2007年12月31日

漫画『火の鳥13巻 ギリシャ・ローマ編』手塚治虫


>「火の鳥 13巻」ギリシャ・ローマ編
    
エジプト編、ギリシャ編、ローマ編、黎明編(漫画少年版)収録。
    
全体的に子供向けの絵風、黎明編は本編の原型のような内容。

心やさしいヒロインの恋愛と、冒険を描いたスペクタル物語。

火の鳥の他の作品とリンクしていない、異色の作品と言える。
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2007年12月30日

漫画『火の鳥 太陽編』手塚治虫


「火の鳥 太陽編」 上巻…10巻 中巻…11巻 下巻…12巻
    
7世紀、百済(くだら)の少年ハリマは唐(中国)との戦いに敗れ、
狼の顔をかぶせられ放置されるが、奇怪なオババに助けられ
倭の国(日本)に渡る。
    
そして、肉親同士の血みどろの争い、壬申の乱の戦いに巻き
込まれていく。
    
近未来、光一族によって地上の「光」と地下の「影」に分断された
未来都市。「影」の住民スグルは「光」に戦いを挑む。
    
千年の時を経て、つながる愛情と、迷走する宗教を交えた権力闘争
を描いた大長編。自由は、勝ち取るものだと感じさせられた。
タグ:手塚治虫
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2007年12月29日

漫画『火の鳥 9巻 宇宙・生命編』手塚治虫


火の鳥 9巻 宇宙・生命編
    
2577年、オリオン座に漂う宇宙船。突然、乗組員の死体が
発見され、宇宙船は破損、しかも死んだ乗組員の近くには、

「ぼくはころされる」の文字が。

ミステリー仕立てのストーリーと、恋愛問題をからめたSFもの。

徐々に明かされていく秘密と、美少女乗組員ナナをめぐる激しく
切ない物語にぐいぐい引き込まれてしまう。
    

2155年。視聴率主情主義に走るTVプロデューサーは、
「人間狩り」という恐ろしいゲームを考案するのだが……。

マスコミ界の腐敗と、人間の残虐性を描いた傑作まんが。
「業〜ごう〜」は、あがなわれるのか?
タグ:手塚治虫
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2007年12月28日

漫画『火の鳥7巻 8巻 乱世編上・下』手塚治虫

7巻 乱世編 上巻 8巻 乱世編 下巻

12世紀末。木こりの弁太と田舎娘おぶうは、弁太の拾った美しい
クシが原因で、その仲を引き裂かれ、源平の争いに巻きこまれる。

平清盛、源頼朝、源義経、木曾義仲、弁慶(弁太)といった、歴史的
な人物と、男たちを支える女性を描いた傑作。

全体的に「人間臭い」キャラクターが多いこともストーリーを
面白くしている。
    
あえて、義経を悪役として登場させている演出も心憎い。
タグ:手塚治虫
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2007年12月27日

漫画『火の鳥 望郷編」手塚治虫


火の鳥 6巻 望郷編

近未来。エデンといわれる小さな星に移住してきた一夫婦。

しかし、エデンは不毛な土地であり、夫は死んでしまい、
妻ロミはエデンで生き、子孫を残すことを決意する。

困難を不屈の精神で乗り切ったロミは、星の女王として、
人々から慕われていた。

歳月は流れ、ロミは望郷の思いにとらわれる。

彼女は、星で生まれた少年と共に地球へ向けて宇宙の旅に
出かける。不思議な生物や、植物に遭遇し、数々の危機を
乗り切りながら、壮大な冒険の旅は続く。

エデンの歴史を作るロミの力強さと、ノスタルジアを抱いて
しまう気持ちに共感を覚える。「星の王子さま」の引用もよい。

切ないストーリーとSF色の強いおすすめの一冊。
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2007年12月26日

漫画『火の鳥 復活編 羽衣編』手塚治虫


その血を飲むと永遠の命を手にすると言われる「火の鳥」を
めぐり、繰り広げられる人間ドラマ。
「火の鳥」はフェニックス、不死鳥とも呼ばれる不思議な生命体。
(作品によっては、3000年生きられるとも……)  

移ろう壮大な時間の中で、人が、ロボットが、新たな命が、
力強く躍動する。人生観が変わるマンガランキング堂々1位の
不朽の名作。全13冊。おすすめ+イチオシのマンガ。感動作。
図書館・図書室でも見かけることがあるので、探してみるのも
いいかもしれません。

5巻 「火の鳥 復活編、羽衣編」

近未来。墜落死したレオナは、科学の力で「復活」する。

だが、頭脳は電子、心は人間というアンバランスさに悩む。

人間を人間として認識できなくなったレオナだったが、
ロボットを女性と認識し、好きになってしまう。
  
レオナの死に隠された、「火の鳥」をめぐる争いとは……。

大量生産されたロボットたちは、不幸な事故を発端にして、
自我に目覚め、反乱を始める。生命の領域にまで、踏み込んで
しまった人間が、そのしっぺ返しをくう皮肉がおもしろい。
  
羽衣編は、異色な演出。「羽衣物語」をベースに、争いを繰り
返してしまう人間の愚かさを描く。短編。
タグ:手塚治虫
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2007年12月25日

漫画『火の鳥 鳳凰編』手塚治虫


4巻 火の鳥 鳳凰編

生まれおちたその日に、父と片腕を失った我王。

青年になった我王は、村人一家を殺し、逃亡の際
出会った彫刻仏師茜丸の片腕をねたみから切り落とす。

山賊の頭となり、悪の道を突き進む我王だったが、
ひとつの事件から大きく生まれ変わる。

喪失感、理不尽、命の儚さと尊さを知った我王は、
その怒りのエネルギーをやがて彫刻にぶつける。

また、茜丸も血のにじむ修行を積み、やがて我王との
宿命の対決を迎える。

火の鳥の中でも最高傑作だと思います。個人的には、
我王が火の鳥の中で一番好きなキャラクター。

我王の子孫(先祖)は、火の鳥作品のキーパーソンと
してちょくちょく登場します。
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2007年12月24日

