2011年04月30日

マンガ『MW ムウ』手塚治虫

毒ガス「ムウ」により運命を変えられた賀来と結城。
狂気に駆られ、ムウを使用しようとする結城と
阻止せんとする賀来の壮絶な戦いがはじまる。

15年前。
ある島で殺人兵器として開発された毒ガスにより
島民や島にやってきていた者たち数百人が全滅。
たまたま難を逃れられた不良少年賀来と
歌舞伎役者の子供である結城は地獄を見る。
また結城は死にはしなかったものの
ムウの影響によって善悪やモラルが崩壊した。
これだけの大事件でありながら
日本と某国の陰謀により隠蔽され事件は薮の中へ。
島民は関係者によって移住、その後の定住などが
巧妙になされ、ごく一部の関係者を除いて
その惨事を知る者はなかった。

そして15年の歳月が流れた。
賀来は神父となり、
結城は銀行員としてエリートコースを驀進中。
しかし2人には大きな秘密があった。
同性愛者として関係を持ち、
現在なおその関係が続いていること。
そして、現在世間を賑わす誘拐殺人事件の犯人は
結城であること。
結城は告白という形で神父の賀来の下に訪れ
賀来をたびたび苦しめる。
賀来は職業上の立場から、犯罪を告白できず
苦悩の日々を送ることに…
結城はそんな賀来をあざわらうかのように
次々と犯罪を繰り返す。



結城は銀行の上司である男と政治家として
強い発言権を持つ中田栄角が親しいことに
不審を抱いていた。結城は数々の犯罪を起こし、
資金を得ながら中田に近づいていく。
そして徐々にムウ事件の真相に近づいていく。
当初、地獄の人災を引き起こした関係者への
復讐のために行われていたかに思われたが
結城がムウに執着するのは無差別殺人目的だった。
賀来は自分と関係する人々のしがらみの中で
何とか結城の暴走を止めようとするのだが…。
人の業と同性愛を絡めて描かれた問題作。
息つく展開とラストが印象的。

小学館文庫 全2巻


MW(ムウ) (1) (小学館文庫) [文庫] / 手塚 治虫 (著); 小学館 (刊)
タグ:手塚治虫
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2011年04月24日

漫画『道士郎でござる』西森博之

12年ぶりに日本に帰国した桐柳道士郎は
21世紀を生きる真の侍、武士である。
豪放磊落、卑怯者や曲がったこと、嘘は大嫌い。
そして礼儀正しく、義理堅く親切。
彼に出会うことで小市民として当たり前のように
常識というレールの上を歩いてきた小坂健助は
彼に振り回されながらも多くの「仲間」と共に
成長を遂げ、いつしか「殿」として仲間から
信頼を集めるように。
周囲が常識がない奴らばかりの為、計略及び
ツッコミ役のほとんどは健助の仕事である。



〜あらすじ〜

自分の子供を本物の日本人(侍)にする。
という夢を持ったアホな父のせいで
なぜかアメリカに連れ去られ、ター族の人々と
暮らした道士郎は屈強な青年へと成長を遂げた。
そして12年の歳月が流れた。

母はやっと道士郎の消息を知り、
道士郎は日本に帰国。
しかし、武士として育てられた道士郎は
ちょんまげに着物といういでたち。
しゃべり方までござる口調な心も身体もお侍。
どうやら日本に対し勘違いを抱いているようだ。
街を散歩していた道士郎は、
小市民小坂健助に出会い、不良の大男前田に
因縁をつけられ対決。あっさり前田をのした。

高校にやってきた道士郎は、小坂健助、
前田と同じクラスであった。
何の屈託なく接する道士郎だが、本音では
健助はこの危険そうな男と関わりたくない。
前田は某高校の一年の間では最強の不良。
道士郎に負けたことを認めたくない前田は
再び道士郎に勝負を挑む。
堂々とこれを迎えた道士郎は、
あっさり前田を吹っ飛ばしてしまう。

