2010年08月26日

漫画『フルーツバスケット』高屋奈月

天然女子高生本田透は
異性に触られると十二支に変身してしまう
呪われた草摩家の人々と出会う。
彼らと寄り添い、彼らの痛みや悩みも受けいれ
偏見なく接する透に草摩の人々は心を開き救われていく。
その姿は人々の心を洗い流していく菩薩のようだ。
暗い未来しか描けず、その呪いによって
呪縛されていた草摩の人々や透の近しい人々が成長し、
自立していく姿は感動的で思わず涙がこぼれる。
透の恋愛をメインに多くの恋愛模様が描かれる。
ジャンルはハートフルコメディー、学園モノ、
ラブコメ、感動系である。ギャグセンスも高い。

主要人物の大半が変人奇人である。
導入部や世界観が特殊なのでちょっととっつきにくいが
一気に読ませる爆発力がある。
また育児放棄をはじめ、いたらない親や大人も多く登場し
深く考えさせられる内容をはらむ。



幼少時に父を亡くし、近日最愛の母今日子を失った透は
祖父といっしょに暮らしていたが
息子夫婦と暮らすことになった祖父の都合で
テント暮らしをすることにした。
親友である長身ヤンキーうおちゃん、
電波を操る黒服のはなちゃんに話せば過剰に心配させ、
息子夫婦宅で暴れかねないので秘密だ。

テントで借り暮らしの透だったが敷地内は草摩家の私有地。
透の通う高校の王子様的存在な草摩由希の住む家だった。

諸事情で透は由希、そして作家である草摩紫呉
といっしょに住むことになる。
家事ができない二人は、料理・洗濯が得意な透を重宝し
利害が一致。透は、ひとりぼっちの淋しさを埋められた。
また、オレンジ色頭の喧嘩っ早い勝負好きの夾も現れる。
由希と夾は仲が悪く、ケンカが絶えない。
(仲が悪い理由は草摩家に由来している)
そんな二人に透はおろおろしたりドキドキしたりと忙しい。

草摩の家の人々は、古からの【約束】により心を支配され
束縛されていた。また十二支及び夾は、体が弱ったり、
異性に抱きつかれると鼠や牛などに変身してしまう
という呪いにかかっていた。
幼少時のトラウマにより由希、夾など草摩家に縁の深い者たちは
永久の呪縛を受け生活に暗い影を落としていた。
だが心優しい透の登場によって救われていく。
次々と登場する草摩家の面々はいずれも美形。

しかし、特別な存在として生まれてきた彼らの多くは、
親の愛を受けられず、深く傷ついていた。
特に彼らに大きな影を落とすのは、
草摩家の当主であり彼らを束縛する絶対的な存在あきと。
ひとりぼっちになることに対する恐怖はすさまじく、
十二支の心をひとりじめしたがる。
その姿はこどもの持つむき出しの独占欲そのもの。
(実は透もまたよく似た淋しさを抱えていた)

後に明かされていく、夾の抱える秘密や
幼き日の帽子の思い出。そして不思議な縁。
変わっていくことと変わらないことの
どちらがいいのかや、人類普遍のテーマ
「愛」を問いかける名作である。

白泉社 花とゆめコミックス 全23巻。
☆☆☆☆☆。愛称はフルバ
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2010年08月24日

【漫画名言集・迷言集 メジャー】

【吾郎】

人から言われてやった練習は努力とは言わない。

誰かがミスしてもみんなで助け合や
帳消しにできんだよ、野球ってやつは。

【佐藤寿也】

あのままの立ち止まらない君だから好きなんだ。

【星野先生】

野球は一人ではできません。
いえ、野球に限らず、どんなスポーツも
人との信頼や友情があってこそ、
その先にある勝ち負けに意義があるんです。

【清水】

あたしが好きなのは野球じゃなかったのかもね…

【安藤】

チームなんて初めはみんな、点でしかない。
でも、その点が信頼や友情で線となり、
線は円となってチームワークとなる。

【田代】

俺たちは別に
お前のわがままに付きあわされたわけじゃねえ!
たとえこれがラストボールになったとしても、
俺たちは今日のお前の184球を一生忘れねえ。



もう取れねえ。
俺はもうこれ以上マウンドで消耗していく
お前の球を取りたくねえ。

【サンダース】

ムチャだと思うか?いや、俺はそうは思わんね。
まだ20歳の若造が見せた可能性に、
誰もがワクワクしたんだ。
時の勝負には敗れたが、
夢のある男に期待してんだ!
後ろを振り返るのは今日までにしな。

【ワッツ】

ファンってのは、何点差だろうと
奇跡を信じて待ってくれてる。
9割方無理でも諦めずに俺達に希望を託して
観てくれている。
なのに… グラウンドにいる俺達が
まっ先に諦めるなんて、恥ずかしいだろ。

8点も9点も、大した差はないかもしれない…
だが、もしこの1点を防ぐことができたら―
まだ― まだ俺達は戦える―!!
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2010年08月22日

漫画『天才ファミリーカンパニー』二ノ宮知子

IQ170、17歳にして実質的に家を建て、
マーケティング・株の動向を見事に読み、
全国一位の成績。特技は速読と英語をはじめ、
数ヶ国語を解し、数学は天才的。
自他ともに認める天才夏木勝幸。
傲慢で自信家で人に対するやさしさは皆無。
守銭奴で金に細かい。
意地悪で他人を見下すが、最愛の母にだけは
その類稀なる才能を出し惜しみせず尽力する。
結果、母は大手企業として誰もが知る製菓会社で
最年少部長を獲得。企画を立案・分析する勝幸の
功績が大きい。ハーバード大学・大学院を卒業し
MBAを取得するという人生設計は、
絵空事ではなく現実味のある目標だ。