漫画『のび太と雲の王国』藤子・F・不二雄


天国の存在を信じるのび太。ジャイアンたちにバカにされ、
必死に図書室で勉強。珍しいことがあるものだ。
雨は夜更けすぎに由紀絵と変わるだろう。

「羽衣伝説」や神話などで、天上人(雲の上に住む人々のこと)
についての知識を得たのび太は、雲の上に天国(王国)を
作ることを思いつく。ドラえもんの言葉からヒントを得た
のび太は、天上に「株式王国」を作ることにする。

しかし、存在を否定されていた天上人と出会い、恐ろしい計画
を知ることになる。地球存亡の危機とエコ問題を焦点に据えた傑作。

ココが見所!

・最後の審判、地球存亡の危機

・ドラえもん壊れる
  あることがきっかけで、ドラえもんが壊れる。
  壊れたドラえもんは、本編でも何話か描かれているが
  (バグ←体内に虫が入った、ネズミに対する恐怖からなど)
  ここまで本格的に壊れたことは珍しい。
  
・ドラえもん、地球を救う   
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2007年12月23日

「お笑いって奥がふかいなぁ」

今日は、M1を観てたわけです。

で、まず決勝進出メンバーの中に、意外な二組がいまして
(悪い意味で)実力的にこの二組はどうなのかな?と
思っていたわけです。ちなみに僕と兄の中で「四天王」
(悪い意味で)と呼んでいて、かなり固い評価が定まって
いたわけです。

結論を言えば、その二組は僕たちの想像以上にずっと
おもしろかったわけです。注意しておきたいのは
はじめから期待していなかった分だけいい意味で期待を
裏切ってくれたからです。

逆に期待していたのに、期待を裏切った組もありました。
期待が大きいと自分の考えてる以上のものじゃないと、
人は納得しないと思うのですが、決勝の第一ステージの
結果(採点)にそれが如実に現われていた気がします。

まぁ、心からおもしろいなぁと思ったのは決勝に残った
三組です。その内2組は、すでに観たことのあるネタだった
のにも関わらず、やっぱり大笑いしてしまいました。

「次元が違った」気がしました。

最終ステージだけを観たら、トータルテンボスが優れていた
気がしますが、やはりサンドウィッチマンの第一ステージでの
おもしろさを審査員達たちが推したんだと思います。

キングコングは、第一ステージだけだったら優勝するチャンスが
あったなぁと思います。緊張してるのがビンビン伝わってきました。

ちなみに、最近のお笑い番組格付け(独断と偏見に基づく)

1位  爆笑オンエアバトル
2位  レッドカーペット
3位  笑いが一番





16位  セロテープ
17位  落っこちた箸
18位  エンタの神様

注:ランキングに「セロテープ」とあった場合は、
  まんが「ピューと吹くジャガーさん」のネタのことです。
  
  まんが「かってに改造」や「さよなら 絶望先生」では、
  こういったネタ(身内ネタ、一部のみ爆笑ネタ)が頻繁に
  登場するので、そのネタに関するガイドサイトが出る始末。
  
  17歳くらいの女の子は、「箸が落っこちた」だけでも
  笑うと言われますが、「そんな奴はおらんやろう」と
  言いたくなります。エンタは、もう少しまともに人選
  した方がいい気がします。

オンバトが、ずーっとおもしろいのは確かです。
どんなにおもしろくない時でも、2〜3組は爆笑させて
くれるので、エンタよりも遙かに上質な番組と言えます。

「流れ星」、「タイムマシーン3号」、「磁石」、「U字工事」
「ウメ」あたりは、指図されずに自分たちのペースで出演
すれば、一気にエンタの顔になる気がします。
「流れ星」がエンタに出ないのは、自分たちの意思によるもの
なのか、それとも事務所が弱いからなのかがわかりません。

「エンタ」は、オンバトの人気者が出演する番組から
オンバトに毎回落ちるようなお笑い芸人が出演する番組に
なりつつあります。

エンタに出ると、お笑い芸人は芸の「しばり」をされるので、
本来のおもしろさを発揮できていないような気がします。

日によっては、「笑いが一番」がめちゃくちゃおもしろかったり
します。若手お笑い芸人+演芸+落語家という、チョイスも
またよし。しょこたんとこぶ平は、いらないと思いますが。
(昔は、30分フルでやっていた伝説の番組)   
posted by おすすめ漫画、漫画百選、漫画名言 at 23:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 安寿の加齢なる日常(日記) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

漫画『火の鳥 ヤマト・異形編』手塚治虫


3巻 火の鳥 ヤマト・異形編

古墳時代。カジカとオグナは、敵対関係にある国の姫と
王子でありながら出逢い、そして愛し合ってしまう。

「殉死」というテーマもからめ、二人の一途な思いが愛しい。

歴史的発掘物も交えて、マンガの神様が巧みに魅せます。


乱世時代。残虐な父を憎み、その復讐心から左近介は、
齢800歳と言われる八百比丘尼を殺してしまいます。

しかし、恐ろしい因果応報がその身に降りかかることに。
左近介の罪がつぐなわれる間際の、切なさがすばらしい。
タグ:手塚治虫
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2007年12月22日

「天才バカボン的……」

昔々のつい最近


その日は夜から朝だった

生まれたばかりの老人が

黒い白馬にまたがって


曲がり道を一直線


前へ前へとバックした


こどもの頃になんか聞いた変てこな歌。

矛盾する言葉遊びが好きでした。

天才バカボンの名言
 
 忘れようとしても 思い出せない
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マンガ『きょうの猫村さん』ほしよりこ