前田は健助の助言もあり、道士郎に歩み寄るが
決闘の際に名を偽った前田に対して道士郎は
怒りの形相。その姿はまさに般若だった。
卑怯者が大嫌いな道士郎は前田をカスと言い放ち
毛嫌いするが、前田は捨て身の方法で道士郎と和解。

また健助は、クラスで孤立する白瀬エリカを助け、
結果的に道士郎、前田(仮名)とも仲間に。
人生のレールをいっしょに踏み外した…
かに思えたが、高い潜在能力で危険な局面を
凌いでいく。

不良、街のギャング、ヤクザ…と危険度の高い
相手と対立しながら、ときに正義のために
ボランティア活動に勤しんだり、人助けを行う。
基本的に、超人的な強さを誇る道士郎や
相当強い前田(仮名)が敵対する者を倒すが
ときに健助自身も我が身を張って奮闘。
弱いはずの奴が強い者に向かい倒していく
(ジャイアントキリング)
という図式を健助が見事に果たす姿が痛快。

いつしか健助は別に望んでいないのに
多くの者から頼りとされ、なぜか殿と呼ばれ、
智将として判断を迫られるようになる。

道士郎は自らを「戦うことしか能がない」
と語るが、実質的には導師に近い気がする。
腹黒く、物事を無難な方向に収束させよう
と試みる健助だが、いざこざは最終的に
大筋で道士郎が望んでいる結末になっている。
安易に人は道を踏み外したり、
楽な方に流れてしまうものだが道士郎によって
いつの間にか道を修正されてしまう。
しかしそれはあくまで健助自身の力なのだ。



ギャグマンガとしてのポテンシャルも高い。
特に管理人的には37話、38話(4巻)が
特におもしろいと思う。
社会における労働者への搾取に対し、
自分たちが今カツアゲを行うのも当然の権利!
と言い張る不良のムチャクチャな理論構成や
道義が通じないその不良を諭すために書かれた
絵本【ポックル星人】のくだりがすごく笑える。
ポックル星人は
日本語が少々怪しい程度の者が読んでもわかる!
をコンセプトに描かれた
法律が存在しないある星の物語。






小学館少年サンデーコミックス 全8巻
「I'm Doshiro.」 ☆☆☆☆+
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2011年04月22日

漫画『究極超人あ〜る』ゆうきまさみ

自由な校風の春風高校でも非常識で異彩を放つ
光画部員(≒写真部)たちはアンドロイドの
R・田中一郎(あ〜る、R28号)と出会う。

あ〜るは近所の変人博士がつくったアンドロイド。
本来の目的は世界征服のために作られたが
博士の物忘れが激しいことと、
あ〜る自身もその目的を理解していないため
ただの異常に力が強いだけの人並のアンドロイド
として、高校生として生活をすることになる。
あ〜るは基本的に、ご飯ばかり食べている。
(他の物を食すと調子が悪くなるので、
みんながカレーライスを食べている時も
おかゆライスを食べている)

ただでさえ写真などまともに撮らず、遊ぶことに
熱心で、問題を巻き起こす光学部員だが
春風高校に転校してきたあ〜るを部に入れたことで
更に暴走気味に。
特に横暴の塊である鳥坂は、やりたい放題なので
生徒会の西園寺に目をつけられてしまう。

基本的に学園を舞台にしたベタな
ドタバタコメディー。
古すぎてさっぱりわからないネタも多い。
元気で順応性の高いヒロインさんごは、
キャラ及び顔ともにパトレイバーの泉野明に
引き継がれている。

小学館文庫全5巻 
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2011年04月17日

漫画『じゃじゃ馬グルーミン☆アップ』ゆうきまさみ

舞台は北海道の静内の牧場。
馬が縁で知り合った若い男女が
競走馬(サラブレッド)の育成を通じて成長し
愛を育んでいく壮大なヒューマンドラマを
描いた名作ラブコメ。