順風満帆と思われた勝幸の人生設計だったが、
母が再婚することになり、
新しい家族ができたことで暗雲が立ち込める。
田中荘介とその息子春は、ホームレス風の格好で
家族紹介の席に現れ、お土産は食虫植物……。
荘介は世界を旅してまわる風来坊。
内戦中の国でも生き抜いた小説家。
春はそんな父と一緒に育った天真爛漫な風雲児。
食べられる野草・花などに詳しく
雨が降る時間を把握している様子。

勝幸が理想とする父親像とは遠く離れ、
あまつさえ許容範囲すらもはるかに超えていた。
勝幸の理想とし目標とする矢野(母の同僚)とは
全く異なる人物。
勝幸の偏った性格は、尊敬する矢野にそっくり
なのだった。
母の愛した人だから……と
一旦は我慢した勝幸だが、パソコンのデータを
悪意なく消してしまった荘介に怒りを爆発。
「出ていけ」とどなるが、自分も出ていくと
母が言い出し、結局4人で暮らすことで折れる。
頭を抱える勝幸はクラスメイトで憎からず
想っている永沢京子と親しくなれそうな予感に
胸を躍らせていた。
だが、なるべく関わりたくない義理の弟春と
クラスメイトになるはめに……。
永沢も勝幸に無理難題を突き付けてきて
関係はぎくしゃく。
そして、なぜか学園内では勝幸が悪者に……。

家に帰れば、楽天家親子荘介と春によって家は
オリンピック村と化していることもある。

……荘介親子との縁でいつしかひとつ屋根の下で
暮らす家族が増えていく。
実は、ずば抜けた才能を持つ「天才」たちが
数多く登場し、それに対処する勝幸は
自分でも気づかない内に能力的にも人間的にも
磨かれ、成長していく。
渡米したい勝幸だったが、
いろんな問題が浮上しなかなか実現しない。

タイトルが示す通り、
勝幸が会社を立ち上げていく一連の活躍と戦い、
いろんな不思議な家族を登場させ
対比をしていくおもしろさ、
家族の構成員を増やし、心配させ、絆を深めていく
過程をおバカ満載にすっきりと描いた
ドタバタコメディーである。

ストーリーのおもしろさもそうだが、
キャラの濃さや暴走っぷりがすさまじい。
能天気なおバカキャラ有吉(実は天才)や
春の追っかけパワフルなアメリカ天才アミィ、
謎の中国じいさん林、そして唯香。
はたまた勝幸と敵対し、暗躍する人々……。

肩が凝らないおバカストーリーであり、
たまに絵(筆)が荒れることもあるが
総じて勢いのあるキャラとギャグテイストで
描かれる世界観は非常に楽しめる。
「のだめカンタービレ」と同じ作者の作品であり
絵の雰囲気も同じで親しみやすい。
主人公の性格や天才的な能力を有する所が類似点

☆☆☆☆+ 幻冬舎 幻冬舎コミックス
【スペシャル版】全6巻
 
天才ファミリー・カンパニー―スペシャル版 (Vol.1) (バーズコミックススペシャル)

天才ファミリー・カンパニー―スペシャル版 (Vol.1) (バーズコミックススペシャル)

  • 作者: 二ノ宮 知子
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎コミックス
  • 発売日: 2003/06
  • メディア: コミック



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2010年08月20日

【正論】

久保帯人、ホロウ(虚言)を正論でぶったぎる。

http://news.livedoor.com/article/detail/4952250/

ブリーチ「BLEACH」自体は兄が買っていて
20巻位まで読んで
作者の感性や趣味が自分とあわないと感じた。
よって、それ以降全然読んでいなかった。
キャラ重視のご都合主義的展開について
いけなかった。漫画評価としては☆☆☆。
奇しくも久保が言うように、気に入らなければ
読まなければいいだけの話なのである。

よく勘違いしがちなのだが、ファンが何を言っても
いいわけではもちろんない。
パトロン(完全出資者の意味で)ならいざ知らず。
プロの商業誌の漫画家として数百万人の読者を
対象に描いている以上、万人を納得させられる
漫画などあるわけないし、あったら怖い。
強制的な力が働いているか、
ものすごく文化水準が低いだけだと思う。

「俺の歌は最高だから絶対聞け!」
と空き地で開かれるジャイアンリサイタル
じゃあるまいし。
たかり国家で行われる催しでもあるまいし。
銃構えた兵士が見守る支持率100パーセントの
インチキ選挙じゃあるまいし。

書き手だって、そこまで横暴ではないし、
そこまで自分に酔えないと思う。

久保に限らず、
ワンピの尾田先生や銀魂の空知先生、ジャガーの
うすた先生の作品にも来ているんだろうなぁ。
その中には、的外れな意見や感情的な意見も多々
あるのだろうし、否定的なものも多いことと思う。
某有名漫画家は、読者の意見やインターネット上
の無責任コメントによって定期的に休載しているが
ホントに余計なこと言わないでほしいんだよね。
モチベーション下げるだけの建設的でない意見は
控えてほしいものだ。
作家や漫画家に書いた好意的なはずのファンレター。
しかし書き手の真意が全く通じていないことが
わかり、筆を置いたという例もあるという。
善意のつもりでもマイナスに作用することもある。
悪意ならなおさら性質が悪い。

