げが全く比例していない
マンガであり、知名度は低いがイチオシの傑作。
小学館漫画賞獲ってもイマイチ増えなかった売り上げ。
乃木坂メンバー(インフルエンサー)の映画&舞台で
ヒット作になるといいね。

美術部出身のボンヤリメガネ東島旭(あさひ)は
痴漢に遭遇し宮路真春に助けられる。
八王子にある二ツ坂高校に入学したあさひは
半ば強引な勧誘と巧みな誘導もあり
大人しい自分を変えたい、強くなりたいと
薙刀(なぎなた)部に入部することにした。
端的に言うと、なぎなたはスネが有効な
得物が長い剣道類似競技である。
リーチが長い武器は戦闘において効果が絶大。

元剣道部、凶暴で目の鋭い八十島将子と
長身で性悪毒舌娘、元バレー部紺野さくらも入部。
あさひを助けた2年生の真春は
なぎなた経験豊富な猛者、実質的に部の指導者だ。
ちなみに顧問の小林先生は全くの役立たずで残念な人。
悪い人ではない。ただ致命的に頭が悪いだけだ。

一年生3人は、二年生の真春、大食漢で大らかな大倉、
モブ顔の野上らの指導の下、厳しい練習に打ち込む。

貧弱で上背もない、運動神経もよくない、運動経験もない、
おまけに胸もない…ないないづくしのあさひ。
ただしつこくあきらめない前向きな性格が功を奏し、
周囲も驚く活躍をみせることもある。
感情豊かな彼女は、いっちょまえに恋をし、
そこから派生する親族関係を一足とびに妄想し、
結果暗い未来を想像してしまう。
あさひが気になっているのは真春の弟で、
一生真春に頭が上がらないのが容易に想像がつく。

三年生も引退し、野上が部長となった二ツ坂なぎなた部は
寒河江、一堂、的林らを擁する國陵高校らと
インターハイの切符をかけて凌ぎを削ることになる。
インハイを狙える実力者は真春と一堂くらいなので、
他のメンバーは団体戦での大会優勝が当面の目標。

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謎の尼さんやかつてのインハイ・インカレ王者も登場し、
過酷な手ほどきを受けることで急成長を遂げる彼女たち。
いろんな壁にぶつかりながら前へと着実に進む。
罵り合い、メンチを切り合い、暴言を吐きながら、
それでも苦しみを分かち合うからこそ気づくこと
わかり合えることもある。
そして乗り越えた先に見えるもの、
感じられる達成感がある。勝利がある。真の喜びがある。

そんな彼女たちの前に立ちはだかったのは
毎年団体日本一になる絶対王者熊本東高校である。
特に戸井田奈歩は1年で全国ベスト8位の真春も
一目置く存在。

めざすは日本一。
高すぎる目標を掲げる二ツ坂高校の面々の中で
特に決意を固め張り切るあさひだったが
結果がついてこないさくらは部を続けるか迷いが生じ…。
はじめるきっかけがあれば、終えてしまうきっかけも
あるわけで…。あえてさくらがほしがりそうな言葉を
言わないあさひ。意地を張るさくらは自ら決意し…。

気付けば一年の月日が流れ、
様変わりした人や新入生もやってきた。
後輩ができるかもと張り切るバカ正直なあさひやらかす…。

競技者が少ないことで全国をめざしやすい
高校部活界のアメリカンドリーム的存在なぎなた。
しかし、やはり頂点をめざすとなると甘いわけない。
また競技者が少ないということは常にメンバー不足の
問題を抱えているということでもある。
野上部長、寒河江部長に代表される部長の立場の難しさ、
苦悩も見事に描いている。

小学館ビッグコミックス 22巻〜 ☆☆☆☆☆
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2015年03月26日

漫画『ラブレター〜瀬尾公治短編集〜』

【ラブレター】 

戦時下。明日の保障のない閉鎖的な時代。
持田智恵子は、穴澤利夫からつきあいたいと
言われる。当時のその告白はイコール結婚。
迷う智恵子だったが、自分の下に届いた利夫からの
ラブレターによって心を動かされた。
まだ学生だった利夫との交際を家族は当然のように
許さず、おおっぴらに会えない二人は文通により
つきあいをはじめた。後に智恵子は積極的に利夫に
会いに行くようになる。