単なる競馬漫画に終わらない魅力的な登場人物、
そして人物配置がなされドラマを盛り上げる。
馬を育成する者、馬に乗る者(騎手)、調教師、
馬のオーナー(馬主)、馬を応援する者、
いろいろな立場の人間を描く姿が興味深い。
遊び心も満載で赤塚漫画のパロディーをはじめ
楳図かずお先生パロや、オバQなどが登場。
また同時代の連載作品である「うしおととら」、
「コナン」の迷探偵毛利のおっちゃんなどが
競馬場の観客として登場したりする。
何よりも作品に流れるなんかいい感じの空気、
雰囲気が好きだ。【じゃじゃグル】が愛称。





〜あらすじ〜

高校生の「久世駿平」は春休みを利用して北海道を
バイクで旅行していた。
しかし、ガス欠となり、生き倒れになる。
そこに通りかかった馬に乗った美少女。
渡会牧場の次女「渡会ひびき」と駿平は
馬「タケル」が縁で運命的な出会いをする。

財布を落としてしまい困っていた駿平は
ひびきの両親が経営する渡会牧場で
アルバイトをすることになる。
小さな牧場を営む渡会牧場では、
競馬用のサラブレッドや引退した種馬などを
10頭程度を飼っている。
駿平は渡会家の美人4姉妹やその両親、
大阪弁の憎めない男ウメさんら従業員と共に
雑用仕事を中心に一生懸命に働く。
元々人懐っこい馬のヒルダなどとも仲良くなり
楽しい時間をすごす。だが繊細な馬を驚かす
という不注意によってひびきとケンカ。
逃げるように実家に帰る。

高校に通う駿平はクラスメイト蓼沼の影響もあり
競馬を観に行き、渡会牧場への想いを募らせる。
渡会牧場にやってきた駿平を牧場の人々は
温かく迎えてくれた。

馬の育成や出産などに立ち会い、渡会家の人々や
牧場の仲間たちと働くうちに駿平は強いやりがいを
感じるようになる。朝は早く、ほとんど休みなしの
重労働である牧場での暮らしだが充実した日々。
大変だけれど、ひびきへの想いやダービー馬を
生みだしたいという夢によって支えられながら
日々を送る。
いつしか譲れない想いを抱くようになった駿平は
高校を辞めて牧場で働く道を選ぶことに。
そこにはかけがえないのしあわせがあった…。

小学館文庫全14巻 
JAJAUMA GROOMING UP!





登場人物・馬

久世駿平 
東京の進学校に通う埼玉県民。
優柔不断で八方美人で人当たりがよい。
基本的にひびきに頭が上がらない。
簡単な料理などをそつなくこなす。
よく悪夢にうなされているが
非常に都合のよい夢を見ることも。
根が単純で働き者。ロマンチスト。
牧場生活を通じて力強く成長!したかな?
すぐに泣く反面、意外と強情で根性あり。
トレードマークはポニーテール。

渡会ひびき 
男勝りの性格で竹を割ったような性格。
「じゃじゃ馬」。
不器用で愛想がないが意外にミーハー。      
母親ゆずりのリアリストであるが
涙もろくやさしい一面も。
少年漫画によくいるタイプのヒロイン。
恋愛に疎く、非常に鈍い。
基本的に人の気持ちより馬の気持ちを
優先するという筋金入りの馬好き。

ウメさん ないしはウメちゃん
神出鬼没。謎多き男で、年齢不詳。
駿平にちょっかいをかけたり
からかうのが好きであるが
結構面倒見のよい牧場の先輩である。
いいかげんに見えて本当にいいかげん。
顔の造詣からしていいかげん。
グレイ(UMAの方)に似ていて、
人間離れした妖怪じみた動きをする。
マンガ的表現に律儀であり、
縄で縛られたらそのままで待っている。
しょっちゅう馬券を買い漁り、はずし、
爆発を起こす。
宴会部長であり、酒と甘い物に目がない。     
彼の馬券が当たっている時は
従業員たちは【縁起が悪い】と恐れ戦く。
物語がシリアスになった際の緩和剤。 
関西弁でのセリフはインパクトがある。
印象深いのは【健全やね、健全やねー】