嫌なら離れる。気にいらないなら読まない。
ごく近しい存在でもない限り、作品を読む必要も
なければ、コミックスを買う義理もない。

だったらお前がやってみろ。(漫画書いてみろ)
と言われたらぐうの音も出ないよ。
実際Gペンで絵を書いた経験もあるけど、
ものすごく時間かかる。本気で漫画家めざした
ことはないが簡単な4コマ漫画は贈ったことある。
でも書いてみて自分の実力わかってやめた。
今はパソコンで描いたり、サインペンで書く
プロの漫画家もいるそうだけどね。
本道は、やはりGペンでしょう。
書ける絵の迫力や臨場感を考えたら。
いざ書こうと思ったら、
ほとんどの人はできないと思う。
特に週刊連載は…。正直偉業だと思う。尊敬。

まぁそれを踏まえてもブリーチは読まないけどね。
他に読みたい漫画が山ほどあるので。

潜在的な「ミザリー」的自称ファンが多いのは
とても怖い。もっとも批判しながらも、その実
やはりファンじゃないとできないような読み込み方
されている方もいるので一概に悪いと言えない。
でも折り合いは付けてほしいものだ。

あぁそれにしてもギャグマンガ家が書くのつらい!
と言っているのはフリなのかネタなのかわからん。
久米田先生が「かってに改蔵」のとき書いてた
ときや木多が「幕張」で訴えていたときも
わからなかった。
「手抜きだ」と批判され、終了すると言い放ち、
あれはネタでしたと言い切った「天才バカボン」
の赤塚先生はすごかったなぁ。
天才というか大物だなぁと嘆息した。

ブリーチのよさは私にはわからないが、
なんだかんだで連載続いているのだから
総じて支持されているのじゃないの?
ジャンプはアンケート至上主義なのだから。
人気がなければ連載終了するシビアな世界。
ほとんどの批判は期待の裏返しなのだと思いたい。
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2010年08月18日

漫画『MAJOR メジャー』満田拓也

プロ野球選手を志す投手吾郎の波瀾万丈の野球人生を
挑戦者(チャレンジャー)的視点で描いた
長期野球漫画。水島新司作品と並ぶ、
長期連載野球漫画の代表格である。

幼少期、少年期、思春期、青年期(高校野球編)、
メジャー挑戦、ワールドチャンピオン挑戦……
と成長の度合いに応じた大きな課題や夢の実現、
立ちはだかる壁(ライバル)やケガに象徴される
悲劇的な展開などが度々発生し物語を盛り上げる。
また幼少期に出会った佐藤少年も吾郎同様に
不幸に遭いながらも、少しずつ困難や絶望を
乗り越えていき、吾郎のよき親友・ライバルとして
登場。その度に性格が悪くなっている(笑)が
高校時代あたりからはその限りにあらず。



プロ野球選手を親に持つ本田吾郎。
母は幼少期に亡くなり、
大好きなおとさん(おとうさん)と暮らしている。
ピッチャーとしてチームから戦力外通告を出された
父は、チームメイト茂野が軽い気持ちで言った
打者転向の道を模索し、見事に成績を出す。
頑張る父の姿に触発され、自分もプロ野球選手に
なるのだとトレーニングに励む吾郎。
父は幼稚園の桃子先生と親しくなり、
結婚をすることに。
しかし、その幸せも長くは続かなかったのです。
メジャーから日本に出稼ぎに来ていた100マイルの
剛速球が自慢のギブソン投手。
彼が放ったデッドボールが文字通りおとさんの
命を奪ってしまったのです。
悲嘆にくれる吾郎に救いの手を差し伸べたのは
桃子先生でした。

桃子は吾郎の実の子として育てる決心をします。
成長した吾郎は、ギブソンと再会。
吾郎、そして桃子はギブソンと約束をかわします。

小学生に成長した吾郎は、少年野球チームに入る
ことにしましたが、人数もまともにそろわない
名門とは程遠い弱小チームでした。
なんとかメンバーを集めようと必死になっていた
吾郎ですが、クラスメイトの女子清水に野球を
バカにされてケンカになります。結果的に
清水も野球チームに入りますがへたっぴです。
清水はヒロインなので今後も登場します。

そして幼少期、はじめて吾郎の球を捕球した佐藤
寿也少年とは作者の都合で離ればなれになりますが
後のストーリーを盛り上げる演出によって
ライバルとして再会を果たします。
しかし、ともだちだった佐藤君はどこか変わって
いました。端的に言えば性格が悪くなってました。
名門少年野球チームに入っていた寿也は
めきめきと才能を伸ばし、高学年を差し置いて
正捕手となり、打者としても一流。
またそのチームにはギブソンにあこがれる
天才野球少女もいます。



高い才能ゆえにわがままな吾郎が
野球を通じていろんな人物にあい、
人間的に成長していく姿を感動的に描きます。
激しすぎる練習やトレーニング、試合での多投
などのムチャをしながら強敵に挑戦していく姿は
正直やりすぎな感もありますが、
自分の掲げる目標・夢に全くぶれず、
まっすぐに走り続けるその姿は涙を誘います。
最も秀逸なのは、名前を冠したメジャー編ではなく
高校野球編です。
海堂高校がすごすぎて笑えます。