戦局が悪くなる中、利夫は航空隊への志願を決めた。
智恵子が利夫に渡したマフラーに込めた想い…。
空を見上げれば思い出すのはあの人の笑顔でした。

【HALF&HALF】

中川慎一は、通行時女性と共にトラック事故に遭う。
意識を取り戻した二人は、不思議な声を聴く。
お前たちは死んだが、どちら一人だけ生きることを許す。
今日より7日猶予を与えるので話し合って生きる者を
決めること。その日まで二人は命を含む全てを共有する。
傍を離れぬように。

この世に戻った二人だったが、離れようとすると
心臓に痛みが走り、近づくと治る。
どうやら不思議な声が言っていたことは本当らしい。
では一週間後にはどちらかが死ぬ。
一緒にいた真田有希からは慎一への殺意がびんびんと
伝わってくる。どうやら感情まで共有してしまうらしい。
絶望的な状況に陥った二人だったが、
ある種の「吊り橋なんたら」なのかこれ以上ない
心が通じ合う一心同体状態だからなのか恋に発展…。
慈悲なのか残酷なのかわからない「神様」からの
期限は迫っていた。

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【梓颯 AZUSA】

あこがれの伊藤葉月先輩の下駄箱にラブレターを
入れたはずの黒田だったが、
間違って伊藤梓颯(あずさ)に想いは届いていた。
あずさは黒田のことが好きだったらしく、
間違いを訂正できぬままつきあうことに。
間違ったはずの相手梓颯は、黒田にはもったいない
親友が羨むようなよくできたいい子。
黒田は罪悪感を抱きながらも
高嶺の花である伊藤先輩に未練があって…。

「ラブレター」(手紙)をモチーフにした短編集。
講談社コミックス マガジン
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2015年03月22日

漫画『羊のうた』冬目景

離れ離れになっていた吸血鬼の姉と弟。
滅びゆく運命を背負いながら、心ある人の支えの中で
生きていこうともがく姿を淡々と描いた傑作。

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高校生の高城一砂は幼少期に母を亡くし、
父の友人であった江田夫妻と暮らしていた。
江田夫妻は一砂のよき理解者であり保護者だったが
遠慮もあり、ぎくしゃくした関係。

ある日、異性として意識する美術部の同級生
八重樫葉の腕に付着した赤い絵の具を見た一砂は
血を連想して倒れてしまう。
その際に、一砂は自分の中に得体のしれない
どす黒い感情があることを知る。
また自分がかつて住んでいた家、姉の存在を思い出す。

導かれるように昔住んでいた家にやってきた一砂は
姉千砂と再会した。
千砂によって、高城家が抱える「病」の話を聞く。
高城家は吸血鬼の様に他人の血が欲しくなり、
発症した際には暴力的な衝動に駆られ、
他人を傷つけてしまうことがある。
但し少量の血を飲むことで症状は治まる。

この病は女性に多く現れ、男性にはあまり現れない。
どうも一砂はその忌まわしい症例が出たようだ。
姉の千砂は三歳の時に発症し、苦しみながらも
父やよき理解者水無瀬がいたのでなんとか生きてきた。
母が亡くなった際、父の悲嘆は大きく
その負担をなくすため一砂は江田夫妻にひきとられた。
ちなみにその父は一年前に亡くなっている。

はじめは一砂を拒絶した千砂。
だが自分の近しい人を傷つける、
とりわけ八重樫を傷つけるかもしれない
と恐怖に駆られていた一砂を見て自らの血を与えた。

傷つけることもそうだが、自分が傷つくことも怖い。
色々な気持ちをごまかすことはできない。
実際に高城の一族は自己嫌悪に陥り自殺、発狂する者が
後を絶たず、結局二人以外に生き残っている者がない。