醍醐悟  
日本一の牧場醍醐ファームの四男。
ひびきに想いを寄せ駿平のライバル。
基本的には、ひびきよりもあぶみとの方が
相性がよさそうで会話がはずんでいる。
お坊ちゃん育ちの典型的な性格で
悪気なく周囲をイラつかせる言動をかます。
無邪気で喜怒哀楽が激しい。
なぜかときにレレレのおじさん調になる。     

渡会たづな 
渡会家三女。
当初駿平を毛嫌いしていたが
いつしか彼に好意を抱くように。
勉強家であり甘い物を作るのが得意。
後半は目つきが悪い。

渡会あぶみ 
渡会家長女。
渡会家の家事はほとんど彼女が行い、
常に妹・弟の面倒を見てきた生い立ち
によって非常に面倒見のよい性格。
かなりの天然ボケの持ち主であり
かつナイスバディの持ち主。
酒乱であり酔うと
普段の生活の抑圧からか大胆な性格に。
非常にモテるのだが、恋愛関係には
ひびき以上に鈍い迷惑な人だ。
一本道でも迷子になる方向音痴なので
知らない場所に出かけると
ほぼ例外なく迷子になっている。 
愛想がよくいつもにこにこしているが
中島みゆきの歌が好きだったり      
駿平からは「毒を持っている」と言われる。
ひびきは毒を普段から吐き出すタイプであるが
あぶみは溜め込むタイプなので発散する際は
嵐を巻き起こすのである。      

渡会ひづめ 
渡会家四女。
末っ子はわがままを地で行く子。
マセガキであり、恋愛事情を敏感に察知し、
生意気にも口を出すので家族からぶたれる。
ゲームとお菓子が大好き。 
ギャグキャラとして時に妖怪になる。 
     
渡会千草  
渡会四姉妹及び佑騎の母親であり
実質的に牧場経営は彼女が行っている。
ときに「鬼」と罵られるリアリストだが
ときに情熱的。合理的でケチ。
あぶみのナイスバディ、ひびきの容姿、
たづなの頭脳、ひづめの茶目っ毛
などは彼女からの遺伝と思われる。
母の顔と商売の愛想を使い分けるやり手
ただ海を見ていただけの男を
「自殺する」と勘違いし強引に助け、
駆け落ちし、結局その男と結婚した。     

渡会健吾  
千草の旦那であり渡会牧場の社長。
とにかく腰が低く、人間ができている。
小心者であり生産馬のレースのたびに
胃を痛めている。
駿平のことを好意的に捉えていて
将棋を指すのを楽しみにしている。
あぶみ、ひびきが恋愛に鈍いのは父似


渡会佑騎  
渡会家長男でひびきの双子の姉弟。
いっしょに牧場を経営するという
ひびきとの約束を破り、騎手になる道を選ぶ。
容姿やキツイ性格など似た個所も多く
コンビネーションは抜群である。
駿平が牧場にいるのが気に入らず
ケンカ腰で接してくる事が多い。


       
ストライクイーグル
渡会牧場の生産馬にして最強牡馬。
気まぐれで自分勝手であるが
気分がノると好走により 観る者を魅せる。
実質的なライバルはヤシロハイネス 

じゃじゃ馬グルーミン★UP! (1) (小学館文庫) [文庫] / ゆうき まさみ (著); 小学館 (刊)
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2011年04月14日