全78巻 ☆☆☆☆ 少年サンデーコミックス。

Major―Dramatic baseball comic (1) (少年サンデーコミックス)

Major―Dramatic baseball comic (1) (少年サンデーコミックス)

  • 作者: 満田 拓也
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 1995/02
  • メディア: コミック



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2010年08月14日

漫画『こちら葛飾区亀有公園前派出所』秋本治

悪魔の申し子、始末書の両さん、警察署の恥部、
疫病神などの通り名を持つ警視庁両津勘吉巡査の
波瀾万丈、前人未到、空前絶後の日々を描いたギャグマンガ。
『ゴルゴ13』と並ぶ長期連載作品の代表作であり、
両津や大原部長の年齢(戦争体験の話をしている)、
麗子の卒配時の年齢とその後の国立大卒発言の矛盾をはじめ
大原部長の誕生日が作品の都合上変更されたりしている。



基本的に時間軸は現代に移行し、登場キャラは
年をとらないサザエさん方式。
だが、麗子や、赤ん坊が成長せずにいると不気味だから
という理由で一部のキャラは年齢を重ねるという形式をとっている。

文字(セリフ)が多い、
サブカルチャーに関する造詣・うんちく、情報量がすごい、
当時の最先端技術などを紹介する、
マニアック(マイナー)な話題にも切り込む、
話のスケールがとにかくでかいことなどが特徴。

両さん欲にかられ暴走、
上司である大原部長が大魔人と化し雷が落ちる。
両さんビジネスに参加、最終的に大失敗。
ニュースになる。
両さん大暴走、新聞の3面記事に乗る。
少年時代のフラッシュバック感動モノ。
などをベースに中川・麗子・部長などの
個性的な登場キャラクターたちが
両さんの不祥事について意見を述べたり
話を締める(結論をくだす)のがパターンである。
(描く年代によってそのパターンは異なるが
管理人的に好きな80年代、90年代の作品を
中心に語りたい)


【中川 特注の服を着ながら…お前が言うなっ!!】

作中、警察官である両さんは
アルカイダもびっくりなテロ行為や犯罪行為に着手し
世界で最も危険な人物として君臨する。
この「逆転の発想」がおもしろい。

魔法使いのおじいさんから魔法の杖を盗んだ際は
「世界征服」の願望を表明し、
地獄に落ちた際は閻魔大王相手に大暴れ。
神(大仏そっくり)を襲撃するクーデターまで起こし、
神の弱みを握り、知り合いになる。

近所の駄菓子屋やせんべい屋、おもちゃ屋などの
再建を行うというミクロな視点、
身近な例から大ビジネスめざして月に出かけたり、
宇宙船に乗りこみ宇宙開発に着手したりと
マクロな視点で描かれることも。

基本的に原動力は「金」などの欲望である。
ときにたなぼた式に数十億単位の金を得る事もあるが、
彼の性格を象徴するようにあっという間に無くなってしまう。
また中川財閥での暴走事件をはじめとして
被害を出すときのスケールは更にケタ違いで
一兆円規模の損害を出すことも。

趣味・快楽のためなら他人の迷惑顧みず、やりたい放題。
その豪放磊落で自由な生き方は敵味方を問わず恐れられている。
味方であっても怖く、敵に回すと更に恐ろしく、
身内になるともっと厄介。(中川は親戚)。
遠くから見つめる分にはとても魅力的な人物であるが
機嫌の良し悪しで何の罪もない都民他に発砲する
超危険人物である。

〜両津勘吉〜

東京都の代表的な下町である浅草育ち。
戦後まもなく産まれたという設定。
公称ではないが40歳位の年齢にあたると推測。
本気になると時速60キロで走る。体力自慢。
骨格は猿人と原人に近い骨格を持ち、
脳の大きさから人間よりもチンパンジーに近い。
話術に優れ、嘘の話をもっともらしく話したり、
人の利益をマネージメント料としてピンハネし、
また他人から借金をするのが得意である。
公務員なのにアルバイトをし
酒と競馬、麻雀などの賭けごとに明け暮れるダメ人間。

戦闘能力は映画のランボー以上であり、
自動車に轢かれたり、高い所から落ちても死なない
月でも生きられるなど基本的に不死身な存在。
フリーザ『ドラゴンボール』と共演したことも。
また体内には特殊な抗体を持つ。
見た目の印象と違い手先が器用であり、
特にプラモデル作りの腕は名人級である。
学力は著しく低いが、フィギュアなど偏った知識、
雑学にやたら詳しかったりする。流行に敏感で
ゲームをはじめとした子供と共通の話題を持ち、
交友関係が異様に広い。
また金が絡むと、異常な集中力・吸収力を発揮する
こともある特殊な頭脳を持つ。
商才に優れ、生活力が異常に高い。
たまに欲を度外視した人情味あふれる行動をとることも。
自分の言動に対する責任感が政治家並に皆無なので
5秒前に言っていたことと全く別の意見を吐き、
金に汚く、ゴキブリ並の生命力で不潔。
本来逮捕されてしかるべき犯罪を犯しても
どこ吹く風である。リアル小沢一郎。
選挙に出馬した際の公約は、
GNP世界最下位、完全失業率100パーセント、
失業保険料年間500万円。……ざ、財源は?中川君?