猫村さんは、猫なのに家政婦であり、働き者である。

洗濯、料理、掃除などを見事にこなし、得意技は、
マッサージ。趣味は、連続ドラマを観ることである。

師走のこの時期は、まさに「猫の手」を借りたいと言うが、
猫村さんほどの頑張り屋なら引く手あまたであろう。

物語のあらすじとしては、なぜか家政婦となった猫村さんが
(本編には、その理由が語られています)
大金持ちなのだが、いろいろと家庭の事情を抱える家に
仕事に出かけ、すさんだ非行少女に「愛情」をもって接し、
心を開かせていくというほのぼのとした物語。

また、本編とは関係なく、猫村さんが仲間である家政婦さん
たちと観ている妙に設定に凝った連続ドラマシリーズを
テレビで観ているシーンがあるが、はっきり言って、
本編よりもテレビでやっているドラマの方がおもしろい

線が細く、字が手書きであり、しかも漢字間違いが多いのが
特徴の、まぁそこそこおすすめのマンガ。
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2007年12月21日

漫画『火の鳥 未来編』手塚治虫

その血を飲むと永遠の命を手にすると言われる「火の鳥」を
めぐり、繰り広げられる人間ドラマ。
「火の鳥」はフェニックス、不死鳥とも呼ばれる不思議な生命体。
(作品によっては、3000年生きられるとも……)  

移ろう壮大な時間の中で、人が、ロボットが、新たな命が、
力強く躍動する。人生観が変わるマンガランキング堂々1位の
不朽の名作。全13冊。おすすめ+イチオシのマンガ。感動作。
図書館・図書室でも見かけることがあるので、探してみるのも
いいかもしれません。

2巻 「火の鳥 未来編」
    
西暦3404年。
地球は、科学を極端に推し進めた人間の手によって風前の灯。

地球最後の都市メガロポリス(人類)の命運は、コンピュータに
よって決められてしまう。

滅び行く生命体。唯一生き残ったマサトは、火の鳥から
「地球復活」の大命題を受け、永遠と思われるような歳月を
要し、ついに生物を創造する。しかし……。

永遠の命がもつ逆説的な怖さ、火の鳥(作者)の願い、
文明の発展が生む弊害を描いた傑作。

生きられないという絶望と、死ねないという絶望と
どちらが本当の意味の恐怖でしょうか?

→そういえば「からくりサーカス」でも大きなテーマとして
 取り扱われています。
タグ:手塚治虫
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漫画『火の鳥 黎明編』手塚治虫



その血を飲むと永遠の命を手にすると言われる「火の鳥」を
めぐり、繰り広げられる人間ドラマ。
「火の鳥」はフェニックス、不死鳥とも呼ばれる不思議な生命体。
(作品によっては、3000年生きられるとも……)  

移ろう壮大な時間の中で、人が、ロボットが、新たな命が、
力強く躍動する。人生観が変わるマンガランキング堂々1位の
不朽の名作。全13冊。おすすめ+イチオシのマンガ。感動作。
図書館・図書室でも見かけることがあるので、探してみるのも
いいかもしれません。

 
1巻 「火の鳥 黎明編」

古代。ヤマタイ国のヒミコは、火の鳥と勢力拡大を狙い
クマソに攻め入る。敵同士でありながら、夫婦になった
ヒナクとグズリ。捕虜にされ復讐心に燃えながら、自分に
優しい情を見せる猿田彦に心を開いていくナギ。

永遠の命に固執する女王ヒミコの人間臭さなど見所満載。

ラスト5ページは必見。火の鳥が気に入るかどうかの鍵を
握る作品と言えそうです。
タグ:手塚治虫
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2007年12月20日

必見「ドラえもん 最終回特集」

今回は、ドラえもん最終回を紹介していきます。
ドラえもん最終話 藤子氏でない方
 「ドラえもんの最終話」 
 なぜか、ウィキペディアに詳しく書かれている。

のび太が、動かなくなってしまったドラえもんを、
努力の末、作り出すという感動的な物語。絵の質、
内容とも高レベルであり、素直におもしろいと思う。
許可を得ていなかったため裁判沙汰になり、
発売禁止処分を受けたが、ネットでは未だに流布。

ドラえもん最終話〜1〜 藤子氏の方

「てんとう虫コミックス」 6巻
 
突然、未来の世界に帰ることになったドラえもん。
泣きすがるのび太。ドラえもんに迷惑をかけるなと
のび太をしかるパパとママ。のび太を心配する
ドラえもん。
「ジャイアン、スネ夫にいじわるされてやり返せる?」

深夜眠れないのび太とドラえもんは、散歩に出かける。
涙を見られたくないドラえもん。一旦、のび太から離れる。
 寝ぼけて町を歩いていたジャイアンにそうぐうしたのび太。
早速、いんねんをつけられる。

何度殴られても立ち上がるのび太。
ついにのび太は、自力でジャイアンに勝つ。
 
「みたろ、ドラえもん。かったんだよ。ぼくひとりで。
  もう安心して、帰れるだろ、ドラえもん。」

こうして、ドラえもんは帰っていった。
6巻「さようなら、ドラえもん」より

やめないでの反響が大きく、ドラえもんは
7巻でカムバック。めでたし、めでたし。
 
注:「さよなら絶望先生」の第一話、第二話はこの
「ドラえもん」のパロディーである。
 

〜ドラえもん最終話2〜 

「てんとう虫コミックス」 45巻(最終巻)