漫画『水域』漆原友紀

川村千波はランニング中に意識を失い
不思議な村にやってきた。それは夢だったのか?
意識を取り戻した千波だったが村に懐かしさを感じ、
また行ってみたいと思った。
再び意識を失った千波は、あの不思議な村に。
川の側に住む少年スミオと老人と出会う。
なぜか他人とは思えない。
老人は千波を親戚のように感じたらしく
家に泊めてもらうことに。
不思議と初めての場所とは思えぬ。

眠りから覚めた千波は現実の世界に戻っていた。
寝ぼけ眼でスミオとつぶやく千波。
母は何かを思い出すかのようだった。
千波は祖母にも不思議な夢の話をした。
祖母は何も話したがらなかった。

かつてどこにでもありそうな小さな村があった。
キレイな清流。こどもたちは川で遊び、
川に飛び込み、川で魚を追いかけていた。
川には【龍神様】とあがめられる神様がいて
村人たちのことを守るとされていた。
人々は農業を営み、恋をしたりして家族となり
生活を築いていた。

平和な村にも戦争の影響が現れた。
ある男は宝物だった龍神様が持つという玉を
女に渡し、再会を約束した。
約束を信じ女は男を待ち続けた。



月日は流れて…。
村にダム計画の話が持ち上がった。
自分たちの村が水の底に沈んでしまうと
怒りに暮れる人々は反対をするが
なし崩し的にダムが開発されることに。
受け入れ難い人災だが莫大な報酬が支払われる。
そのことで人々はある程度納得しながら
村をあとにしていった。

しかし、どうしても受け入れられない者もいた。
ある家族はこの村で家族(長男)を失踪と
いう形で失っていた。村を捨てるということは
家族との絆や思い出を絶つことにつながる。
やりきれない想いを抱えながら
それでも現実は残酷に押し迫ってくる。
どこにでもある小さな村。
しかしどこにも同じ村など存在しない。
人もまた同じ。

他人のために犠牲を強いられた村の人々。
ダムと貯水によって覆い隠されてしまった
不都合な真実。悲しくもとどまり続ける魂…。
なくなってしまうものもあるけど
なくならないものもある。
幻想的でノスタルジー。
そして涙を誘う美しい描写は流石の一言。

『蟲師』の著者待望の新作は期待通りの傑作。
☆☆☆☆ 
講談社アフタヌーンKC 上・下の全2巻
 
タグ:漆原友紀
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2011年04月11日

【じゃじゃ馬グルーミン☆アップ&機動警察パトレイバー名言集】

つまるところ、信用するしかないんだよ。
造った人間、使う人間、手当する人間、
なんだってそうだろ?
いろんなもの信用してなきゃ
今の世の中生きていけないよ。

【機動警察パトレイバー】篠原

(事件の被害者への想いを)
ふっきっちゃうわけじゃないよ。
たとえばまあ
警視庁には4万数千人の警察官がいるわけだが…
その全員でもって被害者の運命っていうか、
そういう者を背中に背負っちゃうんだよ。
一人でかつぐよりは軽くなるだろう?

警察の仕事には限界がある
思ったほどアテにはならない。
けどな、家財にさんざん被害が出たあとでも
なんでも、おれたちが暴走レイバー(犯人)を
取り押さえることは
決して意味のないことじゃないだろう。

【機動警察パトレイバー】後藤

へへーんだ、偽善のどこがいけないんだ。
立派な偽善ができるような
立派な大人になりゃいいじゃんか!