〜中川圭一〜

世界で5本の指に入る財閥の息子。
ガンマニア、カーマニア。数千台に及ぶ名車保有。
美容整形の先生が手直しする必要がないほどの
美形であり筋肉質の身体を持つ完璧超人。
一時期だけマイナーチェンジをし髪が短かった。
社長を兼務することもあるが、警察官は辞めない。
自由で何物にも捉われない両さんの生き方に
共感しているが、尋常ならざる迷惑や被害を被る
ことも少なくない。
近年麗子と共にキャラを崩し描かれることもある。
また長期連載を通して麗子と共に性格や立ち位置が
微妙に変わってしまった二枚目キャラである。
先輩と慕っていた両さんを「角刈り」、「角刈り野郎」と
罵るなどキャラ崩壊したのには笑った。

〜中川麗子〜

神戸の令嬢。関西一のお金持ちの娘。
金髪・モデル以上の体型の美人。
卒配時19歳だったが、その後23歳になっており、
国立大卒と述べている。
(未成年であることを回避するためか?)
女性らしい一面をみせることもあるが
男勝りの性格であり、登場時は両さんよりも短気。
両さん、中川と共に自動車レースに参加したり
スキー競技の金メダリストになったりと
運動神経は抜群である。美人の妹優がいる。
父はちょっと変人ないしは変態入っている。

〜大原部長〜

謹厳実直のカミナリ親父であり、両さんの天敵。
そのときの立場によってやや軟化したり、
人間臭い一面をのぞかせることもある。
管理能力に優れ、部下の信頼も篤いが
両さんに対するイヤミがすごい。
父が帝国(東京)大学教授でありまじめな性格は筋金入り。
太平洋戦争(第二次世界大戦)を経験している。
僻地にマイホームを構えている。
中川達が招待され、両さんが乱入する際には、
原始時代の絵が挿入される位の過疎地である。
(両さんのせいで爆破されたり、
数々の嫌がらせを受けたり、不法侵入されたり)
娘のひろみさんは両さんの好みであり、
一時期モノにしたかったらしい。
理解がありそうな良妻賢母の奥さんがいる。

〜本田〜

バイクに乗ると性格が変わる。
ふだんはなよなよだが、バイクに乗ると凶暴に。
両さんに巻き込まれ、いっしょに処分の対象や
新聞沙汰になるはめに。少女漫画が大好き。
惚れやすい性格である。

〜日暮〜

4年に1度だけ現れる(起きる)オリンピック男。
普段はずーっと眠っている。
大原部長いわく、両津よりも働かない人物が
いるので両津はクビにならないとのこと。
超能力の持ち主。
念写によって、難事件の解決が可能である。
それ以外にも意外な才能がある。

〜マリア〜

両さんに惚れこむ稀有な美人。
元キックボクサーなので異常に強い。
変態拳法の師範の父がいる。
登場時もその後の展開でも驚かされるキャラ。

〜神〜

大仏の容姿。
神の怒りを表す「四文字熟語攻撃」は強力である。
閻魔大王すらも恐れる絶対不可侵の存在であるが
恐れ知らずの両さんは奇襲攻撃をしかけ、
弱みを握ることに成功。

〜派出所〜

この派出所は損壊することが多い。
自動車や飛行機が突っ込んだり、
両さんや部長らの大暴れによって部分的に損壊、
ひどいときは完全大破することもある。
完全損壊する間際に両さんは「バイバイ」と
いうセリフを聞いている。



【フラグが立ち、実際に完全大破する派出所】

199巻〜 こち亀と略される。 
休載が一度もない連載作品であり
もちろんギネス記録を更新中。
200巻(9月17日発売)で40年にわたる連載が終了。
最盛期のおもしろさを評価基準にし☆☆☆☆★。

こちら葛飾区亀有公園前派出所 100 (ジャンプ・コミックス)

こちら葛飾区亀有公園前派出所 100 (ジャンプ・コミックス)

  • 作者: 秋本 治
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 1996/11/01
  • メディア: コミック



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2010年08月12日

【野球漫画特集】 

ドカベン、大甲子園、タッチ、H2、おお振り、
第三野球部、クロスゲーム、ROOKIESとかの
総括をします。「メジャー」は近日紹介予定です。

2010年度「全国高等学校野球選手権大会」の開催を
記念して高校野球を題材にした作品を紹介です。
あと、作中に登場する名脇役も。
ちなみに埼玉県代表本庄第一高校は初戦で敗れたので
テンションは既にだだ下がりなのです。

『H2(エイチツー)』

あだち充の最高傑作と言われる野球漫画。
同学年最高クラスのバッテリーがなぜか野球部の
ない高校に入学。自分たちで部活をつくり、
甲子園をめざします。野球の試合もそうですが、
それ以外の恋愛面や幼なじみ、脇役にいたるまで
実に巧みに配置されているのがすごい。
プロでも大活躍できるんじゃないの?
クラスのピッチャーやバッターが登場します。
個人的に好きなのは、ひかりの母です。
比呂が甲子園をめざす原動力にもなりますから。
全34巻。