最終話「ガラパ星からきた男」50ページ

  
おこづかい目当てで、草むしりをするのび太。
せっせと働くアリを見て感心。
ママに前借りを頼むがもちろん怒られる。
  
一ヶ月先に行けば、お金があるかもしれないと
いう希望的観測からタイムマシンで未来へいく。
  
何故か、部屋に大金があり歓喜にわくのび太。
だが、部屋に緑色のじゅうたんがしきつめられて
いて、「貧しいはずの我が家になぜ?」と疑問を抱く。
  
空中を飛ぶ魚。しずちゃんのカナリヤが犬のように
ワンワンと鳴く。この世界は変だ。

しずちゃんの家に行くと、2足歩行の巨大なアリがいて、
しかも近所には人の姿がない。
  
心配になるのび太。空き地でUFOを見つけ…。

という、ホラーな展開。読みごたえのあるストーリー。
ドラえもん最終回1のように、最終回と思わせない
ストーリーの最終話。もちろん、夢オチではない(笑)
  
都市伝説で、流布しているような暗い話ではなく、
ドキドキしながら読める一冊。

他に、調子が悪くなったドラえもんを直すためにのび太が
ドラえもんの体の中に入り込む「ドラえもんが重病に?」や
  
のび太が子供のまま、親になる「タイムワープリール」など
全15編収録。
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2007年12月19日

漫画『ドクタースランプ』鳥山明

ポッポポー ポルテー ポポポルテー♪

「ポルテ」のテーマ曲を聴いて、アラレちゃんを
思い出した人も多いはずです。(ちょっと古いかな…)

天才?則巻(のりまき)センベエ(=ハカセ)が
生み出した近眼の女の子ロボットアラレちゃん。

アラレちゃんがメガネをかけていることで、
メガネを抵抗なくかけられた元美少女も多いはず。

アラレちゃんは、ものすごーくつおい。センベエの
設計ミスと思われるが、まさに人間離れした強さ。

何といってもわかりやすいのは、地球にパンチをする
ことで地球が割れる「地球割り」でしょう。
スイカを包丁で、真っ二つにするような感じでパカッと
割れます。→爆発はしません、マンガですから。

作者の妹の子供をモデルにした、何でも食べちゃう
愛らしい天使ガッちゃんや、うめぼし食べてスッパマン、
ほぼ1頭身のニコチャン大王……などダメダメな
愛すべきキャラを生んだ名作ギャグマンガ。

基本的に、愛とウンチにあふれた作品(笑)

作者がマンガのネタにしたように、初登場のアラレと
最後の方のアラレ。全然体形違いますね。(笑)

最終回は、ハカセが考案した「最終回用マシン」。
期待通り、ふざけた終わり方をします。

同著「ドラゴンボール」にちょっとだけ登場。
ガッちゃんとアラレは筋斗雲に乗れることが判明。
やはり、よい子だった。

全18巻。完全版あり。




絵付きなので、こちらを載せます。全2巻。
→文庫版:秋田文庫1冊の方がおすすめ。
タグ:手塚治虫
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2007年12月16日

漫画『勇者への道』柴田亜美

柴田亜美が、身を削り描く4コマギャグマンガ。

漫画家の苦悩や、自虐ネタ、
アシスタントとの確執、罵りあい、
編集者との付き合い方などを
ブラックユーモア溢れる内容で
しっかりと描いた迷作&怪作。

(ごく一部の方に)注目のその内容をピックアップ
 
・自分がやっているキャラのホモ同人誌が送られてきた声優の悲劇。

・自分が書いている漫画のホモ同人誌をもらった漫画家の悲劇。 

・仕事をしているものと信じていた担当作家の同人誌を
 イベントで発見した編集の悲劇。
 
・締め切りのため、4日間寝ていない漫画家A.Sの悲劇。

・「年末進行」の恐怖。
  →編集者が、年度末の頃になるといつもより早く原稿を
   要求してくること。「師走」というが、売れっ子の漫画家は
   運送業・一部の小売業・熱心な受験生など同様に超がつく
   ほど忙しいようだ。その女多忙につき。

・A.S先生とアシスタントたちの確執をユニークに描く。
  →「ろくでなしの漫画家」、「サブ作家」と呼ばれる。
  →「極悪非道のアシスタント軍団」と呼び返す。

・10社前後から、合計月約150ページの仕事を受けるという無謀。



柴田亜美名作劇場「兄貴の宇宙」、「兄貴の空」も収録。

名作と言うより迷作。
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漫画『BLACK JACK(ブラックジャック)』手塚治虫

天才的な技術を持ちながら、法外な報酬を要求するモグリの
外科医B.J(ブラックジャック)。その怪異な容貌や、お金に対する
執着心から人々から白い目で見られる。

しかし、医者としてのプライド、命に対する真摯な態度、
ふと見せる優しさや情が彼の本当の姿と言えそうだ。

短編形式で書かれる200を超えるストーリーは、一つ一つが
ものすごい質であり、改めて天才手塚治虫を世の中に印象付けた。

人間の持つ複雑さと、愛情、本音と建前、矛盾、正義と悪。
人知を超えた病気や生命体。それらが紡ぎだす人間ドラマは圧巻。

作品の中には、宇宙人や幽霊が登場するSFチックな物や
新種の奇病と戦う主人公の葛藤を描いた鬼気迫る物、
動物や自然に目を向けたほのぼのとした物などウィットに
富んでいる。

助手として、孤独なブラックジャックを支える自称奥さんのピノコ。(ブラックジャックによって生命を得た女の子)

アトム、リボンの騎士、レオ、どろろ、バンパイヤ、ひげ親父、
ロックといった、手塚作品において主役を張ったメンバーも随所に
登場しストーリーを盛り上げる。

権威や肩書きが大嫌いで、義理堅く、曲がらぬ信念を持つ生き様が
魅力的。読んだ人の心に生き続ける最高のキャラ。感動作。
絶対おすすめのマンガ。小説版・豪華版は、全17冊。