【機動警察パトレイバー】泉野明



あの時感じた幸せを手離したくなかった

【じゃじゃ馬グルーミン☆アップ】久世駿平

半人前だって分かってるなら―――
いっしょに一人前を目指せばいいでないの。

【じゃじゃ馬グルーミン☆アップ】渡会ひびき



おまえは北海道に戻れ。仕事があるんだろう。
母さんはオレの女房だ、おまえの恋人じゃない。
いままでさぼってきたが、
母さんをかまうのはオレの役割だよ。

【じゃじゃ馬グルーミン☆アップ】久世稔彦

ケガの功名ってやつかもしらんけどさ――
虚仮の一念とも言うわな。
ありゃ、あんた立派な虚仮だよ。
芽吹きもしねぇと思ってた木に、
蕾をつけさせたんだ。

【じゃじゃ馬グルーミン☆アップ】芹沢調教師

自分のペースに
合わさせよう合わさせようとはするけど、
あんたはあのこのペースに、
ちょっとでも合わせる気あるのかい?
その気もないのに自分の期待ばかり
次々と押しつけるのは、
甘えてるんでなければなんなのさ?

【じゃじゃ馬グルーミン☆アップ】渡会千草

いけませんよ、一度や二度の失敗で弱気になってちゃ
勝負の世界であまり気弱になりすぎますと―――
私のような老いぼれでも、
背中からバッサリやっちまおうか
って色気を持っちまいますからね。

【じゃじゃ馬グルーミン☆アップ】小寺調教師
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2011年04月08日

漫画『ヤサシイワタシ』ひぐちアサ

大学の写真部で奔放な変人の先輩ヤエと出会った
ヒロタカ。
恋多き女ヤエといかにもまじめで堅物そうな
ヒロタカは恋人となり同棲をはじめる。

ヤエは実の母と再婚した父に愛を求める
過剰なファザコンで親の愛が足りない様子。
ヒロタカはテニスで全国レベルまで行くほど
(コーチをつけてもらい遠征費も含むと
その費用は億単位とのこと)
親の愛と期待を受けていたがケガで挫折。
プロの写真家になりたいと臆面もなく本気で語る
ヤエとアスリートカメラマンになりたいヒロタカは
お互い惹かれ合い求めあうように。

自他共に認める厄介な存在であるヤエと
ヒロタカはお互いに傷つけ合いながら、
なんとかうまくやっていこうとするのだが……。

複雑な家庭で育ったヒロタカに恋心を抱くの
いとこの澄緒も登場し
埋まらない心の穴をふさごうとする。
講談社アフタヌーンKC 全2巻(♯2巻)
タグ:ひぐちアサ
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2011年04月05日

漫画『機動警察パトレイバー』ゆうきまさみ

元気溌剌な警視庁の婦警泉野明(いずみのあ)が
二足歩行型ロボット「イングラム」(レイバー)に乗り
凶悪犯罪やテロリストらと闘いながら
仲間と共に成長していく姿を描いたロボットもの。
管理人はあまりロボ系漫画に詳しくないが
「新世紀エヴァンゲリオン」と似通った箇所も多い。
(レイバーの造詣や出動時のシーン、
搭載時の運転者のスタイルなど。)



1988年に描かれ、10年後の1998年を
舞台にしており、レイバーと言われる多足歩行型
ロボットが各分野に進出。重機並のパワーを持つ
レイバーは便利な反面、悪用すると非常に危険。
実際に犯罪で使用される(レイバー犯罪)も多く
これに対抗するため警視庁では特車課を設立。
野明は試験をクリアし、
特車二課第2小隊のメンバーに。
希望通り最新型のレイバー「イングラム」の
パイロットに任命される。
大喜びの野明は、クセのあるメンバーと共に
訓練に励みながら続発するレイバー犯罪を
取り締まる。またイングラムは搭乗者の能力や
戦闘の経験が積み上がるのでレベルアップする。
(実はこの課に配属されたメンバーには
すぐに発砲したがる短気な太田をはじめ
問題児が多い。そもそも課長の後藤も変人。
しかも場末といえる特車二課は出世できない
ことで有名。そのため警視庁早稲田予備校の
野明の教官は「いい子なのに」と涙を流す)