『大甲子園』

ドカベンの続編。常勝高校になった
ドカベン・岩鬼・里中・殿馬・微笑ら率いる
最強軍団と、水島新司が描いた他の作品の猛者
たちが甲子園を舞台に白熱の闘いを演じます。
劇場型のストーリーと漢岩鬼やドカベン山田、
里中の好投、名手にして秘打殿馬の活躍が見物。
岩鬼が最高ですが、里中の母がいい働きします。
里中は母子家庭なので、親子の愛情が深いのです。
文庫版全17巻。

『ドカベン』

野球漫画のくせにかなり長い間柔道をやっとります。
「いつ山田が野球をはじめるのか?」。
「岩鬼とどのように絡んでくるのか?」など
初期から見所が多い作品です。
実際野球をはじめると、爆発的におもしろくなって
きます。チームメイトが集まってくる過程や
クセも才能もある最強チームの面々や監督。
エンターテイメントに徹したストーリー。
トリックプレーや意表を衝く作戦、
キャッチャー目線の描写など
クセになる要素が多いのです。
試合中に登場するマニアックなルールも要注意。
武蔵坊ですね。やはり印象が強い。
文庫版全31巻。

『タッチ』

メインとなるのは上杉達也が高校野球をはじめる
第二部から。幼なじみである朝倉南との恋愛を
からめて、南の夢である甲子園をめざします。
野球漫画ではありますが、ラブコメ的要素が強く
野球と全然関係のないストーリーが展開される
こともあります。名実ともに名作ですが
甲子園での闘いが描かれていないという
大きな欠点があります。
名脇役の原田が好きです。最初は悪い奴に見える
のですが、どんどんいい所が見えてきます。
文庫版全14巻。

『名門第三野球部』

3軍メンバーだった世間一般でいう所の
落ちこぼれ集団が奮起。
選手を道具のように使う野球部監督を殴り
部活を辞めた一軍正捕手海堂さんと共に部活を
立ち上げ、甲子園めざしてがんばります。
努力・根性・勝利型の熱血野球漫画で、
チビのいじめられっこあすなろ君が
身体の大きな海堂さんよりも大きな手を持ち、
巧みなコントロールを武器に個性的なメンバーと
共に成長していく姿は感動を誘います。
小西はいいよ。自分の弱さに気付いているから。

『クロスゲーム』

あだち充の集大成的な作品になっています。
タッチやH2などのオマージュ。
主人公を最高レベルにしすぎた感もありますが
破綻をさせずにしっかりまとまっています。
若葉だね。作中ずっと存在感があるから。
全17巻。

『おおきく振りかぶって』

1年生新設チームと熱血女性監督との成長劇。
自信が持てない挙動不審のマイナス思考投手三橋、
彼の抜群のコントロールを高く評価する阿部、
ムードメイカーでチームの中心選手田島、花井ら
を中心に甲子園をめざしていく姿はまさに青春。
マネージャー。
阿部と結婚したら「あべちよ」になるから。

ちよちゃんが阿部と結婚したら
それ ちよちゃんちゃう。
あべちよや!
19巻〜

『ルーキーズ』

不祥事を起こしたことで野球の練習をサボり、
つまらない毎日をすごしていた不良たちが
熱血教師川藤と出会い、甲子園を目指す。
屈折した想いや世間の厳しい目に晒されながらも
日々成長していく彼らはいつしか地区大会の
台風の目として旋風を巻き起こす。
画力の高さは圧巻である。
平塚。ベンチで大声出している自分の自虐的な姿
のシーンがおもしろかったから。
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2010年08月11日

漫画『山田シリーズ』吉田戦車

なぜか人間社会になじむかわうその山田が
織り成す不条理系漫画「うつるんです」の
続編にあたる作品。

需要があるとは思えないスキマ産業を狙い、
バイト君とともにあやしげな仕事を展開する
山田こと「店長」の活躍や、
旅人として世界を練り歩く山田が遭遇する
珍事件の数々を描く。
(もちろん山田の存在そのものが
一番の珍事件なのだが……)

結婚を機に自分の名字を捨てる人が後を絶たない。
たまたまゴミ捨て場に捨てられていた「山田」の
名字を拾ったことで彼は山田と名乗るように。
(後に「ポルシェ」と名乗りだがっている)



同様にしいたけは「伊達」と名乗るが、
分不相応な名字に女子高生に嘲笑される。



ちなみに、カナブンの斎藤さんは勝手に
「菊地」と伊達に名付けられ涙にくれるのだ。



また姉妹本にあたる「殴るぞ」に登場する
かわうその和歌子さんと山田のエピソードも
描かれている。

奇抜な吉田戦車ワールドは健在で、
特に1巻の切れ味がするどい。全2巻 小学館 
ビッグスピリッツコミックススペシャル

山田シリーズ 1 (ビッグコミックススペシャル)

山田シリーズ 1 (ビッグコミックススペシャル)

  • 作者: 吉田 戦車
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2004/05
  • メディア: コミック



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2010年08月08日

【フルーツバスケット 名言集・迷言集】

【本田今日子】

疑うよりは信じなさい
人はやさしさ(良心)を持って生まれてこないんだよ
やさしさは体が成長するのと同じで
自分の中で育てていく心なんだ
だから人によってやさしさの形は違うんだ
欲望は誰でも生まれながらに持ってるから理解しやすいけど
やさしさは個人個人の手造りみたいなモンだから
誤解されたりギゼンだと思われやすいんだ
疑うなんて誰にでもできる簡単なこと 信じてあげな