関連本及び補足

「BLACK JACK」 4巻  秋田書店(旧コミックス版)

小説版、豪華版未収録作品が3作あるので載せておきます。
「しずむ女」、「二人のジャン」、「順華飯店」収録。

ブラックジャック17冊読んで、「もっと読みたい」という人向けの
内容です。時代背景や、社会問題をからめたストーリー。

「BLACK JACK ILLUSTRATION MUSEUM」 秋田文庫

ブラックジャックの扉絵242話完全収録という、まさにファン
向けの内容の本。ファンの人以外には、お薦めしません。

・幻のアニメパイロットフィルム「SO9」収録。

・他の手塚作品に登場した、ブラックジャック(脇役) 収録。

・手塚治氏、ブラックジャックを語る(6ページ)収録。
         
     
「BLACK JACK 300STARS’ Encyclopedia」 秋田文庫
     
ブラックジャックに登場した、300を超えるキャラクターを集め、
解説した作品。BJ及び手塚作品が大好きという人にはお薦め。
     
・全作品リスト、BJ手術一覧表など完全データを収録。
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漫画『のび太とドラビアンナイト』藤子・F・不二雄

大長編ドラえもん第11作を御紹介。

のび太は「絵本入りこみぐつ」を使い、「アラビアンナイト」を
始めとした絵本の世界を堪能していた。

しかし、呼ばれもしないのにやってきたスネ夫、ジャイアンの
暴走によって、しずかちゃんが「アラビアンナイト」の世界に
置き去りにされ、人買いにつかまってしまった。

ドラえもんたちは、しずかちゃん救出のために、794年のアラビア
のバグダットに旅立つ。ドジで憎めぬ三流ガイドのミクジンと共に。

ココが見所!
・船乗り「シンドバット」と黄金宮

豆知識的ドラビア。 
 出木杉君の名前は、「太郎」だったり、「英才」だったり。
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2007年12月15日

漫画『20世紀少年 21世紀少年』浦沢直樹


大人になって、楽しかったり、ほろ苦かったりした小学生時代を
思い出す主人公ケンヂたち。しかし、彼らの知らない所で、
ケンヂたちをよく知る「ともだち」が不穏な動きを行っています。

「ともだち」は、あやしい新興宗教のような、不気味な組織を作り、人々をマインドコントロールしていき、その勢力は日本の政治に
影響を与えるレベルにまで達しています。

正義の味方が活躍するには、悪が必要。子供時代に自分が書いた
「予言の書」通りのことが実行されていることに気付いたケンヂは
「ともだち」は、少年時代に自分の近くにいた人物だと気付きます。

学生時代にロックに影響され、その後パッとしない道を歩んでいた
ケンヂは、友達ドンキーの「想い」を胸に立ち上がります。

ケンヂの呼びかけによって、かつてのクラスメイトたちもかけつけ、彼ら・彼女らは、「ともだち」との戦いに乗り出します。

巨大化・増殖していく「ともだち」の存在に対して、ケンヂ、
カンナ(ケンヂの姪)、ユキジ、ヨシツネ、ショウグンといった
魅力的なキャラクターは、奮闘しますが……。

現在と過去をリンクさせながら、長く切ない戦いはついに完結を
迎えます。ケンヂは、カンナは、ユキジは、そしてともだちは……。

20世紀少年 全22巻。
21世紀少年 上・下巻。
      上が23巻、下が24巻。

感想:爆発的なおもしろさである。このワクワク感と、ドキドキ感、
   深い感動は絶対おすすめ。中盤あたりまでは、文句なく名作。
   でもラスト(オチ)は、イマイチ。
   「ともだち」の謎解きに関しては、伏線がしっかり張ってあり
   とりあえず納得できました。
posted by おすすめ漫画、漫画百選、漫画名言 at 16:37| Comment(0) | TrackBack(1) | 浦沢直樹『MONSTER』他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「うたばんとおかげでしたと回文と名言」

「うたばん」を観ていたら絵づらが汚かった

なにしろ、IKKOがミニスカートをはいていた

家族全員、無言でリバースしそうになった。

どれだけIKKOが頑張ったところで、元々きれいでないものを
きれいにするには限界がある。


「耳をすませば」の名言

 人と違う生き方は それなりにしんどいよ。
 いいわけできないからね。


さんまさんの名言

 だって、おっさんだもの。


兄の名言

DEATH NOTEがこの世の中に

 ないことが証明できた。




そういえば、門倉(山内アナ)は回文が好きだ。
キャラ立ちしていない感が否めないTBSの中で、
その暴走っぷりは、他の追随を許さない。
うたばんは深夜番組か!と言うような下ネタを
繰り出し、ゲストを唖然とさせる。

ちなみに僕も回文を考えた。

       1234+8765=9999=5678+4321

すごい。いやすごくない。(by 木梨憲武)

その後、でしたを続けて観たら「とんねるず」が「情熱大陸」風な
コーナーをふざけてやっていて、それがすごくおもしろかった。

名言
 木梨の「き」は、気遣いの「き」

 石橋の「い」は犬の「い」。
 ←わざとらしく、石橋の移動中、捨て犬が登場。
  やさしい石橋は、捨て犬を放っておけず、
  拾って現場に連れて来てしまうのだった。
posted by おすすめ漫画、漫画百選、漫画名言 at 09:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 安寿の加齢なる日常(日記) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

漫画『ねこぢるだんご』ねこぢる

ものすごく殺伐とした漫画。
倫理観だとか、常識だとかを一切排除し、
ただひたすらにドライに弱肉強食の世界を描く。
人間の世界に、ねこを初めとした豚やアザラシ、たぬきといった
動物が擬人化して存在し、会話が当たり前のように成立。