事件が起こるたびに被害を出してしまう
野明たち特車二課は
基本的に世間から好意的な目で見られていない。

「敵」

自称環境保護団体「地球防衛軍」
(環境を守るためなら武力闘争も辞さない…
まぁシーシェパードのような連中だよ)や
彼らを支援する謎多き男「内海」。
そして彼と共に行動を共にする「バド」。
目的は様々であるが(内海とパドの場合、
単純に愉快犯的要素が強い)、
基本的にイングラムに勝つことを目標に
いろんなレイバー(代表的なものとして
パドが搭乗し操る「グリフォン」がある)
が登場し対決することが多い。
そこにはレイバー産業間の技術向上やメンツを
背景とした争いもある。



小学館文庫版全11巻 ☆☆☆★
THE MOBILE PORICE


機動警察パトレイバー (1) (小学館文庫) [文庫] / ゆうき まさみ (著); 小学館 (刊)

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2011年04月02日

【ダイの大冒険 名言集 迷言集】

【ダイ】

………おれが… 本当にくじけそうな時…
本当に あきらめてしまいそうな時…
いつも最後のひと押しをしてくれた奴…
おれを立ち上がらせてくれた奴…
最高の友達… ポップ…!!
君に出会えて… 良かった!!!!

……今おれが一番願うこと… 心をひとつに…
世界中の人々の心をひとつにできたら…!!

別にどうでもいいじゃんか 誰が勇者かなんて
強い仲間なら何人いたっていいし
そのうち勇者は一人だけ
っていうきまりがあるわけでもないし
2人いたって 3人いたって…
100人いたっていいんだからさ!!

【アバン】

修行で得た力というのは
他人のために使うものだと私は思います

愛や優しさだけでは必ずしも
ひとを守れない時もあるのです
正義なき力が無力であるのと同時に
力なき正義もまた無力なのですよ

【ポップ】

…アバン先生!
先生の5分の1… いや10分の1でいい…!
おれに勇気を与えてくださいっ…!!!

あんなに身体に負担のかかる大呪文を…!!
自分の身体もかえりみず…おれのために…!!
…よけられねえっ!!!
この一発はただの一発とは重みが違うんだっ!!
こいつをよけたら…
二度とあの人を師匠と呼べないっ…!!!

最後の瞬間のあんたは… まぎれもねぇ…!
仲間… だったぜ… …おれたちの…な…!!

一つだけ…覚えておくといいぜ
おれたちは2人っきりじゃない
2人で はじまった冒険の旅だったけど
ここへたどりつくまでには色々な人に会った!
闘った! そして…救われた!!
誰一人 欠けていたって 
こうして あんたと向きあうことすら
出来なかったんだ

きっと おれたち人間の一生なんて
一瞬の花火みたいなもんだ

残りの人生が
50年だって5分だって同じことだっ!!!
一瞬…!! だけど… 閃光のように…!!!
まぶしく燃えて生き抜いてやるっ!!!

〈閃光のように〉
http://manga0001.seesaa.net/article/107451634.html

【ヒュンケル】

…この鎖は誰にも切れん…
オレたちアバンの使徒の絆の証だからな

もし 勝者に敗者の生命を奪う権利
などというものが あるなら…
オレは おまえから生命ではなく… 死を奪う…
それになによりも…!
おまえの生命はもう おまえ一人のものではない

【レオナ】

彼は性格サイテーで自己中心的で
いかにもボンボンって感じだけど
それとこれとは話が別よっ!!!
(ダイ)レオナの言うとおりだよ
〈…お、おいうち…〉

信じているからよ…!
今まで生まれ育った大地を!国を!
そして そこに生きるすべての人々をっ…!!
悪を倒すためではなく
あたしたちの受け継いできたものが
決して間違っていないことを証明するため

モンスターの島で生まれ育ったダイ君には
相手を差別したり 先入観を持ったりする事がない
誰とでも平等に 自然体で接することができる…
そこが彼の一番の魅力でしょ!?
だから あたしたちもみんな友達になれた!
仲間になれた…!!
あたしたちが 今ここに集まっているのは
ダイ君の魂の力のおかげなのよ…!!



