バカがやってきた。
上代愛果はその転校生大門アスカに
今のあいさつは失敗だったと告げるも、
なんとなく気になる存在らしい。
またお笑いにうるさい長ケ部もありえないアスカの
発言を否定しよう!と映画の試写会を持ち出し、
世間に知られていない映画のストーリーを話してみろ
とアスカに迫る。
知ってるぜ!!とのたまうアスカに
半信半疑の二人だったがアスカの言った通りだった。
それでも現実的に未来から人が来るわけない
と信じてもらえないアスカだったが危なそうな人に
からまれた際に不思議な力で巨漢の男を消したのだ。
釈然としない者を感じていた愛果の周囲には
ずいぶん失礼な物言いをする転校生だの、
昨日アスカに消された巨漢の男だのが現れ
何か愛果に鋭い悪意の目を向けるのだった。
近未来の世界「2030年頃」
破壊的な発明がなされそのキーパーソンが愛果であり、
アスカは愛果の命を狙う未来からやってきた人々
「未来系」から命を守ろうとしているようだ。
アスカは長ケ部や数少ない味方たちと共に
愛果を殺さずになんとかすべてを丸くおさめたい!
と奮闘するのだった。
好きな者のために奮闘する者たちと
自分のことしか考えていないはっきりとした悪役
との対決を軽快に描いた未来系アクション漫画。
ゆるさとシリアスが介在した世界観が独特!
小学館ゲッサンコミックス 全3巻 ☆☆☆★
ラベル:島本和彦