「ねこぢるワールド」の中では、人間すら弱肉強食の鎖から
逃れられない。

しかし、この作品を単に「残酷な物語」と片付けてしまうのは、
もったいない気がする。
「かちく」という作品が、この漫画には収録されているが、
この作品に私たちが見ようとせずに、他人の手を借りて享受
している幸せがありていに飾らずに書かれていると思うからだ。

ブラックユーモアと捉えるか、単に残酷と捉えるかは
読み手次第という作品。私は、おすすめ。
posted by おすすめ漫画、漫画百選、漫画名言 at 09:19| Comment(0) | TrackBack(0) | ☆☆☆☆のおすすめマンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

漫画『のび太とアニマル惑星』藤子・F・不二雄

大長編ドラえもん10作目。

不思議なもやを抜けると、進化した動物たちの楽園だった。

美しい自然とメルヘンがあふれるアニマルプラネットを
心ゆくまで堪能するのび太たちであったが、
月の悪魔こと「ニムゲ」がこれをねたみ、侵略を企てる。

ドラえもんたちは、楽園を守るためにこれを迎え撃つ。

ココに注目!

・幸運ののび太(本作品に限り)と災難続きのジャイアン

・ドラえもんの鈴
  「ネコ集めすず」。しかし、壊れていて効果がなかった。
  大長編では、小型カメラを内蔵した新品の鈴にパワーアップ。
  ドラえもんいわく、
  「ぼくがいくら中古ロボットでも、新品の部品と
   とりかえることもあるの!!」
posted by おすすめ漫画、漫画百選、漫画名言 at 06:38| Comment(0) | TrackBack(0) | ドラえもん・大長編ドラえもん | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年12月14日

漫画『DEATH NOTE デスノート』大場つぐみ 絵小畑健

名前を書くだけで、人のことを殺せる死神の「デスノート」を
手に入れた天才高校生夜神月(やがみライト)。
全国模試1位の頭脳を駆使して、犯罪者を次々と駆逐していく。

遂には、彼の「理想」とする「新世界」の構築に乗り出す。彼の所業は、
人々に恐怖を与えると同時に「神(キラ)の所業」として支持を得る。

警視庁高官である父をもつライトは、父を利用し、欺きながら
「新世界」の建設に余念なし。しかし、彼をも凌駕する「エル」が
現われ、ついにはガチンコ対決の心理戦に突入。なんと言っても、
エルとライトとの卓抜した心理戦がおもしろいおすすめマンガ。

個性的な死神たち
 
 暇つぶしでやってきたり、人間に魅かれたり、ドジであるなど
 個性的な死神が次々と現われ、物語を盛り上げます。
 妙に人間臭い気がするのは気のせい?

・ルールづくりがおもしろい
 
 「デスノート」の、ルール設定が綿密に描かれていて、それが
 ストーリーのおもしろさを引きたてていて、読み応えのある
 作品として仕上がっています。

魅力的なエル

 相当癖の多いエルは、頭脳明晰・スポーツ万能。喧嘩が強い。
 体育座りのような独特のポーズで、キラのあぶり出しに余念なし。 
 常に、甘い物を摂取しているのは、頭脳労働をしている天才
 故の証か?
 
 「さくらんぼを舌で結ぶことができる」という変な特技を持つ。
 
 自分もキラも、「幼稚で負けず嫌い」であると分析している。
 
 表情からは何を考えているのかわかりづらいが、彼の正義感の
 強さは、決して揺るがない。
posted by おすすめ漫画、漫画百選、漫画名言 at 12:22| Comment(0) | TrackBack(0) | ☆☆☆☆のおすすめマンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年12月13日

漫画『最終兵器彼女』高橋しん

北海道を舞台に、クールだが不器用なシュウジと、

どんくさくて、小動物っぽいかわいさを持つチセ。

高校生で、不器用でな若い二人が恋をする物語。

基本的に、まじめでシリアスなストーリー。

世紀末を題材とした世紀末物漫画としては「エヴァ」の次に有名。


世紀末物:「ノストラダムスの大予言」や、宗教の教え等によって、

     「世紀末」に人々が言いしれぬ不安を抱えるようになる。

     「新世紀エヴァンゲリオン」(=エヴァンゲリヲン) 
     
     がブームを起こしたのは、時期を捉えたからでもあり、

     また同時に内容も優れていたからだと思う。
     
     実際に90年代後半は、「ノストラダムス」の大予言に
     
     多かれ少なかれ人々は言いようのない不安を抱えていた。
     
     また、小説・マンガ・メディアもそれを題材とした
     
     作品を次々と発表している。


2〜3割方のおふざけ要素や、ほのぼの要素が入り、

性描写が結構入っていることが特徴。

人間のきれいな部分と、醜い部分がリアルに描かれた傑作である。


最終兵器彼女とは
 
 主人公「チセ」のこと。
 
 作者が「自分の彼女が兵器だったらいやだなぁ」と思いつき、

 物語の主要なコンセプトとして描いた。
 
 チセの能力としては、「最終兵器」の名に恥じない?
 
 破壊的な能力を持ち、戦場では「死神チセ」と呼ばれる。
 
 高度の飛行能力を有し、戦場における敵の数やその距離を把握し、
 
 破壊的な攻撃力を持つ爆弾や兵器などを身体に搭載している。
 
 
 作中チセは、兵器になってしまったことを相当悔やんでいるが、
 
 なぜそんな理不尽な要求を呑んだのかは曖昧としていて不明。
 
 また、チセの身体にかかる負担は相当なものらしく、
 
 あやしい薬を飲んでいたり、情緒不安定になったり、
 
 感情を支配されたり、兵器のようなものが身体からこぼれたり、

 最悪誤作動を起こしかねない、など課題は山積み。

 
 チセはやさしく、いい子なだけにその苦しみもがく姿は涙を誘う。
 
 もちろん「恋人」であるシュウジも苦しむが、

 その苦しみはチセの非ではないと思う。
 
 無力感と焦燥感が漂う中で、シュウジに何ができるのか?