【クロコダイン】

オレは男の価値というのは
どれだけ 過去へのこだわりを捨てられるかで
決まると思っている たとえ 生き恥をさらし
万人にさげすまれようとも
己の信ずる道を歩めるならそれでいいじゃないか

…いいなあ 普段はいがみあっていても
心の中では何か強い物で結ばれている…
家族というやつはいいもんだ…

【ポップの母】

“人間は誰でもいつかは死ぬ…
……だから… だから… みんな一生懸命生きるのよ”

【マトリフ】

魔法使いの魔法ってのはな 仲間を守るためのものなんだ
無数の呪文と知識をかかえ
皆の危機をはらうのが魔法使いの役目だ
もしおまえがルーラを使えていたら
たやすく仲間を救えたことがわからんのか!!?

……ダイの力になってやれ
…あいつは近いうちに 必ず大きな壁にぶちあたる
勇者としてではなく人間として…だ
そんな時が来たら… 
おまえが支えてやるんだ… いいな…

…自分を信じろ!!
おまえがすべてにめぐまれたヤツなら
ここまでにゃあなれなかった…!
弱っちい武器屋の息子だからこそ
だれよりも強くアバンにあこがれ
苦闘の道も歯をくいしばってこれたんだ!!
オレの… 自慢の弟子だっ!!

…今度は逃げ場はねェぞ 世界が消えちまうんだ
おめえも男なら一生に一度くれぇ
本物の英雄になってみせろ!!

【ブロキーナ】

ワシは知っての通り
くるぶしつやつや病に冒されておる

※ おしりぴりぴり病 ひざがしらむずむず病
などにもおかされている(あくまで自称)。
またその時には【わざとらしく】セキをする。
聞く限り【たいしたことなさそう】な病名だ。  

………ふふふっ
ワシの このきたえぬいた
枯木のような ぼでぃは 風に舞う木の葉の如く
相手の攻撃を吸収し受け流す! 

【マトリフとまぞっほの師匠】

勇者とは勇気ある者ッ!!
そして芯の勇気とは打算なきものっ!!
相手の強さによって 出したりひっこめたりするのは
本当の勇気じゃなぁいっ!!!

【ハドラー】

心配いらん 心臓がひとつ つぶれただけだ

…かまわん 好きにするがいい!!
…どうせオレが死んだら
そいつらも生きてはおれんのだ!
我らハドラー親衛騎団は一心同体!!
その目的はアバンの使徒打倒だけだっ!!!
目的のために死を恐れる者など
オレの部下には一人もおらんわぁっ!!!

【バーン】

“力”ほど純粋でシンプルで美しい法律は無い
生物はすべからく弱肉強食 魔族も竜も皆そうだ
人間だけが気取った理屈をつけて
そこに目をそむけておる
……力こそがすべてを司る真理だ!

【フレイザード】

女ぁ…? 笑わせるなッ!!
ここは戦場だ! 殺し合いをするところだぜ
男も女も関係ねェ 
強い奴が生きて 弱い奴は死ぬんだよ!!
傷つくのがイヤなら 戦場に出てくるんじゃねえ!

【バラン】

力ばかりが全てを司る今の世界に
魂をもって悪を討つ!!!
posted by おすすめ漫画、漫画百選、漫画名言 at 06:02| Comment(0) | TrackBack(0) | ほぼ漫画名言集・迷言集 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする



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【安寿(あんじゅ)】管理人
 自称「漫画のソムリエ」
 主な生息地 埼玉
 漫画以外だと本と犬と猫、
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 本屋巡りが好き。
 幼少の頃から
 漫画が大好きだった私が
 まさか漫画家になるとは
 誰も予想しなかった。
 そして、実際にならなかった
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 を聴いたりうなったり
 脳内で響かせている。