物語は常に死の影がつきまとい、終始暗いのだが、
主人公二人にとって救いなのは血の通った心優しい
人たちが彼らのことを尊重し本音でぶつかっていることだ。

羊の群れにいたのは狼ではなく牙の生えた羊であった。
開き直れる図太さもなく、罪悪感に苛まれる
悪党ではない繊細な彼らに残された道は破滅か?
それとも?
バーズコミックス 全7巻 ☆☆☆☆★
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2015年03月20日

【名言集・迷言集 あさひなぐ】

【東島旭】

もう二度と、自分の事嫌いなんて言わないよ。
思っても言わない。絶対に口には出さない。

才能があるとかないとか、向いてないとか
小さいとか貧乳だとか、大きなお世話なんです!
私の心の中は、ものすごい野望でいっぱいなんですから。

言葉は、たぶん何でもよくて、ただ、私達はここにいる。
それさえ伝われば、十分なような気がしたから。

谷間世代…か… おっぱいとか谷間とか何かとアレだなぁ…

自分だけ人と違うなんて、思い上がりだよ!!
私もあなたも、皆違う。
それでもあなたを強くしてあげられるのは、
あなたしかいないんだよ。
やめるのは自分で決めること。私に聞かないで。

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【宮路真春】

家畜のブタにドングリ食べさせるみたいな?

本当に強くなったね。違う。そうじゃない。
アンタが弱かったことなんて、今まで一度もなかった

闇雲にできることを繰り返すのはいい稽古じゃない
できないことを自覚して向き合わないといけない

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【紺野さくら】

比較対象がないと、中の上レベルでも
かっこよく見えるものなんですね…

新しい暴力の練習ですか?

先輩が負け腐られました

旭ちゃんの防具や薙刀って
なぜいつも壊れるんでしょうね?
貧しいからですか?

(さくら)なんとなくベンチキャラかなって。
(あさひ)ひどいよさくらちゃん、
いじめといじりは一字違いなんだからね!!
(さくら)あら、これはいじりじゃなくていじめですよ
ではここは間を取って将子ちゃんに…

自分にとって特別な“何か”を探してたんです。
それはきっと、私が一番上手にやれることだろうって、
ずっとそう思ってきたんですけど…
ひょっとしたら、違うのかなって思って。

やられたら 下の世代に 倍返し

どうやってあのこまっしゃくれた鼻っ柱をヘシ折って、
従順な兵隊に作り直すか

かわいそうに、脳ミソまでお太りになられて…

欲しいものより足りないものばかり目が行ってしまう
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ただ憎いでいいじゃありませんか。
集団が二つ以上あれば、殺し合うのが世の理ですよ。

あれほど鏡は見るなと言ったじゃないですか!

【八十島将子】

冗談は性格だけにしとけよ。

才能なんかじゃないっスよ。
そんなあやふやなモンじゃない。
コイツはそれだけの稽古をしてきたんス。
それだけの事っスよ。

いつもただ、かっこよくありたかったんだよな。
恥ずかしくない自分でいたかった。
胸を張っていたかった。人に優しくありたかった。
自分が好きな自分でいたかった。
自分が望みさえすれば、そうあれると思ってた

【野上えり】

あなた達も来年先輩になれば分かるわ。
後輩の苦しむ様は、先輩の何よりの活・力・源。

【大倉文乃】

バカめ。ここでカッコつけて
“お前の自由だ”とか言って、
本当に、出ていかれたらたまったモンじゃないからな。
ここぞという時は、なり振り構わず喰い下がる!!
薙刀もプライベートもそういう方針でやってる。

(さくら)未開の地で不便な思いを強いられるの
イヤじゃないですかー。
私、田舎大キライなんです。
(文乃)お前みたいな奴がいるから、
世界から争いがなくならないんだろうな。

なまじ顔のいい年下が性格までいいなんて、
えりには一番ダメージが強いんだぞ!

いけないことだろうか?
みんなが笑っているほうが好きなんだ。
だって楽しいんだよ。独りで勝っていくことよりずっと。
だから一瞬でもいい。1秒でも長く、この中にいたいんだ。
この光の中にいたいんだ。それを我と呼んではくれないか?