嫌なやつがいてくれないと 自分が困るんだろ?
味方だの いいだの 悪いだの くだらない
そんなモンにこだわって生きてちゃ 
おまえが もったいないよ 
おまえせっかくそんな 優しくていい子なのに

【本田透】

汚いです 私は あきとさんの仰る通り
あきとさんの願う不変を否定しておいて
本当は私だって 願ってたんです 
不変を 変わらない想いを 絆を けれど…っ 
お母さん 私 好きな人ができました
変わっていく事が 生きていく事なら 
なんて 残酷な優しさだろう

【草摩紅葉】

ああなんて愛しいんだろう……
…損とか 苦労とか 考えるだけムダだよ
誰かにとってはそれがバカでも
ボクにとってはバカじゃないだけ
誰かにとっては だましがいのある人でも
ボクはだまさないだけ 
ボクは本当に喜ばせてあげたいと思うだけ

ボクは思うんだ ボクはちゃんと 
思い出を背負って生きていきたいって
たとえばそれが悲しい思い出でも
ボクを痛めつけるだけの思い出でも
いっそ 忘れたいって願いたくなる思い出でも
ちゃんと背負って逃げないでがんばれば
がんばってれば いつか…
いつかそんな思い出に負けないボクになれる
って信じてるから

【草摩綾女】

ボクは提案するっ 未成年という曖昧なレールの上で
行き場の無い欲情を抱え込む青年達に救いの手をのばそう!!
これからはこのボクに欲情すればいいっ!!
男同士ならば保護者殿も安心 安全であろうっ
さあ どんどん欲情したまえ そうとも
「受け」「攻め」でたとえるならボクは「受け」だ――!!

※ 余計性質が悪い。

こんな短時間で これほど見事な刺繍ができる人間は
世界でも三人といないねっ 
無論ナンバーワンは弟思いのこのボクさ!!



【草摩紫呉】

昔も今も好きで 好きすぎて
ドロドロに甘やかしたくなるし
グチャグチャに踏み潰してやりたくなるんだよ

【草摩紅野 師匠】

…今は無くとも 必ず また 訪れる
どんなに抗おうと踏みつけようと
絶望は幾度となく襲いくるように それと同じように 
希望もまた訪れる 繰り返し 繰り返し 
(希望という名の花は)必ず 咲く

あなたに 何かができるとしたら それは
笑って下さることかも…しれません
あなたが笑うと世界は 
…少しだけ 優しいものに思えてくるから
あなたがあなたでいることは
…とても 大切な事だと思いますよ…

大人が子どもの自由意志を剥奪する権利はないだろう?
みっともなく心配する権利はあると思うけれどね
考えなさい 他人より倍時間をかけても構わない
私は おまえが出した答えを知りたいのだから

【草摩依鈴】

譲れないモノって…何? おまえの一番大切なモノって何?

【真鍋翔】

絶交なんて言うなよな堅物おバカ!!
まだエロビデオの質の良し悪しについてさえ
熱く語りあってないじゃないか―――!!

【倉伎真知】

…今度 雪が降る頃まで 忘れないでいてくれるだろうか
一緒に 歩いてくれるだろうか
降ればいいのに 積もったらいいのに そう願った 初めて

【草摩由希】

弱い事がいい事なんて 思わないけど…
強ければいいとも思わないんだ
社会は弱肉強食ってたまにいうけど
俺達は動物じゃなくて人間だよ
十二支達(おれたち)だって人間だよ

ありがとう いつも俺の話を聞いてくれて
ありがとう 俺の弱さをいつも受け止めてくれて
遠い日の思い出を忘れないでいてくれてありがとう
いつだって優しさを温もりを嬉しさを分けてくれた
惜しむことなく だから俺は…負けない
進んで行く 前へ 信じていける きっと

嬉しい とても嬉しい そうだ ぼくは 知ってる
誰かが ぼくを必要してくれた時は 瞬間は 確かにあった
もう 誰も憶えていなくても 
君が忘れてしまっても あったんだよ 確かに

…守ってただろ!!? ちゃんとおまえ 守ってただろ!!
嬉しいとか しあわせだとか ちっぽけな事かもしれないけど
ヒーローみたいに超人的な力じゃないかもしれないけど
だけど側にいて 本田さん 笑ってただろ…!?

ひとつも 道を間違えず生きていけたなら良かったけど 
無いんだ そんな道筋
失敗して つまづいて 迷って 間違って
少しずつ 一歩ずつ 歩いていくしかないんだ
自分の足で 傷だらけになっても
いつか辿りつく何かのもとへ 誰かのもとへ 祈りながら

他の皆にとっても そうだと思うんだ
君の存在はあったかくて やさしくって…
だから これから俺達新しい環境で
それぞれの日々を生きていくけど
でもふと 君を想う 君は元気でいるだろうか
泣いたりしていないだろうか 笑ってくれているだろうか 
今日も倖せだろうか そんな風に想うよ
これからも ありがとう… 君に会えて良かった
…君が いてくれて良かった ありがとう… 
ラベル:名言 漫画名言
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2010年08月05日

漫画『エール!』山田貴敏

実業団野球部が廃部になったことを機に
プロ野球選手を本気でめざすことになった
35歳ロートル選手長嶋。
周囲は無理だと笑うが、
彼の夢を信じ、本気で支え、
笑顔でエールを贈り続ける妻との感動の物語。

夢と現実。あと数年若ければ……。
だがそれを言ってもはじまらない。
バットをひたすら振り続け、
黙々と走り続ける努力の人。
35歳にして飛距離が伸び続ける未知数の男長嶋。
葛藤とがむしゃらな努力は
与えられたチャンスを活かすことができるのか?