 
 なんで戦争をしているのか?
 
 どこの国とどんな団体と、どんな理由で、戦っているのかは、
 
 はっきり描かれていない。あまりリアルに描くと問題になるし、
 
 それはあまり物語の進行に関係ないので、割愛されている。
 
 
 でも、人は過ちを繰り返すものだし、明確な「理由」なんて
 
 いらない気もする。民間人にとっては、「戦争」は一方的に、
 
 理不尽に叩きつけられるものなのだから。

 作中、誰が悪いわけでもなかった……というセリフが登場するが、
 
 本当にそうなのだろうか?


シュウジ、チセ
 
 彼らに苗字はない。その方が、愛着が湧くと作者が考えたから。
 
 また、彼ら以外にも、魅力的なキャラクターたちが登場する
 
 ことも付け加えておきたい。


物語増版につき……
 
 作者高橋しん氏は、「いいひと」、「最終兵器彼女」と
 
 本来の予定よりも多くマンガを書くタイプのマンガ家である。

 「いいひと」では、連載終了後も書き、「最終兵器彼女」も結局、

 大増量して描かれた。また、サンデーでもマンガを書いたが、

 読者層を意識しすぎたのか、その内容は本来の作者の持つ力を

 存分に発揮できなかった感がいなめない。

 また、最終兵器彼女には番外編があるが、イマイチである。

 全7巻+番外編がある。


posted by おすすめ漫画、漫画百選、漫画名言 at 08:31| Comment(0) | TrackBack(0) | ☆☆☆☆のおすすめマンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年12月12日

漫画『ねこぢるせんべい』ねこぢる


ねこぢる作品とは、ある種天才的な右脳人間である作者が構築した

残酷でバイオレンス、差別と偏見、完全な弱肉強食に満ち満ちた

独特の世界が繰り広げられる。

内容は、ちょっとグロテスクで、シビアな作品が多いことが特徴。

また、精神的にやばい人間も多々登場する。

軽いアングラ(アンダーグラウンド)系漫画。


本著は、にゃー子とにゃっ太の擬人化されたネコの姉弟と、

アル中で暴力的な父(妻には手をあげないが、他者は容赦なく攻撃)、

基本的に唯一まともで常識的な、母ネコを主軸にした物語。


人間、擬人化された鶏、ブタ、犬、猿などが登場し、

独特な世界の中で、物語はスピーディーに展開する短編形式。

本作は、ねこぢる作品が気に入るかどうかを握る一冊と言えそう。

一部に、熱狂的な信者を持つおすすめまんが。
posted by おすすめ漫画、漫画百選、漫画名言 at 17:14| Comment(0) | TrackBack(0) | ☆☆☆☆のおすすめマンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

漫画『名門!第三野球部』むつ利之

あすなろ あすなろ あすなろう 大きなヒノキにあすなろう!

チビで泣き虫な、典型的ないじめられっ子檜あすなろが主人公。

桜高校は、野球の名門校であり、3軍まである。
あすなろたち3軍の面々は、
草むしりや球拾いをさせる為の野球部の「お荷物」である。
ある日、「練習の邪魔になる」と監督から一方的に退部を
命じられる。三軍メンバーを「クズ」と言い切る、
非道な監督や一軍のバッテリーの言葉に対し、あすなろたちは
「一軍との試合」を要求。勝ったら、三軍が一軍という「約束」を
得るが、億に一つも勝ち目はないと思われた。なぜなら、彼らは、
7人しかいなかったからだ

あすなろを慕う夕子が加わり、監督を殴り三軍にとりあえず
籍だけを置いていたキャッチャー海堂を必死で説得。
野球に対して、未練を残していた海堂は心を動かされて、
あすなろたちと練習を始める。河原でのノックは凄絶を極め、
メンバーはぼろぼろになり、小西は弱音を吐く。
チーム分裂の危機を、あすなろが「とりあえず、やり遂げよう」
と励まし、彼らは日に日にたくましく成長する。
また、あすなろのピッチャーとしての「素質」を見抜いた海堂は、
あすなろにコースをつく「投げ込み」を徹底的に教える。基本に
忠実なあすなろは、めきめきと力をつけ、制球力に磨きをかける。

そして、彼らは一軍と戦い、意地を見せるのであった。

作品は、「根性」系スポーツマンガの典型的な作品であり、
「六等星」だった彼らが、いつしか人々の賞賛を集めるスター並の
輝きを見せるようになる感動的な野球マンガである。ひたむきで、
ユーモアに溢れ、チームワークのよい三軍メンバーが試合や練習を
通して成長。悪役であった登場人物・対戦相手、周囲の心を
よい意味で変えていく「勧善懲悪」的なストーリーは心地よく、清々しい。
後ろ向きだった三軍メンバーは、成長するにしたがって、
「明日のこと」を前向きに考えるようになった。
まさに、「あすなろ」の精神にあふれた内容である。

高校生編とプロ野球編があり、プロ野球編は映画「メジャーリーグ」
のパロディーだが、作品に流れる基本的なスタンス・よさは変わらず
にストーリーは展開される。
あすなろ、そしてライバル桑本らに触発された万年最下位のチームが
新たな「奇跡」を生み出す。