【大工原】

この人は懐が深いんじゃない、穴が空いてるんだ…

【一堂寧々】

アンタ(作者)は来世虫たい。

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負けても人生は終わらん。
負けて、気付いたったい。

【森】

4秒ルールだぞ。
体の一部が触れた状態で4秒間相手が逃げなかったら、
その女はこっちに気があるんだそうだ。ホントだぞ。
実際にオレは4秒のカベを超えたことがただの一度もない。

【寿慶(尼さん)】

最悪な連中だったよ。ペッ
すぐ泣くし 口は悪いし 生意気だし
礼儀はなってないし よく食うし、
バカだし 調子乗るし 第一私は雌ガキはキライだし。
何より、しつこかった。

お前の中に恐れがあるなら、
それとキチンと向き合いなさい。

【小林先生】

何だよ猪又、告白か?

オレは何もいいこととか言えないからな。
だから、そんな大事なこと、
オレなんかの前で決めちゃダメだぞ。
今決めるなよ、絶対。

【田所先生】

いつかじゃダメなのよ。あの子達は“今”しかないんだよ。
団体戦を組むのも難しい学校もたくさんある。
途中でやめてしまう仲間も多い。
あの子達にとっては 一回一回が最初で最後の戦いなんだよ。

【福留やす子】(人呼んで、茨城の汚れくノ一)

目的より先に道具が生まれる事はないでしょう?
問題は“どう”やるかじゃない。“なぜ”やるか。
身体で覚えた事は必ず無意識に刷り込まれるわ。
ふさわしい器をもっているならね。

日頃のどんな努力も才能も、この線の内側には入れない。
持っていけるのは、自分の心と体だけよ。
弱ささえ、置いていく事ができるわ。
ここはそういう場所なの。

感情で打つんじゃない。気持ちで打ちなさい。


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2015年03月14日

漫画『PEACE MAKER ピースメーカー』皆川亮二

拳銃による決闘が認められている近代で
国の軍事力並の凄腕ガンマンたちによって
ド派手なガンアクションが繰り広げられる。

高い拳銃技術を持つホープ・エマーソンは
結果的に謎の少女ニコラを助けたことで
この少女につきまとわれることになる。
彼女は死の商人として恐れられ破壊兵器と
屈強な暗殺部隊「クリムゾンの処刑人」を擁する
クリムゾンファミリーの孫娘ニコラ・クリムゾン。
ニコラには最悪の破壊兵器「原子爆弾」の鍵となる
施術がなされており、常に追っ手が迫る。

世界にはホープに匹敵、凌駕する猛者がうようよいる。
特に史上最強にして「銃神」とあがめられる男
コール・エマーソン(ホープの兄)。
ホープも一目置く約束は必ず守る男ビート。
村を壊滅させる化物など規格外の輩が次々と登場。
不都合な真実を知るホープ、ニコラら一行は
行く先々で命を狙われることに。

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恐怖政治や独裁が蔓延し、近代兵器や侵略による脅威、
殺人が巻き起こる混沌とした世界を生き延びろ。
そして受け継がれた平和への願い、
「ピースメーカー」は成り立つのか。

集英社 ヤングジャンプ・コミックス・ウルトラ

16巻〜 ☆☆☆★
タグ:皆川亮二
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2015年03月13日

【路傍の立札 鳩山由紀夫批判】

空気が要らないタイヤをブリジストンが開発。
空気の読めない息子(鳩山由紀夫)を輩出。
もとい排出。
いわば彼は空気の読めない日本代表だね。
母親が冗談みたいなこども手当を支給。
この親にして…。
たとえ東大卒であってもアレを見ると
教育の失敗を嘆かざるを得ない。
冗談は存在だけにしてほしい。

いよいよ人生の総決算。
自業自得の愚かな生き方そのもの、
最後の審判を問われるときが来たというか、
まさに「小人閑居して不善をなす」という感じか。

「つまらないくだらないとるに足らないダメ人間が
 暇でいるとろくなことしない」(『礼記』「大学」)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150312-00000181-jij-int
【自業自得でクリミア移住】

どこに出しても恥ずかしい鳩山由紀夫。
もちろんSPは帰還させてほしい。
日本の貴重な人材を不良債権のために使う必要はない。

男に二言はないだろう。
でも国会議員辞めるって言って、辞めなくて
落胆させられた前科があるからなぁ。
沖縄軍事基地移転問題とか万死に値するよな。
オゾン層よりも薄いペラペラの口だけ番長だからなぁ。