遅すぎる夢を追いかける長嶋と彼を支える妻。
感動を呼ぶ「客寄せパンダ」として取材を受ける。
若手選手に笑われ、物笑いの種になりながらも
腐らず、練習量は他を圧倒する。
いつしか彼に触発されたコーチや選手も現れる。

そして家族との絆を交えながら、
男長嶋の挑戦を淡々と描く。いい話や。
小学館ビッグコミックス 全1巻。

エール (ビッグコミックス)

エール (ビッグコミックス)

  • 作者: 山田 貴敏
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 1996/06
  • メディア: コミック



ラベル:野球漫画
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2010年08月03日

【漫画名言集・迷言集23 イキガミ他】

標本だろうが写真だろうが
そこに「最高」は留められない
人間にとっての「最高」ってヤツは
「変わっていく」ってコトだろうからな

『黒博物館 スプリンガルド』ウォルター

バカじゃないの?
おじさんがコドモのころ、
どうでもいい人のこと好きって言ったことあるの?
そんなウソをつけるのは オトナだけだよ。

『さよなら、パパ。』

俺はもうすぐ死ぬんだ。
今さらあがいたって手助けはできない。
だけど、あの店がなくなるなんて
やっぱり耐えられないよ。
あの店は俺の夢だったんだから――
俺の人生はずっと中途半端なままだった。
でも、あの店があったから
俺は今日まで生きてこれたんだ。
あそこがなくなったら、
俺の生きてきた証が消えちまう。

『イキガミ』森沢高明

この遺影は、
抜け殻になる自分のために撮ってるんですか!?

『イキガミ』池山弘子

安全が保証されている場所など、
今の地球上にはどこにもない―
ただ、愛情が保証されている場所なら、
案外身近にあるのかもしれない。

『イキガミ』

父とか母とか祖父母とか兄とか弟とかだったら
悲しませておけばよい……
だが、ボインの姉を悲しませるのは…
つらいな…

…地獄でワシントンが泣いている声がする…

お父さんおちつきなさい。
「参婦人を、ただの婦人にする男」が
がんばってくれてますよ。

※ 産婦人科医のこと。

『山田シリーズ1』山田
ラベル:漫画名言 名言
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2010年08月01日

漫画『黒博物館 スプリンガルド』藤田和日郎

ロンドンを震撼させたバネ足ジャックは
超人的なバネを持ち空中へと跳び上がり、
口からは青い炎を吐く。
女性の衣服をかぎ爪ではぎ取り、驚かせ
甲高い笑い声をあげ去っていく怪物。
性質の悪いいたずらとして本格的な捜査にならず、
その後パッタリと事件は起こらなくなった。

しかし3年後の1841年。
新たにバネ足ジャックが姿を現した。
そして今度は女性を殺害。
凶悪な顔を見せたバネ足ジャックを捕まえんと、
最重要参考人でありかつての事件の犯人と目される
ウォルター・デ・ラ・ボア・ストレイド侯爵に
疑いがかけられる。
熱血漢であり、機関車男(暴走野郎)の
ジェイムズ・ロッケンフィールド警部は
果敢にもウォルター侯爵に疑惑をぶつける。

暇を持て余す放蕩貴族ウォルターは
金と地位に明かせて性質の悪い遊び・いたずらに
明け暮れるクズ野郎。評判も著しく悪く、
疑われるだけの証拠も多く、特に被害者の証言で
怪人の服にWの刺繍がされていたことが大きい。
ボクシングまでたしなみ、ケンカをふっかける
ことも好きだった。ロッケンフィールドと
取っ組み合いになるウォルターだったが
メイドのマーガレットの前では大人しくなる。

ウォルターには疑念があった。
ウォルターの手元にはあのバネ仕掛けの機械が
あったからだ。少なくとも今度の事件の犯人は
自分ではない…。それでは…?

人の心に起こった凶器と
大切な人を守りたいと思う男たちの戦いがはじまる。
講談社 モーニングKC 全1巻
ラベル:藤田和日郎
posted by おすすめ漫画、漫画百選、漫画名言 at 07:04| Comment(1) | TrackBack(0) | 藤田和日郎『うしとら、からくり』 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする



すべての道は漫画道に通じる
漫画を読みながら
戦争はできない
漫画& 漫画と共に生きる
わが漫画ライフに
いっぺんの悔いなし!
などを信条とするブログ

2943871(にくしみはない)
11028349(ひとにやさしく)

【安寿(あんじゅ)】管理人
 自称「漫画のソムリエ」
 主な生息地 埼玉
 漫画以外だと本と犬と猫、
 音楽鑑賞とカラオケ、
 昼寝、お笑い、風呂と
 本屋巡りが好き。
 幼少の頃から
 漫画が大好きだった私が
 まさか漫画家になるとは
 誰も予想しなかった。
 そして、実際にならなかった
 スピッツ
 オアシス
 ミスチル
 back number
 ボンジョヴィ
 ガンズアンドローゼス
 ヴァンヘイレン
 KISS
 バンプ
 coldplay
 中島みゆき
 サラブライトマン
 マルーン5 
 The Wanted
 を聴いたりうなったり
 脳内で響かせている。