ツッコミどころ
 ・桜高校の二軍は何をしていたのか

登場人物
 檜あすなろ(ピッチャー、右投げ右打ち)
 その才能は無限大。小柄な身体ながら、常人離れした手の大きさと
 握力を有し、大きな投球フォーム、現在の「ジャイロボール」的な
 ストレートを投げる。(原作では「螺旋ボール」と名づけられる)
 また、ランニングなどによって鍛えられた強靭な下半身によって、
 制球力が安定していて、海堂の勧めで「一本足」打法を身につける。
 まじめで、ひたむき、努力家の仲間想い。母子家庭で、苦労して
 育つが、山で死亡した父の強いハートを受け継いだのはあすなろに
 とって、大きな財産と言えるだろう。海堂に対して、絶対的な
 信頼を寄せるが、後にスランプに陥った海堂に対して、的確な
 アドバイス・奮起をうながす。夕子に思いを寄せるが、作品中
 べたべたした描写は特にない。
 「本気で向かってくる相手には、全力でぶつかるのが礼儀」という
 心情を胸に試合に臨む野球大好き小僧である。いじめられっ子を 
 卒業し、そのひたむきな姿はいじめていた人物の心を動かす。

海堂(キャッチャー、右投げ右打ち)
 「桜校の落合」という異名を持つ、天才バッター。実際に、ブランク
 を感じさせない迫力のあるバッターで、ライトへの流し打ちが得意
 である。まじめで、一本木な性格で、裏表のない男らしい性格。
 チーム内の信頼が厚く、あすなろを始め、三軍メンバーの甲子園
 経験のある彼は、大きな心の支えとなり、常に彼らを鼓舞する。
 三軍メンバーを徹底的に鍛え上げ、後の伝説を作り上げた張本人。
 バッテリーを組んでいたピッチャーに、無理な続投をさせた監督
 を殴り三軍に席をおいていたが、一度は諦めた野球の道を選ぶ
 きっかけを作ったあすなろに感謝の念を抱く。
 後に、大学野球、プロ野球に入団する。

200712082212000.jpg


斉藤(一塁手)
 長身の間抜け面だが、本気で怒った時の怖さは折り紙つき。
 顔つきはガラリと変わり、実際にバットの振りは鋭くなる。
 「最強の9番打者」の異名をとり、名言・迷言を吐く名物キャラ。
 お坊さんの家の子であり、よい住職になりそうな好人物。
 「グラウンドの借りは、グラウンドで返す」が心情。

 小西(ライト)
 人から「デブ」と言われるのが大嫌いな鈍足のライト。
 その能力は未知数で、基本や定型がないが、強肩・バカ力で
 あり、「悪球打ちの小西」の異名を持つ。ハートは弱く、また
 キレやすい単純な性格であるが味のあるキャラである。
 白石兄弟とよく喧嘩をするが、「モテる男が嫌い」という点に
 関しては、彼らと意見が一致しタッグを組む。
 「明日のことを前向きに考えるようになった」、
 「自分の所にボールが飛んでこなければいいとか思ってた。
 ごめん」など、自分の感情を素直に吐露する場面が印象的。
 意外性のある男である。

 白石兄弟(ショート、セカンド)
 双子。俊足の持ち主であり、二人で二遊間を守る。バントの
 名手として成長した二人は、桜校のリードオフマンとなり、
 足で相手をかき回す。小西としょっちゅう喧嘩をしている。

 高橋(センター)
 「ガッツマン高橋」の異名を持つ彼は、彼は常にガッツ溢れる
 プレーで桜校のベンチに勇気を与える。デッドボールを受けても、
 「塁に出られる」と喜び、フェンスに激突し歯が抜けても
 「キャッチできた」と喜ぶ姿が印象的。ある試合では、高橋に
 狙い撃ちがされる。超がつく努力家。

 石井(三塁手)
 名手であり、守備の要。めだたない彼だが、「一軍と試合をさせて
 下さい」と掛け合ったのは、彼である。鉄壁を誇る守備に反比例
 して、バッティングは苦手だが、後に打撃開眼をするストーリー
 がある。濃いキャラ達の中で、イマイチキャラ立ちしていない。

 夕子
 あすなろに想いを寄せる同級生。パッとしないあすなろを昔から
 支えてきた、優等生美女であり、男を見る目があるなぁと思う。
 元ソフトボール部のバレー部であり、7人しかいない三軍と一緒に
 野球をやると自分から言ってくれた好人物。河原での特訓や、
 試合中には強いハートを見せ、弱気になった三軍メンバーを
 勇気付ける。姉さん女房的な雰囲気を漂わせる。

 達郎(レフト)
 金持ちの道楽息子であり、テニスの腕前は一級品。
 当初は嫌な奴であったが、ひたむきにプレーする三軍メンバーを
 見て、心変わりする。冷静な判断を下すのに長けている。
 夕子のいとこであり、小西のクラスメイト。
 典型的なモテる男であり、ガールフレンドがいっぱいいて、
 彼の周りはいつも華やかである。テニスで鍛えたミート力は
 伊達じゃなく、打球を自分の狙った場所に打ち返す。
 スイッチヒッター。

 桑本(ピッチャー、左投げ右打ち)
 桜高校と千葉県代表をかけて戦う、「銚子工」校の1年生エース。
 あすなろのライバル。試合中に夕子をいきなり口説きだすなど
 わかりやすい女好きで、超がつく自信家。
 身体以上に態度がでかく、先輩のミスに文句をつける、
 試合を途中でやめると言い出すなど傍若無人な態度をとる。
 1年生ながら190cmを超える長身・長い手足を持つ彼は、
 はじめは強力なカーブを持つ変化球ピッチャーだったが、
 あすなろとの対決によって、感じるものがあったらしく、
 努力を重ね、豪腕投手として第三野球部の前に立ちはだかる。
 また、長打力を持つ強打者である。
 プロ野球編でも登場。あすなろを超える逸材。
 最終的には、100マイルピッチャーになる。


ワイド版全16巻。
posted by おすすめ漫画、漫画百選、漫画名言 at 09:08| Comment(0) | TrackBack(0) | ☆☆☆☆のおすすめマンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする



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【安寿(あんじゅ)】管理人
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