ついでだから日本国籍も剥奪しとくべきだ。
鳩山由紀夫と亀田家と関わるとろくなことがない。
でも日本の産業廃棄物をよそ様に任せて不法投棄するのは
実際の所、倫理的にどうなのだろう。
ゴキブリを叩き潰したときと同じで後味悪いし
その後の処理にも困る。

火星に飛ばすと500年後に独自の進化を遂げ
テラフォマーしてそうでイヤだ。
その場合、「じょうじ」ではなく「ゆきお」って
鳴くのかなぁ。
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2015年03月07日

漫画『ハルコイ』末次由紀

【ハルコイ】

50歳でも春は来る。
桜の花が散る頃、本田綾子にとってそれは
必ずしも待ち遠しい季節ではなかった。
1年前に知り合ったひっこみじあんな
のんちゃんは彼氏いない歴23年の保育士。
そんな彼女に好きな人ができた。
綾子は彼女の恋が実るように何かしてあげたい。
そこには彼女が抱えていた過去が関わっていて…

【指輪の片想い】

北大路繭子はウエディングプランナー。30歳。
人のしあわせをプロデュースする仕事は美しいが
醜い心根の職場の後輩は彼女に辛辣な言葉を浴びせる。
自分もあこがれている「結婚」という現実は厳しい。
恋人氷室憲祐は妻の浮気によって離婚したバツイチ。
結婚が必ずしも=しあわせでなく、消極的だ。
訪れたジュエリーショップで本心を隠し、
婚約を控える新婦から助言を受けた繭子は
公園で必死で本音を吐露するのだが…

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【美彩食堂】

三森美彩26歳。
実家の洋食屋がイヤで飛び出し東京で派遣の仕事。
容姿を飾ることに夢中な彼女は
合コンで知り合った竜ヶ崎晋太郎が
老舗の洋食屋の御曹司だと勘違いし「竜ヶ崎食堂」に来店。
そこは汚い外観・店内とは裏腹に晋太郎の父が作る
絶品の料理を出すきたなトランだった。

美彩は実家を思い出した。おいしい店を出すこの店も
放っておけば、近い将来潰れてしまうと予想した。
彼女は美しく飾ったネイルアートをやめ
この店を盛り立てようと試みる。
あのときの後悔を取り戻すために…

【ななつの約束】

七菜のたからものはおかあさんのお古のケータイ。
ほんやくかのおかあさんとアパートにひっこしてきた
ななは、しあわせだったかつての家のことを思い出す。
おじいちゃんとおばあちゃんとあかあさんとななの
四人でくらしていたとき、母には笑顔があった。
最近おかあさんは笑っていない。
あの笑顔と元気を取り戻すためには写真がいるんだ。
七菜は約束を破ってでも母に笑ってほしかった…

講談社コミックスビーラブ 
「ちはやふる」の作者のぜいたくすぎる名作短編集
posted by おすすめ漫画、漫画百選、漫画名言 at 07:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 漫画短編集・傑作選・傑作集 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年03月01日

漫画『クーベルチュール』末次由紀

バレンタインのお返しは成功率100パーセントの
最強チョコレートで決まり。

恋に恋する人たちが訪れるクーベルチュールは
イケメン兄弟ショコラティエ擁する高級チョコ専門店。
さぁ今日も恋に身をやつす人々がやってくるぞ。

チョコ職人として道を究めんとする寡黙な一郎と
いつも笑顔で接客に勤しむサービス業の鑑二郎、
元駄菓子屋店経営頼れるおばちゃん森田さんが
背中を押してくれるこの物語の主人公は
恋と向き合い、必死に恋する者たちだ。

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甘くときにほろ苦いそんな恋を思い出す良作。

講談社レディース 2巻〜 ☆☆☆☆
posted by おすすめ漫画、漫画百選、漫画名言 at 07:05| Comment(0) | TrackBack(0) | ☆☆☆☆のおすすめマンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする



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【安寿(あんじゅ)】管理人
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